今回、企画主催しているイベントで【子供の「外遊び」と「スポーツ」の取り組み】に関する保護者を対象としたアンケート調査を実施しました。

（Photo by Motoyoshi Yamanaka at アクティブキッズフェスタ）

今回の調査結果はこちらへ

こちらのnoteの記事では、今回の調査の裏話、つまりどうしてこの調査をしようと思ったのかについて記事にしてみようと思いました。

それでは、今回のもくじです。
・子供を遊ばせる場所が減ってそうだと感じている
・私の少年時代と今の違い
・普段から子供がはしゃげてないのでは？と思ってイベント企画
・外遊びできていないのは都市部だけ？

・遊ばせる場所が減っていると感じている

今回の調査は、自分の子供の頃と比べ、子供の「外遊び」減っているのではないか？（私には子供がおりませんが）周りの友人からも、遊ばせる場所が減っている。公園に行っても「注意書き」ばかりでボール遊びすら出来ない、と嘆いている声をよく聞きます。

・私の少年時代と今の違い

私の実家は埼玉の北の方にあるのですが、確かに実家に帰った時に、外遊びする子供の声をあまり聞きません。自分の子供の頃は家の目の前の道端で遊んでいたけれど、今は区画整理によって車がビュンビュン走るので、遊びにくいし、近所で木登りしていた空き地は駐車場に変わってしまいました。近くにある公園にはデカデカと注意書きがあります。こりゃ遊べねぇ。

ちなみにこれが私の少年時代の写真。地面は土です。（実家前で撮影）

こちらが今の実家の目の前の風景。道がだいぶ舗装されてます。

そして、こちらが近くにある公園です。

ボール遊び禁止！とデカデカと書かれてて、遊びにくい。。

こりゃ遊びにくいですよね。。

車がスピードを出して走ってくるので、道端で親も遊ばせにくいだろうし、近所の公園に行っても禁止事項があって遊ばせにくい。ということは、他の保護者も同じようなことを考えているのではないか。

こんな課題感がありました。

上記の課題は実際にどうなのか、今回は主催するイベント「アクティブキッズフェスタ」を通して調査をしたという背景があります。

・普段から子供がはしゃげてないのでは？と思ってイベント企画

実は私は、このイベント「アクティブキッズフェスタ」の企画者であるのですけど、まさに、子供たちが普段から外で思いっきりはしゃげていないのではないか？という課題感があったから創ったイベントでもあります。

スポーツ・アウトドアをメインとした子供向けイベントで、2014年11月から年2回ペースで開催し、今回10月27日、28日が第9回目の開催となります。

回数を重ねるごとに来場者が増加しており、今は1万人を超える来場者たちで盛り上がってます。

今回、イベントの細部についてのお話は控えますが、毎回これだけの方に集まっていただいている理由は、やはり、子供たちが普段から外で思いっきりはしゃげていないのではないか？仮説が正しいのではないか。

これらを踏まえた上での今回の調査でしたが、思っていた以上の調査結果でした。全体では86.3% 一都三県（東京・埼玉・千葉・神奈川）では87.6%、東京都に限定すると90.7%の保護者が減少したと感じています。

・外遊びできていないのは都市部だけ？

今回の調査のリリースには加えませんでしたが、都市部に住む方だけがこう思っているのか？今回の回答データを振り返ります。

今回、38都道府県の方にご回答いただき、一都都三県（東京・埼玉・千葉・神奈川）と大阪を抜いた場合、回答サンプルが134件あり、そのうち減ったと回答した方が114件ありました。その確率は85%で、全体平均の86.3%とほとんど変わらない数字になりました。

地方での回答サンプルが少ないためにリリースに上記を加えなかったのですが、統計学の視点で考えれば、38都道府県の中の389件という全体の回答サンプルから出てきた約85%という数字は、ある程度は信頼性の高い数字ではないかと考えております。（ちなみにモバイルからの回答が90.35%でほとんどが携帯やスマホ経由です）

全国的に約85%程度の保護者は「外遊び」が減っていると感じている。

これ、思っていたよりも深刻だと思います。ある意味では社会課題ではないかと感じます。

今後も主催するイベントの魅力度UPに加え、親御さんたちのこうした課題感を、どうしたら払拭しているのか、これらも踏まえた上でのアクションを取っていきたいと考えさせられる調査結果となりました。

子供の「外遊び」が減少したと感じる保護者は86.3%【子供の「外遊び」と「スポーツ」の取り組み】に関する、保護者を対象としたアンケートの調査結果
https://www.info-activekidsfesta.tokyo/posts/5046925