初めて同人活動をしたオタクの備忘録

〜ご挨拶〜

初めまして愛音と申します。先日初めて同人イベントにサークル側として参加しました。この記事には折角なので、その時の事を備忘録的に綴っていこうと思います。良ければお付き合い下さいませ。

第一章 〜ジャンル紹介〜

まず初めに私が本を作りたい!とまで思うほど入れ込んだジャンルを紹介させて下さい。元🎴メーカーの某ゲーム会社から発売している、歴史の長いゲームシリーズの最新作です。…、分からないですね、すみません。
三つの学級の中から一つを選び、その学級の生徒達を導く教師が主人公のゲームです。(ここまで書けば分かりますかね…?)

私自身、このシリーズの過去作は一つしかプレイしていない新参者なのですが、その時触った過去作が面白かった事を覚えていたので、最新作が出ると聞き、携帯用のハードが発売するタイミングで一緒に購入しました。

事前情報で「製作陣は道徳の成績が赤点」、「人の心がない」などの(私的に)心躍る感想を見かけていたので、期待値はかなり高まった状態でプレイし始めました。

結果、同世代の友人、知人の中でも比較的多くの地獄系ジャンルを渡り歩いてきた(と自負していた)自分だったんですが、いやぁ、キッツい…。

ここまで周回プレイをするのが苦になる(良い意味で)ゲームは初めてです。
初回にプレイした√をクリアした翌日、あんまりにも酷い顔をしていたのか、大学で友達に心配されました。

この作品に登場するキャラクター達は、多かれ少なかれ皆闇を抱えているのですが、自分が好きになったキャラクターは、生まれた段階で闇を背負わざるを得ない境遇であったという、大変美味し…、いえ、しんどいキャラでして、今まで沼ってきた作品、キャラ傾向的にも、私が彼に落ちるまでそう時間は掛かりませんでした。

(因みに沼った後に気付いたのですが、そのキャラが好きだと一番ダメージのデカい√と条件を知らずのうちに整えていました、流石友人間で「地獄の方から寄ってくる女」と評されただけはありますね、てへ。)

そんなこんなでハマったキャラと主人公(女)のカップリングが推しカプになり、本を作るまでに至る事となりました。

第二章 〜アンソロジー企画への参加〜

個人誌を作る前に私は何を思ったのか、推しカプのアンソロジー企画(公募制)に生意気にも応募するという暴挙に出ました(訳が分からないよcv加藤英美里)

有り難すぎることに、同人活動未経験でもOKという、山より高く、海よりも深い主催者様のご厚意により、執筆者の末席に加えさせて頂くことになりました。

この時点ではまだ、個人サークル参加は考えていなかったのですが、応募から二週間程経過した頃、「折角アンソロジー企画様に応募したんだから、自分でも本作れば良いんじゃね!?」という、これまた謎思考に至り赤ブー君のホームページへと飛びました。

(本当に何も知らないまま申し込もうとしたので、申し込む段階でサークルカットが必要だとは思わず、何も用意出来ていなかったという)

なので、この段階で一度冷静になる機会が出来たのですが、人間一度飛んだネジは中々戻らないもの、すぐに急ごしらえのサクカを作り申込みました。

こうして(当時は微塵も思わなかった)地獄の原稿レースが幕をあげたのですー…。

第三章 〜個人誌編〜

今回私が書いたお話は、パロディ×パロディという何ともまぁ、「私は自分で一からお話を作ることが出来ません」と言っているかの様なテーマで書きました。
元からパロディとかクロスオーバーが大好きでして…、すぐにやらせてしまうんですよね…(言い訳)

申し込んだのが11月の頭だったので、「今からやれば余裕やろ!!!」という浅はかにも程がある思考の元、プロットや設定を思いつくままにノートに纏める日々を送りました。
(この時に並行してアンソロジー様の方もお話を練っておりました。)

ある程度書きたい内容が纏まるといざ執筆!という訳にもいかず、勢いに任せて書き進められる時と、そうでない時の温度差が激しいのなんの。
結局、スマホ(iPhone)に入れてある縦式という神アプリに、(筆が乗った時だけ)ポツポツと書き進める日々が続きました。

12月に入った頃、友人がイラスト系のお仕事募集をしているのを見て、正式な依頼として表紙の絵を依頼する事に。
ラフ案(数種類)から出してくれて本当に頭が上がらなかったです、ありがとうありがとうー…!!!

