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未来の新たな輝きを見て ~Tokyo 7th シスターズ 2053 1st Live Startrailの感想~

 ナナシスの2034では青空をテーマとしていた。新しく発表されたEPISODE 2053では、夜の星空をテーマとして持った。そのナナシス EPISODE 2053のアルバム「Startrail」。

Star+Trail 星の軌跡
Start+rail 始まりのレール

 公式出典の由来を見つけられなかったのだけど、恐らくこういった想いを込めて名付けられたのだと考えている。そして、その名を冠したEPISODE 2053の初ライブ、Tokyo 7th シスターズ 2053 1st Live Startrailに参加してきました。以下ユニット毎に感想をば。

■Stella MiNE

 まず最初に出てきたStella MiNE、EPISODE 2053内で頂点へ駆けあがり、その後に解散したユニット。まぁ~~~~~~~~~~~曲が強すぎるわ。

 Protostarの初手1-2-3 Let's Go、音源では歌っていない部分もキャストがめちゃくちゃ声出してて今回はヤバいライブになりそうだ、と感じ、余韻も冷めないままYou & I =
 2番サビ前、天希さんの「そこに行くから」の難しい音程部分のファン。6+7+8ではちょっと声の伸びが足りずに後半切れてたけど、今回はしっかり伸びてて伸びたねぇ~。

 Be Your Light、両国でサプライズ歌唱された時は驚きが先行してあまり覚えていないのだけど、3回目の出演ともなると板についてきた感じある。歌詞にユニット名が入っている曲は総じて良い曲と言われているらしい。
 Endless Moment、間奏の音が気持ち良すぎる。「ガラスの靴 履きつぶしたって」「奇跡なんか待てないよ 運命を掴み取るから」「負けるもんか 上向いて泣いた」等々、この曲は好きな歌詞が多くて~。今はまだ人気絶頂期に解散したカリスマのあるユニットって所しかEPISODEで見せてないが、これ絶対努力の塊とか才能だけじゃない部分でやってきてんじゃん。2034時空のEPISODE 0.7に相当するであろうStella MiNEの過去編の公開が決定してるし既に楽しみすぎる。

 We Are Stars、歌唱中にこれ現地で見てしんどくなってたら本人が言ってて、いやこれは卑怯だろうがよ。「あの日生まれた夢」=「777を見て生まれた、アイドルという夢」で、それに向けてStella MiNEの2人で駆け上がっていったことを表した歌だと思っていた。
 だけど実は、夢ってのはStella MiNEが絶頂期に新しく生まれた夢で、今はそれを叶えるために別々の道を進み始めているのかなって。だから今、交わらないような振り付けをしたのかなとか考えていましたが全てオタクの妄想なので。この曲の解釈は今後のアイとユウのストーリー展開で大きく変わってきそうな気がしてる。

 それにしても天野さんの歌が上手い。元から別コンテンツとかイベントで聞いて知ってはいたけど、普段の話し方からは想像できない太い声が激しい曲の中でも突き抜けてくる感じめちゃくちゃ良いね。
 そして天希さんのパフォーマンスがま~~~~~~~~~~~~~じで良くなった。前回見ていた時は頑張れ~って気持ちになったけど今回はそんなこと微塵も感じさせず激しい5曲を安定して歌いきるの本当に凄いよ。加えてアイみたく、楽しそうなのもまた良い。Stella MiNEだけで1つのライブに参加したような時間でした。

■RiPoP

 可愛いという概念を召喚したかのようなユニットのRiPoPゴチャメチャ×ワンダーランドの「絶対嫌だ!」で歌ってない側の小茅さんの表情が可愛かったね~。配信では映ってなかったので幻覚かもしれない。歌ってる人を映すのもいいのだけど、歌ってない側の振り付けが可愛いことが多いのでカメラマンやスイッチャーはその辺意識してほしいね。

 ライフ・イズ・サーカス、女々しくての振り付け最近流行ってるんですかね、どっか別の所でもあった気がする。シャボン玉飛ばしたり照明が可愛らしかったりと、この曲に限らずステージ演出に凝っていて演者と曲以外でも見るところがいっぱいで楽しかった~。ナナシスラジオをそこまでしっかり追いかけていないため七海さんの地声をMCで初めて聞いてびっくり。可愛いね。

■Asterline

 新生ナナスタW所属ユニット、Asterline。これまでのナナシスらしさを2053の中で最も受け継いでいるように個人的に感じていて、2053の中では1番好きなユニットなんだけど、贔屓目を差し引いても最高のパフォーマンスだったと思う。

 Overtureが流れ始めると、ステージ脇の観客に最も近い位置に天希かのんさんと山田麻莉奈さんが現れて、そこに演者来るの!????と驚き、

これじゃん(EPISODE 2053 SEASON1を読んでください)

 ステージに3人が集まってOvertureが終わり、Starlight☆Asterism!!!が始まる展開、こんなの観客みんな持っていかれるでしょ。この曲自体は2回目の披露ってことである程度落ち着いて見れたけど本当によく動く。ストーリー内で誰がユニットのセンターって明言してないだけあって、3人の立ち位置がぐるぐる入れ替わるのは見ていて面白いね。山田さんが事あるごとにウインクしていてそんなんお前惚れてしまうぞ。元アイドルってすごいなってなりました。
 2曲目、SERENDIPITY、「君の人生の主役は君だ」、頑張ろうってなる。サビの手をぐっぐって上げていく振り付けが好きです。このあたりで思ったけど、星ノ谷さんのステップが軽やかすぎるのか、他の人と段違いにスカートがふわっふわしててね~~~~可愛いね~~~~~~~~~~~~~。MCのごっさんでーすのくだりでいじける星ノ谷さん、萌えすぎる。

