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株で不労所得目指す人のnote

「”株の初心者”でも「不労所得」で、セミリタイアはできるのか?」というYoutubeの動画をアップしました。パワポを使ったセミナー動画で、なんと2時間あります。

おかげさまで弱小&無名の個人投資家チャンネルの動画ですが500名近い方に見ていただき、FBのグループのメンバーさんからも好評をいただいております。私個人のブログでも、詳細解説として動画にあわせ5パートのそれぞれにブログを書いて投稿も行いました。

動画の趣旨としては、
・年収300万程度の個人投資家は資金部分の課題も多い
・”勝てる銘柄を探す技術”に入れ込むのは愚策
・自分自身でコントロールできることに力を入れるのが大事
・銘柄選びよりアセットアロケーションが大事
・そのために、個別の銘柄を、きちんと評価して、分類訳できないといけない
という、投資の大原則のようなものを「株 不労所得」と検索してる人たちに見てもらえたらと作りました。

このnoteを作った理由は、動画やブログでは基本的な部分(当たり前の話)を中心に大まかにしか不労所得を得るための仕組みづくりを語っていないからです。
なので、実用編として、実際にやろうとなった際に必要になってくる細かい部分の解説や、解釈を間違えると致命的な部分に関して、私個人が個人投資家として実践してきた現時点でのノウハウを金取って売ってもいいかなと思いました。


世の中のイノベーターよろしく、実際には「普通ならダメだけど、こうしたらできる」というのが存在していて、私自身も一人の個人投資家としてプレイヤーとして無理難題に挑んでおります。少しでも自分が取り組んできた株式投資の研究が役立てればと思いnoteを作ろうと思いました。


簡単に自己紹介をすると、
「戦う個人投資家」という名義でTwitterだったり、ブログだったりをしている個人投資家です。
フェイスブックで「株で300万以下の戦う個人投資家」というコミュニティの管理人もしています。
こつこつ地味なやり方で株で資産を作って、親の介護と無茶なやり方でその財産を溶かし、いまでは年収300万くらいで地道にやってる人です。

地味にやってた時代の個人投資家としての評価からか、株でやらかした後もグループでは管理人として見てもらえています。

詳しい溶かした状況や、何が問題と考えてたか、どんな経歴のやつか等は、雑誌や書籍で確認できます。

このnoteでは、年収300万くらいの個人投資家に向けてというのは変わらずに、より実際にやることを想定して個人的に実践している感覚や考えていることを織り交ぜてあらためて「不労所得を株で作る」ということを書いています。

基本的なベースとなる考え方はYoutubeの動画やブログで解説している通りなので、別にこのnoteはいらないかもしれません。ただ、見てできるような簡単なことなら今頃みんな大金持ちですし、だからこのnoteでは金取ってるんですけどね。
まずは動画とかを確認したうえでnoteの購入を決めていただければと思います。

非正規雇用とか、それとなく漠然とした将来的な不安を抱えている人とかが、小さい資金しか用意できないけどやはり株などをやっていきたいと考えた時の役に立てたら幸いです。

じぶん年金はやっぱり必要

出典:平成29年版高齢社会白書

上の図は内閣府の出している「高齢社会白書」からのグラフです。実績値と推計値に分かれており、あと30年後くらいには今より少ない若い人が今よりたくさんの高齢者を支えていかなければならないことが分かります。

社会保障を今のように続けるというのは普通に考えれば無理がある話で、社会保障がないと死ぬ人から優先的に縮小してくと考えています。
そうなると、健康な人がもらう年金なんかは貰えなくなる一つじゃないかな?という考えから動画では個人的な意見として「年金は貰えなくなる」と言いました。他にもこんな意見もあります。

