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単行本「万事オーライ」が出ます

 8月21日に四六版単行本の「万事オーライ 別府温泉を日本一にした男」がPHP研究所から発売になります。去年5月から8ヶ月ほど「大分合同新聞」や「愛媛新聞」などで連載し、とても好評を頂いた作品です。
 もともとは2012年に発売された「調印の階段」を書く際に、別府に取材に行ったのが、今回の執筆のきっかけでした。「調印の階段」では、主人公の重光葵が大分県出身で、テロ事件による片足切断の後、しばらく別府温泉で療養したので、その場所などを確認しに出かけたのです。
 その際に、別府駅前で油屋熊八の銅像を見て、とても興味を引かれました。笑顔で駆け出す元気いっぱいな像で、ひるがえるマントの端には、子鬼が捕まっているのです。
 それで、ちょっと調べてみたところ、次々と画期的なアイディアを出しては、別府温泉の発展につくした人だとわかりました。地元では有名人なのに、全国的には無名なので、これは小説として書きたいなと思った次第です。
 壁にぶつかってもへこたれず、仲間たちと楽しく前向きに頑張り続けて、別府温泉を有名にしていった力を、皆さんにも知って頂きたいと思っています。明るい話題の少ない今だからこそ、少しでも元気になる、お手伝いができれば幸いです。

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