雑・不器用・苦手という負のスパイラル

自分は手先が不器用だ。昨日、寝る前にダンボールをビニール紐で束ねる作業をしていて、改めてそう感じた。

遅い時間で体力が残り少ない、ダンボールを横に倒せない狭いスペースでの作業、ビニール紐が最初から2つに分かれてしまっている......言い訳を考えればいくらでも出てくるが、ダンボールを束ねる作業が上手くいかない一番の理由は、どう考えても自分の不器用さだったのだ。

そもそも、新聞紙や雑誌の大きさで上手くいかないのだから、ダンボールで上手くいくはずがない、そう思って雑に作業を進めたから、もちろん出来上がりもひどいものだった。

 

ダンボールを束ねることに限らず、自分はだいたいの作業が雑だ。自覚もあるし、人からもよく指摘される。

でも、作業の雑さを改めようと努力した覚えはない。なぜなら、自分は不器用なんだから。どうやって作業をしても上手くいくはずがない。

この気持ちは、手先の器用さが標準以上の人には伝わらないだろうが、結局のところ、不器用→雑→苦手が負のスパイラルに入ってしまっているのだ。

 

この負のスパイラルを抜け出すとしたらどうすればいいのか、ダンボールを束ねながら考えた。

不器用を改善するのも、苦手を改善するのも、練習量が必要なので一朝一夕にはいかない。でも雑を改善するには、気持ちを切り替えるだけでよい。

どれだけ時間がかかっても、どれだけ上手くいかなくても、丁寧にやることだけを心がければいいのだ。

 

そう思って、明日からは一日に最低一つは、丁寧な作業を行うことに決めた。

一日一善ならぬ、一日一丁寧を心がけるぞ。

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