中国は南シナ海を得て、台湾を取られる

APECの記事に紛れて、このようなニュースが流れてきた。

米国のペンス副大統領が、台湾代表と接触とのこと。

台湾は、不沈空母である。中国の隣に落ちることのない空母のような巨大な島が台湾である。太平洋への進出を目論む中国としては、軍事的に得ておかなくてはならない戦略的な要衝である。

米国ニクソン大統領が、ロシアに対抗すべく、中国との国交を回復した際に切ったのが台湾である。米国は、ニクソン以来の親中国をやめて、トランプ大統領が中国を明確な敵として定義したのが、21世紀である。

今まで米国は台湾との接触を遠慮してきた。クリントン、ブッシュ、オバマと中国に気を使って、台湾との距離を広げてきた。結果、中国の台湾侵略の可能性は高まってきたわけだ。しかし、それを許す米国共和党と米軍ではない。

軍人出身のペンスが副大統領となり、軍事的要衝は抑え出した。

中国は南シナ海の環礁に、ハリボテの軍事基地を作ったが、台湾に米国を進出させてしまえば、南シナ海の基地に戦略的な意味はない。南に出島を作ったところで、喉元に大きな不沈空母を設置されてしまえば、軍事的には何もできない。

中国経済の重要な部分は、沿岸部によっており、ここにアクセスしやすいのは何と言っても台湾である。

もしも、米国が実質的な軍事基地を台湾と北京に近い北朝鮮に置くことになれば、中国は軍事的に完全に死ぬことになると思う。

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