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喪黒福造に学ぶ 成功術 信用編

見た目や実績がなくてもいい!!そんな価値観を吹っ飛ばす喪黒福造の信用構築!?

中国では信用スコアなるものが存在しているそうで、時代を先駆けて信用に対する重要度を社会に組み込んでおります。
しかしこれは特段真新しいというわけでもございません。

信用とは文明の栄えたタイミングでほぼ同時期に現れ、今もこれからも私たちの生活の一部として存在してきました。

物々交換という信用
貨幣という信用
コミュニケーションという信用
実績という信用

様々な信用がございます。
信用を積めば世界を牛耳ることすら過言ではありません。
そんな信用をあなた様はどうやって構築しているでしょうか?

嘘をつかずに誠実に生きる?
真剣に仕事に取り組む?
ボランティア活動により社会の役に立つ?

素晴らしいです!
それで信用も問題なく構築していると思います!
しかしビジネスに限定して言うとこれらは未だにそこまで高く評価をされないように思います。

まだ社会が成熟しきっていないのか、社会は見た目や実績にまずは軍配が上がります。
なので今回はテクニック的に信用を積む方法にあえてフォーカスし誠実性や真面目度を割愛させて頂きます。

もちろんコツコツと人間性や誠実性を高めながら信用を積む方が時間と忍耐が必要ですが、結果的に信用を積めます。

しかしこれは喪黒福造に学ぶシリーズ!見た目や実績がなくて、誠実性や真面目度の無い喪黒福造から学ぶにはどうしてもクリーンな部分は抽出できませんでした!
申し訳ございません><
だってそういうキャラクターですから笑

前置きが長くなりましたが、喪黒福造というキャラクター。

中年男性
小太り
低身長
ニタニタとにやけ顔
素性不明

第一印象に高確率で「気味の悪い親父。変なおっさん」とお客様には酷評を受けております。
よく考えたらこのスペックで営業って絶望的ですよね、、、。
もちろん初対面なので実績も何もあったものではございません。

しかし彼は必ず成約させます。
なぜなのでしょう?

それはあの短期間でしっかりと信用を構築出来たからです。
信用とはそれほど力を持つのです。
そしてその爆速信用術は特別な事をする必要はありません。


初対面だからこそ使える。喪黒福造の爆速信用術!!


信用とは本来じっくりと積むものです。
しかし何事にも裏技というものがございます。
裏技と言ってもやる事は特別な事でもなく至ってシンプル。
喪黒福造の爆速信用術の極意。
それはカウンセラーとなる事です。
聞きに徹して攻めないこの行為こそが爆速信用術の基礎にして奥義なのです。

よく初対面のコミュニケーションで

どこから来たの?
何の仕事をしているの?
趣味は?

とありますが、これはNGです。
なぜならこれは喪黒流ではカウンセリングではなく探りになります。
カウンセラーのカウンセリングとは相手の話したいことを引き出すコミュニケーションです。
こちら側の欲しい情報を引き出そうとしてはいけません。

というより相手の話したいことは事前に仕入れる必要がございます。
喪黒福造はリサーチ編で語った通り相手の情報を仕入れてから行動に移しております。
ここで通常のコミュニケーションと差をつけます。

事前にリサーチが難しい場合には現地調達になるのですが、コールドリーディングのようなものが必要となってきます。
持ち物やその方の状況、身なりや表情から情報を得るわけです。
ここまで行くとかなり技術的なお話になりますので出来れば事前に情報は仕入れておきたいですね。

それと見事情報を仕入れたとしてもズバッと悩みや願望を言い当てる凄腕占い師になってはいけません。
なぜならあなた様はカウンセラー。
そっと話しやすい環境を用意してあげるのです。

例えば

お金がない人には
「最近不景気で暗いニュースも増えてますよねぇ。知り合いも金策に悩んでいました。」

「本当に景気は下り坂で辛いですよね。私も悩みがつきません」


モテない人がいれば
「こんなモテ術があるそうですね。でもなかなか勇気が出なかったりやる気が出なかったりで結局やらない人が多そうですね」

「そうなんですよねぇ。私もやろうとは思うのですが今更な感じがして面倒になってしまいました。」

生きる事に辛い気持ちをお持ちの方には
「この世は世知辛いです。ネガティブな事ばかり目について悩みを抱える方々があまりに多い。みんな辛い思いをして本当に頑張っていらっしゃいます。」

「私も生きることに疲れてきました。本当に辛いです。」


というように「私も」をファーストコンタクトでは引き出せれば上出来かと思います。
あくまでも相手から話させなければ信用を短期では積めません。
人は意外と自分の意志で招き入れたものには警戒が薄れる傾向があるみたいです。
これは自身の行動や判断に間違いは少ないというバイアスによるものだそうですね。

喪黒福造は

・初対面で何も知らないのに悩みを話しちゃった!→特別感を与える

・この人は悩みを話しやすい人だ→親しみも持たせる

・こんな変なおじさんなのに→ギャップブースト

・この人は信用できる!!!

