未完の名作

この言葉を聞く時、
私が思い浮かべるのは
ダントツでこれなのです！

山本鈴美香先生の傑作コミック
『７つの黄金郷(ｴﾙﾄﾞﾗﾄﾞ)』

出会いは、私がまだ小学生で、
最寄り駅には赤いディーゼル車が
999号そっくりの
客車を引いてやって来る。

そんな昔の事でした。

山本先生の作品と言えば、
テニス漫画の傑作である
『エースをねらえ！』
が有名ですよね？

勿論、そちらも私のバイブル！
また改めて、こちらで愛を
語るつもりではございますが…

今回は、長々き年月を
続編待ちわび、恋い焦がれて来た
『エルド』(ファンの通称)
について、書きたいと思います。

その魅力は？と聞かれると、
多すぎて困るのですが💦
まずは、美しくも個性的な
数多くの登場人物たち！

歴史青春群像劇なのです。

とにかく、
美しくてカッコ良いのです！💕

主人公の双子、
オリビエとエロールは、
英国の大貴族、
レッドフォード家の嫡子。

父親譲りの金髪と、
王家の血を引く母親譲りの碧眼。
そして、瓜二つの美形✨

もう、これだけで少女たちは
「はぁ～～っ💕♥️」
ってなりますって！！！😆

でも、
見た目の魅力だけじゃない。

レッドフォード家は、
単なる侯爵家ではなくて、
英国が誇る“海の勇者”
つまり、“海賊”軍団を司る
海賊王！🏴‍☠️

…ル○ィの大先輩って事ですね。

物語は、この双子の一人、
オリビエという少女を巡って

あっ！少女って言っちゃった。
(レッドフォード家は、
結婚するまで性別を
明かさないのが伝統。
性別によって行動や意思を
制限されないため！今風！)

そっくりな双子ですが、
オリビエは妹で、
エロールは兄なんです。

で、そのオリビエの背中には、
幼い頃、敵に誘拐されて刻まれた
謎のイレズミ、

“EL DORADO” が！

そう。

エルドラド=黄金郷！

それは、全世界が血眼で探す
インカの秘境、黄金の都、
エルドラドの在りかを秘めた
元インカ貴族の奴隷による
暗号だったのです！

ほーら、ワクワクしてきた！☺️

物語は、この宝探しにまつわる
ロマンを縦軸に、
史実に沿った大海戦(帆船！)とか
凛々しい伯爵、アーサーと、
麗しい公爵、ロレンツォに加え、
実の兄(シスコン気味)エロールの
オリビエを巡る恋愛模様まで

もう、見所満載！！

夢中になって、読んじゃいます。
50年近く経った今でも、
(あ、書いててショック受けた)
やっぱり夢中で読んじゃいます。

面白いんですよ！

盛り上がって、謎が謎を呼び、
おお！この後ついにイレズミの
暗号が解けるかも？！

オリビエとアーサーが
両想いになれそう？！

公爵の過酷な運命って？！

暗殺者『紅蜥蜴』との決着は？

エロールは脱シスコン出来るの？

などなど。

めくるめく期待を乗せて、
作品は途切れました……

続きを待ち望みながら、
ファンの少女たちは大人になり、
母親になったり、
あまつさえ、
孫が出来ちゃったりして…

そんな、長い長い休載が
今も続いたままなのです。😭

一度、続編が始まって
完結するって話はありました。

私を含むファンたちは、
歓喜を抱いて待ちました！

が、企画は頓挫してしまい、
続編は幻となりました💧

それでも、私は今なお
彼らの華麗で波乱の人生が、
描かれる日を待っています。

ちなみに、私の推しは、
『泥棒貴族』ペテンの天才
ビンセント・ブルー です♥️

この作品をご存知の皆様。
そして、続編を待っている皆様。
私とエルド語りして下さい！！

語り合いたいわ～！！

あなたの推しは、どなたですか？
暗号が解けた方、おられますか？

そして、

一人でも良いので、
この拙い文をキッカケに、
『７つの黄金郷』という
未完の名作を読んで下さり、
ワクワクドキドキキュンキュン
して下されば嬉しいです！

あー！続編読みたい！！