そして12月某日、私は分不相応にも遂にヤツを手に入れましたー…!
そうー…、iPad(第7世代)!!!

いやー!凄いですよねiPad!流石多くのクリエイターさん達が口を揃えてオススメするだけはある!

本当に便利で、自分は第一世代のApple  pencilと、Bluetoothキーボード(本体カバー付き)も一緒に購入、保護フィルムも絵を描きやすいザラついたタイプを購入しました。

この神アイテムの登場により、私の原稿状況も好転…、すれば良かったんですけど、私の執筆速度は牛歩の歩み、年内には原稿を完成させるなんて目標はついぞ達成されることはありませんでした。

第四章 〜アンソロ編〜

個人誌よりは早めに手をつけていた(当たり前)アンソロさんの原稿でしたが、こちらも執筆が難航したまま年明けを迎えてしまいました。

しかも計画性のあるのか無いのかよく分からない私は、新年一発目(ガチの1日から)短期のバイト(同人活動費諸々を稼ぐ為)を入れていたお陰で、年始後の休みは全く作業できないまま、大学が再開しました(アホ)

そして背後から忍び寄るとある存在に全く気付かぬまま、その時はやってきましたー…。

アンソロジー原稿締切(+大学の定期試験+ゼミでの発表+レポート提出締切)一週間前、インフルエンザに罹りました…!!!(は??????)

え?このタイミングで?嘘やろ???と思う方もいらっしゃるかもしれません、分かります。私自身が一番嘘やん………、と思いましたからね(遠い目)

そんな最悪のタイミングでインフルに罹患してしまった私は、一週間ベッドの上から殆ど動かない生活を(強制的に)送る羽目になり、ある意味原稿作業が捗りましたヤッタネ!()

しかし、当時は締切に間に合わないかもしれないという不安で一杯で、泣きながら現状の報告と謝罪の文章を主催者様にDMでご連絡差し上げました。
本当に寛容なお方であったので、お優しいお言葉をかけて頂けただけでなく、締切を延ばす処置を取って下さいました…。(今でも本当に申し訳なさで一杯です…、その節は本当にご迷惑をお掛けしました…🙇‍♀️)

それでもやはり間に合わせるのが当然であって、礼儀というもの。
何とか正規の締切日に間に合う様に書き上げて提出させて頂きました…🙏
そんなこんなでアンソロジー原稿作成は幕を閉じました。

(P.S.人間、薬と最低限の食事だけしか取らず、動く事も全くしないと尋常じゃない量の髪の毛が抜けることが分かりました。軽くホラー体験でした)

第五章 〜個人誌脱稿まで〜

いよいよ個人誌の原稿作業が大詰めになってきました。
私が本格的に締切と原稿の進行具合を意識し始めたのは、1月中旬頃でした(遅い事は重々承知しております…)

私はどのくらいの文量を書けば何ページの本が出来上がるのかを調べ、一先ずの目標文字数を1万6000字に設定し、進捗どうですか?というアプリを入れて、作業状況を管理するようにしました。

この間、リアルの方では絶賛試験期間中でして、試験期間前の大事な時期を布団と過ごしていた私はハンデが大きく、そっちの対策も死に物狂いで取り組んでおりました。

そして来る日も来る日も原稿作業に追われる日々を幾星霜ー…、遂に本文が書き終わりました…!!!やったーーー!!!!!!
校正作業などをし、最終的な文字数は2万字と少々と言った文量で落ち着き、いよいよ印刷所様に入稿する所まで漕ぎ着けました…!

