パラスポーツについて考えたこと
Nスポに参加!
7月20〜24日にかけて、渋谷ヒカリエで「Nスポ」というオリンピックやパラリンピックと絡めたスポーツのイベントが開催されています。
このイベントは知らなかったのですが、7月21日(日)のお昼にたまたまこのイベントに参加される武井壮さんのツイートを見て知り、ちょうど渋谷近辺にいたので武井壮さんが参加される「8Kパブリックビューイング」というイベントにすぐさま向かいました。
このイベントはリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックをパブリックビューイングで振り返ろうという企画で、主に陸上競技、それからパラリンピックの競泳と車イステニス、車イスラグビーを見ました。武井壮さんが登場し詳しく解説してくださいました。
パラスポーツについて考えたこと
それで武井壮さんの解説がとても面白く、興味深かったのですが、特にパラスポーツについて話を聞いたときに、パラスポーツの見方がガラリと変わるくらい印象的だったので、それについて少し書きます。これは武井さんのお話を聞いて考えた私なりの解釈です。
それは、パラスポーツは単なる身体的にハンデのある障害者の方々のためのスポーツではないということ。
医療や技術を使って身体的なハンデをカバーしつつ、むしろ健常者には無い新しい能力を手に入れた人たちが行う新しいスポーツが、パラスポーツの本来の姿なのではないかということです。
例えば腕が無い、足が無い、障害のレベルは様々ですが、ではその人たちは健常者に比べて劣っているのか?確かに不自由はあると思います。しかし人間のすごいところは、無い部分を補う新しい能力を鍛えることができるところです。
片腕で走るのは難しいですが、それを補い速く走るための身体の使い方を極めたスプリンターもいれば、義足を使ってオリンピック優勝者を上回る跳躍を見せる幅跳び選手もいます。盲目の選手は、残る他の感覚を研ぎ澄ますことで何も見えない状態で競泳を行います。
今回ライブビューイングでも見た車イステニスとラグビーでは、車イスの高度な操作技術にテニスやラグビーの技術を掛け合わせて、凄まじい動きをしていました。
東京オリンピック・パラリンピックがますます楽しみ
東京オリンピックでは世界最高峰のアスリートが様々な競技で世界最高峰の技術や力を見せてくれるでしょう。人の身体能力はここまで進化するのかと驚かせてくることでしょう。
そして、オリンピックの後は、また違った人間の拡張能力と技術の融合したスーパースポーツをパラリンピアンたちが披露してくれると思います。