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両足の差、体の歪み - ORPHE TRACKで診る -

着地動作のズレ

最近はずっとスマートフットウェアのORPHE TRACKを履いてランニング時のデータを記録しています。

いろんな項目がありますが、継続してデータを取っていると走り方のクセが見えてきます。

特に左右で数値に差があるとフォームのバランスが悪かったり、無駄な力を使っていたりします。結果、怪我や痛みにつながることになります。

僕の場合はプロネーションの角度が左右で差があることに気づきました。下の図が実際の計測結果です。

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図1 ORPHE TRACKを用いたプロネーション角度の測定結果

プロネーションというのは着地時に足が傾くことで衝撃を分散させようとする動きのことです。僕は外側に足が傾きますが、毎回左足のプロネーション角度が大きくなる傾向にあります。

実際に足への影響も実感としてあり、疲れがたまってきたり、ハードなトレーニングを行っている時には、特に左足にシンスプリントを生じたり疲労を感じやすいので、やはりプロネーション等のフォームのズレが影響しているのだと思います。

体は歪んでいる

そもそも人の体には誰しも少なからず歪みがあるはずです。

これは簡単に確認できて、鏡で自分の肩の位置を見ると左右で肩の高さが違う人が多いのではないでしょうか。
もしくは、両足を肩幅に開いて立ち、両足のつま先同士に直線を引くと、その直線は体の向きに対し傾いている場合が多いです。

利き手利き足があったり、日常的に偏った体の使い方をすると体に歪みが生じたり、筋肉のつき方も差が出てきます。

スポーツではそのような体の歪みが細かなパフォーマンスに影響することもあります。その歪みやズレを加味した上で体を動かすことも対策ではありますが、特に長距離ランニングでは長時間継続的に体を動かすことになるので、運動効率が悪くなったり過度な疲労が蓄積しやすくなります。

そのためにも出来る限り体のバランスを均等に保つことは必要だと思います。簡単なことで言えば、周回コースをいつもと逆走してみるとか普段の姿勢を意識して正してみるとか、バッグの持ち方を逆にするとか。

習慣的に同じ体の使い方をしていることがあれば変えてみることをお勧めします。

ORPHE TRACKもおすすめ

プロネーションなど普段気にかけない要素についてもスマートフットウェアであるORPHE TRACKを使用すれば可視化することができます。そして継続してデータを取ることでフォームの異常を怪我につながる前に知ることもできるし、改善していく助けにもなります。

僕も一般枠ですがORPHE TRACKの開発に少し参加させていただいています。センシングするソフトウェアは着々とアップデートされ改善されてきていますし、シューズ自体も改良されるということですので、ぜひ注目してみてください。