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1ヶ月で300人の顔と名前を覚える方法

私はプリクラを見たり、プリクラのイラストを描くことが好きだ。このことを話すと「プリクラに写る顔はみんな同じに見えるのだけど、見分け方はあるのか。」と聞かれることがある。結論から言うと、見分け方はあります。人の顔や名前を覚えることが苦手な人にも今回の記事は役立つかも知れません。

私が以前働いていた職場は接客業で、そこではお客さんの顔や名前、どこに住んでいるのか、何故ここへ足を運ぶのか、何に興味があるのかなど、個人情報を覚える所から始まった。それも就職してすぐの1週間の間に約300人分覚えること、顔を見た瞬間にすぐその人の名前が出るような状態がゴールでした。

学校の先生でも1クラス30人位なのに、300人は学校で言ったら10クラス分位ある。しかも個人に名札が付いている訳でもない。あなたはできますか?正直言って私は1週間は無理でした。しかし、1ヶ月経つと顔を見ただけで名前がスラスラ出て来る状態になりました。

人の名前や顔を覚えるコツは、会った時に必ず意識してその人の名前を呼ぶようにすることです。ただ、「こんにちは。」と言うだけではなく必ず名前を入れて、「〇〇さん、こんにちは。」という具合に。

そして、当然なのですが会う頻度が高い人程覚えやすいです。会うたびに名前を呼び、趣味の話など話題を振ってその人が何に興味があるのか、何が好きかを聞くと、その人自身への興味が湧いて記憶に残りやすくなります。

また、人の名前や顔を覚える時のハードルとして、見分けがつかないことも挙げられます。例えば、日本人の場合だと洋画を見たときに、外国の俳優さんの顔が同じ顔に見えて、映画を見ている最中に混乱したことがある人もいるのではないでしょうか。女優さんの顔も然りです。

私の場合は子供の頃に、父がテレビでよく洋画を見ていました。興味まじりに一緒に見ていたのですが、登場人物の顔が同じに見えてさっぱり内容が理解出来なかったことがあります。いちいち登場人物の確認をとっていた時もありました。「この人とあの人は違う人?」「あれ?さっきの人はこの人?」とか。

冒頭の仕事でも、自分と年齢が近い人だとまだ覚えやすいと思うのですが、年が離れた人が多く、見慣れていないので最初は皆同じ顔に見えました。ですので、この人はメガネとパーマだからこれで覚えよう!と思っても、メガネとパーマの人が多く存在しており、特徴も全く役立ちませんでした。

しかし、仕事だったので毎日のように自分と離れた年代の顔をたくさん見続けていると、だんだん違いが分かってきました。最初は皆同じに見え、見分けが付かなかった顔も、最終的には目が慣れて見分けがつくようになりました。何で同じに見えたのかと思うくらい皆違う顔でした。それでも目が慣れていないと同じに見えるのです。

お客さんは常に入れ替わっていたので、約4年間で2000人近くの顔や名前、個人情報を頭に入れて仕事をしていました。今はもうすっかり忘れてしまったけど、振り返って見てもよく覚えていたな、と思います。

プリクラの顔がみんな同じように見える人は、プリクラに目が慣れていないと起こる現象です。もし、あなたがプリクラに写っている人の顔を見分けたいと本気で思っているなら、プリクラを毎日見続けることです。そして写っている人に対して興味を持つことです。

そしてプリクラに限らず、より多くの人の顔や名前を覚えたい人にも同じことが言えます。

結局、人の顔を見分けたり、その人のことを覚えるには、覚える対象に興味がないと難しいです。

ですので、もし多くの人の顔や名前を覚える必要のある人は、人に興味を持つところからスタートしましょう。


ELIE

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