株で得られる不労所得

株式投資で不労所得を得るということを冷静に考えると、動画中の4つの利益について自分が年を取ったときにそれなりの規模で運用できるといのがゴールになります。

動画では話を単純化するために、「月10万、配当で」といった前提で考えていきました。

動画後半でも伝えているとおり実際はここに売買益や貸株金利での収益が発生してもいいので、このnoteでも売買益だとか貸し株金利や配当なども解説します。
ただ、株式投資を語るのは非常に様々な要素が絡むのも事実なので、このnoteでもざっくり「資金」と「株式投資」に分けて話を進めたいと思っています。

ただでさえ「簡単な解説」にしたつもりで2時間の動画になってしまったので、このnoteも非常に内容が長くなると思いますので「Ctll+F」で単語を拾いながら活用していただければ幸いです。

1.資金政策

私生活と資金政策

動画ではWワークをした場合として月に5万円くらい増やせるという解説をしました。解説ブログの通り私が今やったのはWワークでなく、転職でした。

動画の必要資金の表は単純な投下資本の合計値なので、実際にやるとすると複利で増えていく過去の投資分が加算されます。なので、動画中の上の図はかなり投資結果を無視した表現になっています。
長い時間をかけて取り組む計画であるほど、複利効果が期待できるので売買益を無視するというのは現実的ではありません。なので実際は20年→15年だったり、10年→8年になるかもしれないということです。

ただ、動画の通りで個人投資家の投下資本というのは調達源泉が給与所得に頼らざる得ないかと思いますので、資金政策と私生活は密接な関係になります。

40歳、50歳を見据えるにあたり、現状の生活を見直すということになるので、資金政策というのは非常にパワーのいる課題になります。

給与以外のメリットに注目する

副業が公にできるようにしようという動きもあるのは非常に追い風ですが、転職にしろWワークにしろ給与収入以外のメリットを意識することが大事かなと実感します。

現実に、私が今働いている職場は寮での生活のため家賃と水光熱費が発生していません。以前はWワークで一日の半分を仕事に使ってもいたのですが、環境はかなり改善しました。収入増加と支出減少が両方達成できたので満足しています。

仕事を変える、増やすことで、
・商品を割引や無償提供が受けられる
・福利厚生として住居や生活コストを会社に負担してもらえる
こういったことが、「当たり前」になっている業界もたくさんあるということです。

例えば、飲食チェーン店での賄いであったり、工場の期間従業員への寮の提供です。

新しく始めることの規模の違いはありますが、そもそも新しく始めるというのはパワーがいることになるという点。
一般的にまだまだ「副業はいけないこと」という風潮があるのと、厳密にはWワーク先での就労時間が残業として扱わなければいけないので労働時間を補足したり負担先をどうするかといった部分で、合意を形成したり、既存の職場に迷惑をかけない配慮が必要になる点。この2つが大きい課題点になります。

ただ、この部分は派遣社員や契約社員にとっては意外に事前に人事に話しておくことで解決できたり、社会保険に加入する条件に当てはまらない範囲に労働時間を調整することで確定申告を自分で行うという手段が取れます。

ただ、こういった働き方というのは真面目に新卒で大企業に就職してキャリアを築くという道とは真逆なので、非正規労働者でないとやりづらいという面があるかもしれません。
ですので、実際には読み手の方によって答えの変わる部分になります。なので、動画のように収入を増やす、支出を減らすの2つの視点で生活を見つめなおし、デザインし直すという努力は誰にとっても必要になります。

私の場合は、前職まで同じ業界でずっと働いていたので最悪その業界に戻れるという保険もあったので、大きく仕事を変えました。ただ、それが機能しないことも考えて、専門資格と語学の勉強を並行して行っています。
どちらも、自分の時間がないとできない保険の動きになるので時間の安売りをしすぎないというのは重要な注意点かもしれません。

今は、月に20~25万程の給与に6か月に一度40万のボーナスが出る職場で働いています。住居は会社が提供しているので家賃は0円です。2,3年働きながら30過ぎでも未経験で働けるような専門士業で働こうと考えて、専門資格の勉強も進めています。

