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結婚式の二次会の「ビンゴゲーム」はイケてるのか?イベント企画に大切な脈絡の話 #20Tips

超余計なお世話であることを承知で書きます。

今回のnoteは、結婚式の二次会で「ビンゴゲーム」を行うことはイケてるのか?イベント企画に大切な脈絡の話です。

二次会に複数回参加したことがある人ならば経験したことがあると思いますが「ビンゴゲーム」を行う二次会はかなり多く、この体験はかなり多くの方々が経験したことがあるのではないか、ということに基づいてます。

※過去の二次会でビンゴゲームやっちゃったという人はほんとすみません。参加者として私は正直イケてないと思っていたのです。。汗

今日は、その点から見える話、つまりコンセプトプランニングについての記事を書きます。

なお、この記事は「人が集まる、イベントの作り方」マガジンの記事として書いてます。https://note.mu/2tomman/m/m8fbaff1fde28

それでは目次です。

私は「ビンゴゲーム」イケてないと思う人です

結婚式の二次会で行われる「ビンゴゲーム」はイケてないと思う人です。

その理由としては3つあります。
・多くの場合で定番かつ時間つぶしでやっている(大部分の時間を奪う)
・お祝いの席との脈絡がまるでない
・そもそもの新郎新婦と関係がないケースが多い

そう。定番でやっているだけで、参加者としてそれが面白いのかをちゃんと検証せず、なんとなく間を持たせる目的でやっている。

ゲームの最中、MCがずっと進行しているので、会話もほとんどできず、番号が呼ばれるのを待っている間、集中を聞き耳を立てなくてはならず、、何もできなくて、つまらないのです。当たった人はいぇい!ってなりますけれど、それで全部◯に収められて(それでよかった!になって)しまうような感覚になります。

さらに、「ビンゴゲーム」は、お祝いの席との脈絡がない。なぜ二次会と新郎新婦とビンゴゲームが紐づくのかが存在しない。

そして、ビンゴゲーム自体が、新郎新婦と関係がないケースが多い。つまりは、何かくじ引きなどがきっかけで新郎新婦が出会ったからビンゴゲームなどの関係があるならば良いですか、単純に暇つぶしとか間を持たせる目的で行っているだけ、というケースが非常に多いのが実情ではないでしょうか。

だからイケてないと思うのです。
(ちょっと言い過ぎましたか。。)

そもそも二次会は参加者に何を求められているのか?

「ビンゴゲーム」って、かなり時間を食うんですよ。2時間ないし2時間半程度の二次会の中で、なんと30分以上は間違いなく使います。(場合によっては1時間近くも...)

そもそも参加者は、二次会には何を求めてきているのか?

それは、まずは新郎新婦への祝福が前提で、新郎新婦とのコミュニケーションをしたいと感じている人が多いでしょう。

また、二次会というのは、それぞれ新郎の会社仲間や同期、学生時代の友人、地元の友人が久々に集まる場所であるため、プチ同窓会でもありますよね

久しぶりに集まって、最近の他愛もない話から近況報告までさまざま話したいことがあるワケです。つまりプチ同窓会のように久々に集まった仲間とも話したいワケですよ。

人によっては、そこで新たな出会いを見つけたいなという男女もいるはずです

なのに、、ビンゴゲームが入るとですね、、いわゆる二次会の流れを具体的に振り返りましょう。

最初のMCの話とオープニング、新郎新婦が入場して、乾杯、ご飯スタート。ここですでに30分くらい経過しちゃいますね。美味しいご飯を食べながら新郎新婦とコミュニケーションして、プチ同窓会っぽく仲間と話を始めようとしたら(人によっては新たな出会いがないかなと声をかけてみようかなと思ったら)いい感じのところで余興が入って、そして急に「ビンゴゲーム」がスタートしてほとんどの時間を使って、気がついたら二次会の最後の挨拶して終わってしまいます。

おっと!プチ同窓会っぽく仲間と話がちょっとしかできないんですよ。新たな出会いとか全然見つける時間なく終わっちゃうのですよ。ほとんどの二次会で。そう思った人多くないですか?

繰り返しますけれど、そもそも参加者は、二次会に何を求めてきているのか?という話です。笑

一番は、コミュニケーションである場合がほとんどですよね。

それは、新郎新婦や、プチ同窓会的に久々な仲間との話をする時間や、人によっては出会いの時間。そのためにも参加者は普段よりもちょっとおしゃれして綺麗にしたりして雰囲気もつくって楽しむワケじゃないですか。

これらの気持ちをですね、あの「ビンゴゲーム」が破壊していくのです。笑(おっと、取り乱しました)

どんなゲームならばイケてるコンテンツになる?

最後に、二次会の間を持たせるために、どんなゲームならばイケてるコンテンツになる?という視点について書きます。

これは一言でいうと、そんなに簡単ではないです。

でも繰り返しますが、参加者のほとんどがコミュニケーションを求めていますから、思ったほど長い時間のコンテンツ(ゲーム)がなくても二次会の間は持ちます。意外と。

なので、これから幹事になる方は、何もない時間、ご飯をゆっくり食べる時間、コミュニケーションする時間をちゃんと予定に入れて欲しいなと思います。

ゲームをするにしても、30分未満で終わるものが望ましいと考えています。

つまりほとんど時間を使わずに当たるくじ引きは良いかもしれません。

私が、これまでに特にイケてると感じたコンテンツはなんなのか。これまでにいいなぁと思ったコンテンツは、新郎新婦にも、参加者の求めていること(コミュニケーション)にも紐づくようなゲームならイケていると感じます。それならそのゲームに時間を使いつつも楽しめます。

中でも、それぞれの仲間同士がグループになって、仲間との久々のコミュニケーションが促進されるようなゲーム(思い出を当てるクイズなど)を一緒にやるのは良いなと思いました。新郎新婦にも脈絡がありますし、仲間とのコミュニケーションも阻害されにくいゲームです。

大事なポイントは時間を奪いすぎず、仲間とのコミュニケーションの欲求を奪いすぎない、できるだけ新郎新婦と脈絡のあることが良いと考えています

こうした二次会では、新郎新婦に何か脈絡のあること、かつ参加者が求めていることを一気に解決できるようなことからゲームなどのコンセプトプランニングができると良い企画だなと私は思います。

これも繰り返しますが、過去の二次会でビンゴゲームやっちゃったという人はほんとすみません。せっかく幹事をやったのに、イケてないとか言われたらショックですものね。私もたくさん二次会の幹事をしてきた経験がありますので、準備が大変なのは分かります。でも今回は、思っていたこのビンゴゲームについて吐き出させていただきました。汗

ということで、今回は、「人が集まる、イベントの作り方」マガジンの記事として書きました。https://note.mu/2tomman/m/m8fbaff1fde28


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