 Reach for the Meteorが2053の曲の中で1番好きで~。そのくせ読み方間違えてメテオって読んでたら本当はミーティアって読むらしい。しっかり振りがあるのにどうしてあんなに可愛く踊れるんだろう。Aメロで歌っている人を見ている構図、このユニットの関係性を表しているよう。サビのステップでスカートがふわっふわしている星ノ谷さんから目が離せませんでした。山田麻莉奈さんの踊りがずば抜けてキレキレで流石だぁってなっていた。
 ここから勝手なオタク解釈、1番は一ノ瀬マイが奈々星アイに出会いナナスタWのアイドルになる過程、2番は朝凪シオネが奈々星アイに出会いナナスタWのアイドルになる過程なのかなって。2人がそれぞれの中に抱えていた夜を越えて、出逢った彼女たちの歌。歌詞だけでも感情に突き刺さるのに、サウンドがあまりにも綺麗で、聴いていて心地が良く浸れる。このあたりからAsterlineに対しての感情がバグり始めた。以降棒立ちオタクの完成です。

 それとは別に、「飛ぶよー!」は本当に嬉しかったな。参考にしたのかどうか、真偽は定かでないけど、ナナシスの中で私が1番好きなキャラクターのセリフを受け継いでくれていて。そう勝手に思っておきます。

 Magic hour、この曲で歌われているような女の子の青春を歌ったような曲に弱くなってきている。その年代の今の時間が一瞬であることを知っていて、時が止まってと願うわけでなく想い出として大切にしたいよね。あまりにも尊い。FeelingFeelingで繋がっていく振り付けが天才。
 Asterlineの最後の曲はTime Machine。歌詞が卑怯すぎて泣いてました。EPISODEでマイとシオネがナナスタWに加入するまでの経緯、葛藤を描いておいて、「あの日の自分に伝えたい 大丈夫だよ ちゃんと繋がるから」って歌唱されるのは駄目でしょうよ。現時点で公開されているEPISODEの最後ではRiPOPとやりあって、もやっとしたところで終わっているからAsterline報われてくれ、頼む。

 天希さんがStella MiNEで5曲やって、Asterlineでも5曲フルでやってくれたことが本当にありがたい。天野さん共々、役が決定するタイミングでこういうことになるとは知っていただろうけれども、それでもやり切れたことはすごいと思う。どれだけハードだったことか。感謝しかない。

 それはそれとして、星ノ谷しずくさんの呟きが良すぎるので皆さんフォローしましょう。普段はお目目ぱっちりなのに笑うと細くなるの好きすぎる。

■Roots.

 キレッキレのユニット、Roots. かっこいい曲が揃っていてダンスもバチバチなだけに、現地ではマイクの調子が芳しくなかったのが勿体なかった。だけども、演者もそれが分かった上で必死に声を届けようとしていた表情が見られたのはとても良かったし、アーカイブでは修正してくれたのかその声をちゃんと乗せてくれていて対応してくれた関係者に感謝です。

 1曲目、Find Meは低音が効いていてずんずん来る感じが気持ちいい。そこに乗ってくる天野さんの太い声がまた良いね。正直に言うと、Roots.のEPISODEはユニット結成してそのユニットで何をするってとこまで話が進んでいないから自分の中で曲の解釈が微妙にできてない。この曲がどういった立ち位置になるのかこれから楽しみ。
 WONDEЯ GIRL
、無限に飛べるね~~!!!!強者側の曲って感じが濃く表れてる。橘さんの上から目線みたいな自身に満ち溢れてる表情好きすぎ。長谷川さんの歌っている所は電音部でしか見たこと無かったからこんな歌い方できるんだ、ってなった曲です。

 MCを挟んでのHidden Stages、Roots.のメンバーそれぞれが己の道を突き進むって性格なんだけど、その性格を表しているかのような強い曲。強すぎんね。Asterlineがアイドル風のダンスならこっちはダンサー風のダンスで、それを踊りながら歌えるのはすげぇや、ってなった。「あの頃の自分には戻れないから 振りむいたりしない 信じ抜いて歩んだ道」という歌詞、Asterlineは過去があるから今があるって感じだけど、Roots.は過去は振り返らず進み続けるって対比のニュアンスを出しているのかな。EPISODE上ではその2ユニットが交差してないのでこれからどう交わっていくのだろうか。
 Roots.ラストにしてデビュー曲のNew Age。この曲を引っ提げてデビューするのは反則だろ~~~~って当時思った記憶がある。強者、じゃん。早くRoots.のEPISODE拡充させてほしい。背景や展開を知れば知るほど曲でしんどくなれるので。

 アンコールのAlong the way、繋がったね。

終わり

 EPISODE 2053の1stライブ、想像通りのセトリから想像以上のパフォーマンスで、現地参加して本当に良かったと思う。あの過密セトリをやり遂げた天希かのんさん、天野聡美さんに最大限の感謝を。そして叶うならこれからも2053を支えていってほしい。
 Stella MiNEの過去EPISODE公開や新アルバム作成、2ndライブも決まっていてこれからの展開も楽しみ。サブスクで曲が公開されているので、もしまだ聞いたことが無い人がいたら是非聞いてみてください。


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