が、またもここで数回に渡るデータ不備のご連絡が…。
軽くパニックになりながらも、直接印刷所様に電話で問い合わせをした所、それはそれはご丁寧に対応して下さり、何とか脱稿完了のメールがスマホに届きました…!!!

本が、本が出来る…………!!!!!!!!!!!!!!

この時の喜びときたら、もうヤバかったですね…!笑
(まぁ後述する出来事によってこの喜びの記録は更新されていくんですが笑)

第六章 〜イベントまで〜

脱稿後は開放感に浸りつつ、当日に向けて準備をし、イベント2日前には遂に完成した本が届きました〜〜〜!!!

開けるまで手汗がやばくって笑
カッターで指をうっかり切ったりしながら本とご対面しました笑
形となった自分の作品を目にした時の感動と言ったら、凄まじいですね…!
もう一人で小躍りする程嬉しかったです!笑

不備もなく無事に本も届き、いよいよイベント当日を迎えることに!

第七章 〜イベント当日〜

ついに迎えたオンリーイベント当日!

私は表紙絵を描いて下さった心優しい友人をお供に、ついにイベント会場へと足を踏み入れました。(その前に地元の駅前にあるコンビニのコピー機で必死に無配をコピーするという慌ただしい一幕もありました)

一般参加用の入口とは違う方向へ進むことの出来る感動ときたら…!とても興奮したことを覚えています。

いよいよ会場入りを果たし、設営の準備にかかります。ここでも私は長年の夢であった、準備の済んだスペース写真と共に「設営完了」とTwitterでツイートするという行為を達成致しました。

初サークル参加に加え、コミュ障を拗らせている私は挙動不審になりながらも、何とかお隣のサークル様への挨拶も済ませ、イベント開始の刻限を迎えました…!

開場し程なくすると、自カプのエリアも賑わいを見せ始め、イベント特有のあの楽しい空気感が漂うようになりました。

そしてついに私はその時を迎えます。

「新刊1冊お願いします」と言うお言葉を頂いたのです…!!!

もうその時の嬉しさと興奮とテンパリ具合ときたらなかったんですけど、初めて、生まれて初めて自分の作った本が人様の手に行き渡ったという事実がヤバすぎて落ち着いていられなかったことだけは覚えています…笑

その後はフォロワーさんの御本や、寄稿させて頂いたアンソロ様を受け取りに行ったり、優秀すぎる買い子の友人が頼んでいた御本達を持って自スペースに戻ってきてくれたりと、ゆるゆると時間が流れていき、そしてついに最後の1冊も旅立っていきました。

「新刊完売しました!」

(この文言をツイートするのも密かな夢でした)

割愛した部分もありますが、そんなこんなで、私の初サークル参加の日は過ぎていきました。

〜終わりに〜

テンションと文章がとち狂った上、長ったらしい感想文をここまでお読み下さり本当にありがとうございました!!!

実はこのnote、イベント終了後(2020年2月)に下書きを書き始め、そして一年間放置プレイさせていた代物になります(馬鹿なのか???)

この間、私自身二次創作に対する意識というか、向き合い方について少々悩むことがあり、これを投稿している頃はあまり創作活動が出来ていない現状にあります。

ただし、それまで沼っていた作品や推しカプに飽きたとかではないので、その点だけは誤解しないで頂けると幸いです。

このnoteに関しても、昨今の自身の二次創作に対する意識を整理するための文章(というか、愚痴に近いものですね)を書こうかな〜と思いログインしたところ、この下書きが残っていたので、懐かしさと楽しかった頃の備忘録を兼ねて投稿しようとした次第です。

そんな訳で、この後に書く(かもしれない)note内容はこれとは打って変わって暗くてつまらないものになるとは思うのですが、今回のnoteに書かれている感想は紛れもなく当時の私が肌で感じていた想いですので、その点はご安心(?)下さい。

それでは長々と書いてしまいましたが、ここまでのお付き合い本当にありがとうございました!それではまたどこかで!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?