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中国バブル崩壊は、不動産バブル崩壊から始まった様子

とうとう、始まったようです。Japan as no1 からの日本のバブル崩壊を辿るchina as no1 からの中国バブル崩壊の路線。

中国恒大と言う大きな不動産デベロッパーが崩壊しつつあり、株価の下落が止まらないと言うことらしい。で、その原因は30兆円を超える負債がデフォルトしそうと言う話。

利払いが9月末から続いて、日別で40億円とか80億円とか100億円とかそう言う単位でお金が飛んでいくわけです。借り換えどころか、利払いもままならない。

記事にも少しありますが、社債だけではなくて、銀行に借りた金が返せない、それだけではなく、ゼネコンへの支払いも滞っているので、ゼネコン関連の連鎖破綻にもつながるんでしょうね。流石にこれは金融支援をしてやらんといけないだろうし、支援するんでしょうが、無傷というわけには行かないでしょう。

すでに、恒大は創業社長がその地位を追われ、中国共産党の社長に変わっているようですが、不動産の在庫を割り引いで吐き出して、それで資金を手当てしている様子。大きな会社がこれをやると、不動産価格も落ちる。価格が落ちるときに人は、不動産を買わないので、不動産バブルの崩壊というのが始まる可能性が高いんでしょうねぇと思うわけです。

で、赤字になってしまえば、当然恒大は借金を返すことはできません。

と言うことで、

香港まで巻き込んで、中国の株価が下落。

まあ、中国の不動産、全般悪くなるんでしょうね。

中国の不動産高騰の構造はあまりよろしくなかったようで、理財商品と言われるインチキ債券が出回って、これでお金を手当てして、建物建てて、売れているふりをしていた。不動産が上がるからと言う理由で、実需ではなく不動産を買い、それで不動産価格が上がっていた。値上がり益だけを追う行為を投機と言いますが、まさに実需なき投機だったわけです。

まあ、理財というのは、インチキのREITのようなものだったのでしょう。J-REITのように透明性の高い商品であればこう言うことはおきませんが、ただの利回りに目が眩んだ投資家が飛びつく商品で、デベロッパーの社員まで買っていたと言うのだから、怪しいにも程がある。

日本の1980年代の不動産バブルを彷彿させますね。

塾がダメになるとか、ゲームを規制するとか色々やっていて、ジャックマーも捕まってしまえば、中国株式を買う理由もありません。

と言うわけで、

このように、中国企業の時価総額も見事に崩壊しました。

中国のバブル崩壊だと思います。

これからは、日本のバブル崩壊と同じく、不良債権処理でしょうか。

まあ、日本バブル崩壊が日本経済しか関係なかったのと同じく、中国バブル崩壊は、中国とそこに投資をしていた事業者だけの問題なんでしょうけどね。


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