見出し画像

46.私の嫌いなおじさん

おじさんが嫌いだ。

昔から現在にかけて、なぜか意地悪なおじさんによく遭遇する。

この間も、女子トイレの中で
おじさんに遭遇した。

おじさんは目を丸くして
あれ?間違えた??
と、男性の小便器の影すらない
個室だらけのピンクのトイレの中で
とぼけつつ、笑みを浮かべながら去っていった。


その前は、ターミナル駅で
おじさんが突進してきて、ぶつかられ
高めのハイヒールを履いていた私はそのままこけてしまった。
そして、
おじさんは、まっすぐ歩けよ!
と、なぜか怒りながら去っていった。


そして、その前は、トイレから出たところで
おじさんに唾を吐きかけられた。


昔からこんな感じだ。
おそらく私が大人しそうに見えるからなのか、
よく標的にされる。

嫌いだ。


最悪に嫌いだ。

なぜ、あんなにも
自己肯定感が高く、
女性を卑下し、
常識から逸脱した行動ができるのか…


確かに私が気の強い女性ならば
相手の腕を掴み、警察に連行するかもしれない。

しかし、
私は見た目通り、気が弱く
こんなところで吐き出すことが精一杯の相手への反抗である。


こんな経験があるからなのか、
お金のためだけにドカタはできない。


嫌なおじさんとは無理なんだ。


意地汚いおじさんからもらう3万円も
優しいおじさんからもらう3万円も
価値は同じだと思うだろうが、
私は後者だけでいい。

いい歳して、選り好みするなんて
バカみたいだが、
バカはバカなりに選ぶのだ。


こんなことしてるおじさんに
本当の優しさなんて求めちゃいないよ。

私の前だけでも優しいおじさんは
私の中で正義なんだ。


それでいい。


それでもいい。


より安心安全に異性同士が出会えるプラットフォーム作りのために使用します!