自己紹介~社会と、社会の中に生きる自分自身の話を書きたい~
表現する人としてのプロフィール。
自分の生きる社会や、日本という国が、真っ黒な海に浮かぶ船のように思えることがあります。
真っ黒な海。勇気を持って目を凝らすと、何が見えてくるでしょうか。
「アフリカの子供たちは飢えに苦しんでいるよ!」というどこかで聞いたような言葉に使われる「アフリカ」でしょうか。
「困難を生きる人ほど他者に対するホスピタリティが高い」という名言を、ミュージシャンのSUGIZOさんは残しましたが、彼が時折行くパレスチナやシリアでしょうか。
それとも、私が去年行った、経済封鎖の困難の中で、知的かつ陽気に、強靭な生を刻む人々がいるキューバでしょうか。
いや、遠くを見ずとも、船には既に数か所に穴が空いていて、黒い海水が噴出しているかもしれません。その渦中で戦っておられる人もいるでしょう。
人それぞれにとって見える「真っ黒な海」があるはず。
そして私自身は、胸のどこかに空虚を抱えながら、「真っ黒な海」から切り離されているように感じています。何ていうか、現場に近いところにいるはずなのになかなか着かない、彷徨っている感覚。
でも、「真っ黒な海」なら着かない方がマシなはずなのに。それで空虚を覚えるのは不思議なものです。
前置きが長くなってしまいましたが、私が書きたい作品は、そうした、主人公と「外部」との距離感を描くものです。決して「外部」と主人公は無関係ではなく、今にもこちらに溢れてくる「外部」と向き合い、巻き込まれていきます。
最近は堀田善衛や武田泰淳、(小説家ではありませんが)ジョン・ダワーを読みました。
評論やノンフィクションも好物です。私自身もnoteにつらつらキューバ旅行記を載っけていた時期もありました。中南米の文物には大きな興味があります。
映画は、最近はシリアスめの韓国映画を見ることが多く、音楽は90年代の音楽を中心になんでも聴きます。LUNA SEAとかXにハマったのが90年代音楽への入り口でした。
長くなってしまいましたが、皆さんよろしくお願いします。
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