見出し画像

キャズムを超える!|チラシ・OOH・TVCM

「キャズム」
・製品やサービスの「成長モデル」の中で、「導入期(初期段階)」から「広くマス消費者に受け入れられる段階」へ移行する間に立ちはだかる「ギャップ(溝)」。
・「情報感度の高い」一部受け段階までの「投資」を回収するために、ひろく一般向けのマーケットに打って出る「マーケティング・アプローチ」。

【メルカリ|折込チラシ】
・「フリーマーケットアプリ」として、TVCMやネット広告を展開してきた「メルカリ」。
・12月にテストマーケティングとして「折込チラシ」を「北海道」、「愛知」のエリアで実施。
・訴求は「ファッション」、「家電」、「バラエティ商品」の3パターンで投下。

・一部のアプリユーザー(=若者、アーリーアダプター)での浸透期間を経て、キャズムを超える施策。
・フリマアプリ市場(不用品売買)から「流通(百貨店・量販店・EC)市場」を狙う動き。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000054-it_nlab-bus_all

【TikTok|TVCM】
・ショートムービーアプリとして中高大学生に爆発的な人気となった「TikTok」。
・TVCMに女優の上戸彩さんをキャスティング。

・情報感動の高い「キラキラ中高大学生」から、可処分時間×消費金額も多い「若年・子育て世代」にターゲット。
・映像や画像の加工やSNS公開に抵抗感を持ち(ITリテラシの低く)操作性に不安がある層にリーチ。
・マス露出が多く、話題性の高い「上戸彩さん」を起用しキャズムを超える施策。

https://www.youtube.com/watch?v=SS_ErLJqSko

【Netflix|朝日新聞特別広告企画】
・サンタ応援プロジェクトを開始。
・朝日新聞の屋上やコインパーキング(タイムズ渋谷宇田川町、ほか)に、サンタ専用のパーキングを設置。
・その画像とともに「朝日新聞特別広告企画」として配付。

・11/22(木)から独占配信する「クリスマス・クロニクル」のプロモーション。
・クリスマスのタイミングを活かし、大掛かりなOOHを仕掛けることでSNSなどでの話題化を誘う。
・ネットの外、広く開いたプロモーション。

https://twitter.com/adv_asahi/status/1073013931348619264

【PayPay|店頭プロモーション】
・100億円キャッシュバックキャンペーン。
・ソフトバンクユーザー、Yahoo!Japanユーザーをコアターゲットとし、当選確率を上げている。

・アプリDLからアクティベーション(使用)まで一気に持っていく(キャズム越え)。
・楽天pay、LINEpay、Apple Payなど競合激しい中、使ってもらう=同カテゴリ内No.1を目指す取り組み。

https://paypay.ne.jp/promo/10billion-campaign/

消費が活況となる12月のタイミングの動きとしては、
マーケティングセオリー通りの動きと言えますが、各社リーダーシップの決断とコミュニケーションデザインに拍手です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?