となるわけです。
ここまで来るのに見た目や実績は全く不要なのです。
むしろこの場合はギャップブーストで見た目が悪い事が利点となっています。
必要なのは相手の弱みや願望をしっかりと仕入れておけるかです。
事前に準備か現地調達かはお任せ致しますが、カウンセラーになる事はお忘れなく。


ただしこの信用術には多大なデメリットがございます。
それは信用度の伸びが甘いという事です。
よくも悪くもセールスマン向けということですね。

信用には先ほども言った通りスコアがあります。
個人差はあれどその点数によって通る要求が変わってきます。
点数が高ければ高い程、要求も通りやすくなるのですが、それには時間や回数も多く関係しているのです。

喪黒福造は毎回自身の商品や言い分を聞いてもらえるまでの信用を必要な分だけ積んでいます。
もしあなた様の目的がもっと信用を必要とするのであればここで信用を決済するのではなく更に時間をかける事をオススメ致します。


ちょいと裏技。信用が足りなければ間借りしよう。


もし悩みや願望をリサーチして仕入れて相手から「私も」を引き出しても警戒が解けない方がいらっしゃいます。
そんな時には信用を間借りしてしまう方法があります。

以前の記事でもお話致しましたが、心理学的に人は権威性や弱い傾向があったりします。

「アメリカの研究チームの論文を見たけどこんな事が書いてあったよ!」
「軍隊式のダイエットがメッチャ痩せるみたい!」
「学者の見解ではこうだった」

つまり肩書というやつですね。
こういった権威性から信用を間借りする事で、信用を底上げする事もできます。

もしくは親近感からも信用は間借りできます。

「その本読んだよ!面白かったよね!」
「あそこの学生だったの?自分も通ってたよ!」
「あの人の知り合いなの?いい人だよねぇ」

とかその方との共通の話題や趣味、環境を共有する事も効果的です。
もし何も知らなくても興味を持ったり、知ろうとする姿勢を見せる事でも高い効果のある信用構築が可能です。

デメリットは知識が浅かったり共通点自体が嘘の場合信用をがっつり失います笑
喪黒福造はこの辺りのミスが全くないので上級者向けの裏技かもしれませんね。

無難に行くのであれば相手に興味を持ち、真剣に知ろうとするスタンスが時間はかかるものの一番確実に信用を積めます。


ストーカーにならないように気を付けて!喪黒福造のザイオンス効果!!


ザイオンス効果。
単純接触効果と言えば分かりやすいかと思います。
これも喪黒福造はストーカーギリギリの範囲で効果的に使用しています。

恋愛心理学などで使われがちなこの効果ですが、会う回数に応じて好感度も徐々に上がっていくというものです。
何度もお客様の前に現れる事でお客様に不気味ながらも興味を持たせるのです。

しかもタイミングもおそらく狙っているのでしょうが、フラれたり仕事で失敗して落ち込んでいるときや何かトラブルに見舞われている最中に接触してきます。
正常な判断が難しい状況とザイオンス効果の相乗効果でお客様は喪黒福造の話に耳を傾ける事となります。

ただしこのザイオンス効果のデメリットですが、嫌悪されていると効果が反転するという事です。
嫌いな相手や苦手な相手に付きまとわれているという風になってしまうのです。
だからこそファーストコンタクトが重要となってくるわけですね。

あと一定の回数を超えて何度もザイオンス効果を狙うとストーカー行為となります。
行為だけではなくそう思われる可能性も会えば会う程増えていきます。
まぁ普通に考えると何度も同じ人と偶然会う事はありませんので当たり前ですよね。
用法用量守って正しくお使いください。

ザイオンス効果は好感度を上げるものと言いましたが好感度も信用のようなものです。
つまりビジネスでも十二分に使えるわけです。
営業や挨拶に何度も出向いた人に根負けする事ってありますよね。
ドラマでも何度も「お願いします!」と頭を下げに来るシーンを見ますがあながち間違いでもないわけです。

しかしこちらも用法用量を守って正しくお使いください。
やっぱりファーストコンタクトが悪かったり何度も何度もという事になると逆効果になる確率が上がります。


EXステージ!!信用を信頼へと変化させよう!


信用があれば個人の実力を存分に発揮できることでしょう。
しかし周りを巻き込むような求心力のある人間は更に大きな事を成し遂げる事が可能となります。

つまり信用から信頼へとクラスチェンジする事をオススメ致します。
喪黒福造の信用術の凄い所は話の最後の方では信頼に変化している事です。

「喪黒さんお願いします!」
「あなたしか頼れる人がいないんです!」
「どうなっても構いません!私の願いを叶えてください!!」

初めはあんなに警戒していたお客様が喪黒福造に懇願するのです。
つまりもはや営業しなくてもあちらから頼ってくる状況になっているわけですね。
これこそ信用から信頼へのクラスチェンジの証です。
さっくり言いますと

クラスチェンジの条件は「実績」です。

ここで実績が出てくるわけです。
信用は実績不要なのですが信頼へは実績がどうしても必要となるわけです。

喪黒福造は信用によりお客様の悩みや願望を引き出し、商品やサービスを利用してもらいました。
そしてその商品やサービスにお客様は大変喜び満足しました。

悩みや願望に対して適切な商品やサービスをくれる実績を得られたわけですね。
だからお客様はその実績により信頼してリピーターとなったわけです。

喪黒福造のお仕事はここで大体お客様の人生をめちゃくちゃにしてしまい完結させてしまうのですが、、、。笑

もしもあなた様が周りから真面目に誠実に過ごしているにも関わらずその信用が信頼へクラスチェンジしていない場合には具体的な実績が足りないかもしれません。

仕事であれば成果や利益
恋愛であればデートでの喜びや癒し
友人関係であれば刺激や繋がり

例に出していけばキリがありませんが、目的に応じた実績はたくさんございます。
信用を積み、適切な実績を見つけ、それを達成する。

これこそがクラスチェンジの条件だと私は喪黒福造から学びました。
そして成功者と言われる方々は信用と信頼をたくさん保有しています。

お金も信用、契約も信用、地位も名誉も信用です。
そして発明やイノベーションによりそれらを信頼へとクラスチェンジして求心力のある人物となるのです。

私もそうありたいと思い何か実績を起こそうと必死でございます。
そして願わくばこの記事も実績となり何かあなた様のお役立て頂けますと幸いでございます。

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