見出し画像

チューニングの恋模様~YDI的最適解チューニングのすゝめ

1.はじめに


皆さんこんにちは、
Yudaiです。


突然ですがギタリストの皆さん、
ギターのチューニングって何にしてますか?


プレイする音楽のジャンルとかによって顕著に変わるチューニング。
今日はそのお話です。


ちなみに僕はドロップBでここ数年過ごしてます。


え?
いきなり話のオチがついたって?
そんなこと言わずに是非最後まで読んで行って下さいよ~~~


それでは始めます~!
よろしくどうぞ!


2.レギュラー期

ギターを始める時点で、
いきなり変則チューニングにトライするタフガイはそうそういないのではないでしょうか。


例に漏れず、
僕も初めてからしばらくはレギュラーチューニングだった気がします。


しかしギターを始めた当時(15歳くらい~)にLUNA SEAをひたすらコピーする日々を送っていたYDI少年、
ちまちま半音下げチューニング(TONIGHTとか)や他の変則チューニング(gravityとか)が出てきたりする事に気が付きます。


なるほどこれが変則チューニングって事か…
そもそもX JAPANはほぼ半音下げだな…


くらいな感じでこの時は終わりました。
しかし…


3.半音下げ期

 その後少し経ち、
洋楽に軽く手を出したりしてやや耳が肥えてきたYDI少年。


アメリカのハードロックバンドは割と半音下げがいることに気が付きます。
そして決定的だったのが、
METALLICAがCDではレギュラーチューニングだってのに、
ライブでは半音下げていた事。


そんなんありかよ?!
とりあえず理由も無く半音下げにしたのは言うまでもありません。


しかしその後すぐMETALLICAは「St.anger」というドロップCチューニングを連発するアルバムを発表するのでした…ズズズ…


YDI少年に迫り来るドロップチューニングの影…。


4.ドロップC#期


時はスクリーモ全盛期。
このバンドに人生を賭けると決めた10数年前のYDI氏、


遂に気合いを込めて6弦のチューニングをギュイーンと下げました。
エモエモのエモなドロップC#の完成です。


これで俺もLINKIN PARK。
これで俺もSTORY OF THE YEARだ。


ギターをレスポールからDeanのHardtailに持ち替え、
アンプを5150からVHT PITBULLに買い換え、
総額いくら使ったんだという機材群。


なんと今ひとつも使ってません。
嗚呼、青春とはローンの苦味。


5.ドロップB期


そんなエモエモのエモなC#多用バンドも、
度重なるメンバーの人生のタイムリミットにより敢え無く消滅。

もちろん新バンドを始めようと動き始めるも決め手がなく、
ふらふら彷徨うこと1年弱?(正確に覚えてないけどもはや)。


遂にあの男、
現G.L.A.M.Sのvo、
Mikaru氏との出会い…!


のはずが

彼は初回の顔合わせに寝坊して来なかったので、

こないだIQ99のサポートを一緒にしたDrのおSyuさんと当時のスタッフさん?とミーティングした事を覚えている(こないだのBaのZNP氏はまた後日会ったはず)…

流石ですMikaru氏。


早速バンドを始める事になり、
順調に曲を作って活動していくも、
何年か活動した末少し方向転換を考えて一時ライブ活動を途中で中断し、
制作活動に没頭する日々。


そこでここで今まで作ったことの無かったシャッフルビートの曲を1曲作ったんです。
※シャッフルビートとはこれとかこれとかのダッダダッタダッダダッダってリズムの事です
↓↓↓





ていうか、
まさに上のNickelbackのBurn it to the groundみたいな曲を作ろうと思ってスタジオでみんなでセッションしたんですが、
どうにもDeep Purpleのこれにしかならない。
(これはこれでカッコイイんだけど狙ったニュアンスでは無いってことです)。
↓↓↓


一通りアレンジを試してう~ん?ってなった結果、
最終手段で今までやってこなかったけど弦楽器のチューニングを1音下げてみようということになりました。



…結果…



ズゴーン!ダッダダッタダッダダッダ!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお何だこのロードランナーレコードのバンドみたいな出音!!!!!


なんとバンド全体のレンジが下がった感じになり、
急激にモダン化。
そのシャッフルビートの曲はDeep purpleからNickelbackへ時を越えたのでした。


え?それまでのC#で作った曲はどうしたって?


そこでお役立ちなのがアコギでお馴染みこの人。

そう、ご存知カポタストくん。
これを2フレットに付ければ以前のドロップC#の曲も出来る!



なお僕はカポタストを着けたままライブでギターを回した事により、
カポくんが何処へかフライアウェイされてしまい、
延々2フレットを押さえながらライブをしたことがあります。
地獄。

6.まとめ


その後のバンドで一瞬ドロップCになった事もあるんですが、
まぁここは誤差と言ったところ。
やっぱりドロップBが落ち着きますね。


まとめると(個人の感想です)
↓↓↓

①チューニングを下げるとバンドの出音にモダン感が出る
・ヘヴィになると言う言い方が割とされますが、
あくまで出音の表現してくる年代?が変わるという印象。

レギュラーチューニングでもヘヴィなバンドいるし(RATMとか)。

・でもレイジのヘヴィさとはまた違った年代の感触になるイメージ。


②チューニングを変えた場合音作りは多少変える必要がある
・ドロップBにした際にアンプをorangeにした影響もありそうだけど、
なかなか歪みがバンドに混じると前に飛ばなくなった印象(一人で弾くと最高だけどバンドだと…うーん)が起きた。

・意外に思われるかもだけど、
今の3シングルストラトの音ととチューニングの相性は◎


③チューニングを下げると歌のキーが下がりVoに優しくなれる
これ結構大事。
今まできつそうだったVoがとても気持ちよく歌えるようになったりします(あくまで可能性ですが)。

・バンド見に来てる人はやっぱり歌が最初に入ってくるわけで、

ギタリストが曲作るとどうしてもリフメインで作りがちで、
歌のキーが合わなくてとVoがヒィヒィ大変なことになる

本当はいいVoなのにキーがきつくてライブでまともに歌えない

バンド側もお客さんもPAさんもみんな残念な気持ちになる

という残念さの悪循環が無くなる可能性?も…?

歌のキーには気を配ろう!(戒め)


④チューニング変える場合はそれ用にセットアップしてもらいましょう
・そのまま使うとネック反ったりナット割れたりするかも…。
プロの手でそれ用にセッティングしてもらうとマジで別人になります。


⑤カポに気をつけろ
・無くしたら地獄。



と言った感じで、
今回は自分に合ったチューニングのお話でした。


僕は今のところドロップB派ですが、
また新たな流派にハマったらレポります!



それと今月も月末9/25にG.L.A.M.SのLive Stream Concertが行われるので、
是非チェックをよろしくお願いします!




それでは~!


Yudai


G.L.A.M.S、Yudaiの活動が気になった方はぜひこちらをチェック!
各種SNS、YouTube、サブスク等がご覧頂けます。


最新アルバム「Twilight After the Rain」のteaserムービー)


最近月一で定期的に行っている、
Live Stream Concertのダイジェストムービー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?