機能会社という位置づけ|07102019
アジャイルメディア社の「ソーシャルメディアサミット2019」に参席してきました。
中で、「企業は、ソーシャルメディアとどう向き合うべきか」というディスカッションが展開されました。
その中で「サントリーコミュニケーションズ社」の
「デジタルマーケティング本部 本部長」が興味深いお話をされましたので、
共有いたします。
■「サントリーコミュニケーションズ社」とは?
・サントリーの「機能会社」
・「宣伝・デザイン」「デジタルマーケティング」「お客さまリレーション」の3本部制
・「メーカーとしてのサントリー」に対し「機能会社」として存在する
■「デジタルマーケティング」における「ソーシャルメディア」の位置づけ
・以前は、SNSは「広報」に位置づけていたが、現在は「デジタルマーケティング」
・現在、SNSは「マーケティング文脈」で、お客さんからの「ポジティブな投稿」を創出するのが課題
・「もっとお客さんに近いコミュニケーション」へ
・「SNSメディア」はどんどん増え、どんどん変化し進化していく
→社内啓発、「新たな成功モデルづくり」を継続していく必要がある
→「成功モデル」は、SNS言及量、パブリシティ記事量などで数字で資料を用意(社内外に発表)
・海外の動向(コカコーラ社ほか)を見て、着手する(トップダウンより先に自発的に)
・社長、役員が「うちもやれ!」と言う頃にはやっている状況に(競合に遅れをとれない)
・SNSは、「全権委任」くらいで(最低限、プロダクトマネジャの確認はするが)実行
■各SNSメディアの特長
1)Facebook=30-50代、詳細な製品情報、企業活動の投稿が好まれる(例えるなら、日経新聞)
2)Twitter=若者中心、面白い情報、新しい情報、企業とのコラボ(例えるなら、週刊誌)
3)Instagram=若年層・女性、世界観のあるハイセンスな写真(例えるなら、ファッション誌)
上記を、
サントリーコミュニケーションズ社
デジタルマーケティング本部 本部長がプレゼンされていました。
「子会社」などと言わず「機能会社」と位置付けている点が、素晴らしく、感銘を受けた次第。
※大抵、グループ子会社などと、上下関係においてしまい、権限や意思決定で「機能不全」に陥るのが常なのでね。
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