当初はもっと収入面で魅力のある別の企業を志望していました。仮にA社としますが、書類選考で落ちてしまい今の職場になりました。A社から転職した同期の方と入社オリエンテーションの際に話をしましたが、A社だと寮から職場までの拘束時間が長いのと、寮が狭い、職場で上司が仕事をきちんと教えてくれない(慣れろ)という環境なのだそうでした。
その方はそういった理由から寮、職場、生活の部分を重視して志望したとのことでした。

これは、一歩間違えて?もしA社に受かってしまっていたら私にとっても身に降りかかる話であったということです。ラッキーでどうにかなりましたが、ここの判断はもう少し慎重にするべきであったかと思います。

配当だけだと「不労所得」は難しい

もちろんもっと高配当の条件の銘柄もありますが、それなりにマトモな企業で配当だけの戦略を考えると選択肢が少なくなり、結果的に余計なリスクを抱え込むギャンブルになってしまう問題があります。

5万円以下で投資できて、ざっくりスクリーニングをかけたところ配当3%以上の銘柄は3件ほどしかありませんでした。また、東証一部の銘柄は2つしかありませんでした。


実際に使っている私のスクリーニング条件は後述するとして、今回は、
・安全性指標として流動比率150%以上
・投資金額5万円以下
・配当は予想ベースで0%以上(※あくまで表示させるのが目的のため)
といった形で行いましたが、3つしか選択肢がない。これが現実です。(18/06/19現在)

仮に、投資金額を10万円に替えると選べる銘柄15銘柄になりました。
つまり、一般的な「投資の教科書」では触れられていない、年収300万、手取り20万円の人の投資には個別の課題があるということです。資金政策の重要性を動画でも、ブログでも、もちろんこのnoteでも詳しく書いているのはこういった理由です。

また、これは年収300万円クラスの個人投資家にとっては、「投資」として取り組む上で問題があります。
分散投資と称してクソ株をクソ株とわからず揃えていたり、儲からないからとネットで話題の銘柄を捕まえては養分イナゴとして資産を溶かしたり、ただ本人たちはクソ真面目なんですよね。

しかも「お客様としては最悪で、金もないし、こっちが正論を言えばごちゃごちゃ言うし、この人と商売しても儲からないから「勝手に頑張ってください」となる。だったらハメ込みに使おうってなるので、なおさら筋の悪い投資と相性が良いという始末です。


なので、実は「資金政策から取り組む、きちんと計画する」というのはダイナミックでセクシーな戦略です。
・古典的な「株式投資」になるので楽に投資ができる環境になる
・良い企業がきちんと視野に入り意図せず正解を掴みやすくなる
・「教科書的」な企業を軸にポートフォリオを組み立てやすくなる

「配当だけだと株で不労所得は難しい」のではなくて、「金がない人が一生懸命考えても買える株だと難しい」というのが本当のところだと思います。

動画でも、あくまで複利を考慮せずに投下資本の積み上げベースでの必要資金と運用利率での表を出したのはこういう意図です。少なくとも序盤は「複利」を頑張るのは筋がよくないです。
投下資本を最大化させる。そのための資金政策はすぐに実行できないし、私生活に関わるからじっくり計画する。これが実は動画の「株で不労所得を得る戦略」の言葉にしていない軸であったりします。

そういった観点でもう一度動画の方も見直していただければ幸いです。

ここから先のアウトライン

さてここからのnoteですが、動画での解説をベースにしつつ以下のような作りになっています。

・4つの利益とセーフティーネット
・ポートフォリオの組み立て方
・企業評価の方法
・具体的なスクリーニング条件と企業評価プロセス

といった内容になっています。前提知識となるもの、取り掛かりやすいものを中心にしながら、後半にかけてより答えがなく本質的な課題を扱っていきます。
動画があくまでベースになるので、振り返りながら活用していただければ幸いです。

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