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コンパクトエフェクターと真空管アンプの音を活用しつつライン出力

通常はギター→エフェクター→アンプとつなぐのが基本です。
なのですが、最近はクラブなどアンプを使わず演奏する現場が増えました。

ライブ会場へはギター以外にもシンセサイザーやリズムマシンなど打ち込み機材、場合によっては映像用のノートパソコン、フィジカルコントローラーやプロジェクターを持っていくことも多いので、
アンプまで持っていくのは量的にも負担が大きくなります

現場にアンプがあったとしても、そこにマイクを立ててPAにつなぎつつ
打ち込みとの混ざり方を一人で調整するのはなかなかに面倒です。

なのでアンプを使わず、ラインでミキサーに送ります。
このような場合よく使われるのがアンプシミュレーターですが
流石にFractal Audio SystemsやKEMPERは
お高いので今回は除外します。(20万円超えます)


・今まで使ってきたコンパクトエフェクターの音色は活かしたい。

アンシミュで完結する方法もあるんですが、
今まで使ってきたコンパクトエフェクターの音色は活かしたい
と思いました。

そこでアンシミュ代わりにVOX MV50 Cleanを使用したところ、
真空管アンプらしい効果を得つつ、
コンパクトエフェクターを活かすことに成功しました。
こちらの製品、歪まないチューブアンプ、
Fender Twin Reverbの音色を再現しています。

注意点としてはレベルメーターが振り切ってしまうと
ラインの場合はクリップ音が入るようです。

正直アンシミュとしての実力には期待してなかったんですが、
挙動もしっかりチューブアンプを再現していて、
ピッキングの強さによって音色もしっかりと変化してくれます。
コンプを掛けたように揃えてくれる製品も多い中、
クリーンな音での基礎練習などにも一役買ってくれます。

コンパクトなアンプヘッドゆえセンドリターンは付いていないので、
リバーブなどを足したい場合は、その後ろにつないだラインミキサーの
センドリターンを使用しています。
EQ、PAN、細かい音量などもこちらで調整しています。
現場によって高音を下げたいとか低音を削りたいとか、
リバーブの量を変えたい場面でも細かく調整可能です。

またモニタースピーカー、いわゆる転がしなどが無いことも多いので、
Phoneアウトにイヤフォンやヘッドフォンをつなぎ、
自分の出音を聴きながら演奏できるようにしています。

簡易イヤモニシステムとしても良い感じです。
マイクやシンセなどを空いたチャンネルに追加することも出来るので
拡張性もあります。

今後はMIDIで同期できるLooperを追加して、
ギターのバッキングを重ねつつ
打ち込みとも合わせる演奏スタイルを試したくなっています。

(いろいろ試した結果、ableton LiveのLooperがなかなか良い感じです。)


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