作品が完成しない人へ贈る「こだわりを捨てる」という選択肢

いつまでたっても1つの作品が完成しない人がいます。音楽でも映画でも絵でもなんでもそうなんですけども、完成しない理由を聞くと「ここをもうちょっと変えればよくできる」「ここだけが未完成」みたいな、こだわりを押し出したものが多いです。

これ、大御所だったら「まあしゃあないか」と思うんですけども、アマチュアで「これから自分を売り出していくぞ!」な人がやっていたら、やめたほうがいいです。というか、形になっていたら世の中に出しちゃいましょう。ブログで言ったら「下書きをゼロにしろ」みたいな感じです。

なんでかというと、世間にまだ認知されていなくて、実力も足りない段階の人のこだわりなんて、大したことないからです。「まだ80%程度の完成度だ」と思っているものの残り20%が奇跡的に埋まったところで、世間に出したら「へ?これが100%?」と思われるのがオチです。ライブハウスで目当てでないバンドに「4年間温め続けてきてついに昨日完成した曲」を聞かされるような感覚と言えばいいんでしょうか。発展途上の段階では、貴方のこだわりは世間にそんな感じ受け止められてしまうというわけです。

よくわからないこだわりで創作のペースが遅くなっていたら、そのこだわりをバッサリと切り落としてみてください。んで、「背伸びしない自分の実力を全部さらけ出した作品」をガンガン世の中に出してみましょう。しばらくは発表後の周りの反応を見たくなくなると思いますが、続けていけば世間からの評価は好転していくはずです。

そんなことを、お盆休みに有名どころのYouTuberの初期作品を見ながら思ったのでした。彼らの初期の動画はおしなべてひどいものばかりですが、アップする度に良くなって、コメント欄も「お、今回はええやんけ」みたいな好反応が増えていっています。

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