在る(20191026/寿歌/SPAC)
(文章を書くことのリハビリがてら、観劇記録も兼ねてつらつら書いている取り留めのないもの。何か思いついたら書き足したり消したりするかも。"文字に起こす"ことに注力しているので文章としての完成度や劇評としての価値はありません。)
開演前、劇場に入ったその瞬間から、私は既に寿歌の中にいた。舞台上に散らばった無数のプラスチックゴミからは異様な雰囲気が放たれ、その上に作られた木製のメビウスの輪のような舞台装置は、歩き続けても抜け出せない息苦しさと同時に、愛着を覚えてしまいそうな懐か