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日本オラクル株式会社を退職します+α

こんにちは。

 エンジニアでもないので畑違いも甚だしいですが、ずっと退職エントリを書いてみたいと思っていた矢先、丁度退職することになったのでつらつら書きます。

 8月中旬に2年とちょっと勤めた日本オラクル株式会社を退職します。1ヶ月くらい有休消化という名の夏休みがあるので今からウキウキ。

 次はというと、組織作りや成長の過程を勉強すべくスタートアップに転職します。

日本オラクルで何をしてきたか

 私自身はセールスだったのでエンジニアの方たちのような細かいお話は出来ないのですが、ミドルマーケットを対象にクラウドERPの営業をやっていました。

 オラクルというとデータベースの知名度が高く、他って何してるの?って思ってる方が大多数かと思いますがエンタープライズ用の基幹業務システムで世界トップレベルのシェアを持っていたりします。その基幹業務システムのクラウド版の専任営業としてやっていました。

 最近のERP市場ニュースだと、ワークスアプリケーションズが人事部門を身売りするだのホットなニュースがありましたが、そこと競合(タレントマネジメント領域でですが)だったり。

オラクルってどんな会社?

 一言で言うと、とてもいい会社でした。本当に。

 所属していた組織はボカしますが青山の一等地に24階建のビルがあり、12月に改装をした綺麗なオフィスでのびのびと仕事が出来ます。高そうな椅子、自動昇降機能付きのデスク、支給のノートPCと合わせると1人3枚のディスプレイ・・・

 設備的な部分はお金はある会社なので潤沢に使わせて貰える環境でした。

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辞める前に一人で集中したいからとこのフリースペースにずっといました。贅沢な環境だぁ・・・

 人はというと、エンジニア的でない分野で頭のいい人が多いです(営業職だったので周りもそう言った方が中心)。ミーティングも基本要点を話してあっさり終わり、何が効率的かどうやるのがベストかと言った考えを持つ人が多かったです。
 私がいた組織も、どうやったら顧客を幸せに出来るのかといったマインドをモットーに業務インフラ基盤のアップデートに一丸となって働いていたので概ね超絶ホワイトの良い組織だったなぁと振り返り思ったり。。

 ただ、陽キャが多い。ここはダメ。息が詰まった。オタクには辛い。

 また、縦割りすぎる会社かつ外資系の日本法人なのでただのブランチなのね〜とモヤモヤする事が非常に多いです。日本市場を顧みない価格がいきなり降ってきたり、良くわからない社内システムが急にローンチされたり。。
 データベースの部門とアプリケーションの部門が仲悪いというのは結構当たってます。というか、同じ会社なのに部門により製品がカニバっていて顧客に不親切です。そこからくるいざこざから仲が悪くなる人が発生するのかも。

 あとは高い。本当に高い。ヤクザか?ヤクザだな!と言うのが私の正直な感想。

 ただ、プロダクトは非常に良いものを提供しているので他のメーカーがクラウンを売っている中でオラクルはSクラスベンツを売ってるような感じです。

退職理由

大きく2つ

まず1つ目は、心がポッキリ折れちゃいました。

 もう半年以上前になります。懇意にしていた企業に対し部門としてもボリュームの大きな案件をやっていたのですが、プロダクトだとかコネクションだとか営業的な要素ではなく、先方が赤字を出してしまったためシステム投資に消極的になってしまいポシャってしまった案件がありました。

 仕方ないなぁとは思うものの、私個人のリソースの割き具合や、セールスとしても年間の軸にしていた事もありそこからは魂が抜けてしまい成績はボロボロで年収も下がりモチベーションやら色々なものがなくなってしまいました。これじゃあもうこの会社で再起は難しいなと思い辞めることに。

 2つ目、正直1つ目はきっかけでしかなくこっちが本題でタイトル詐欺の開始なのですが、やりたいことが定まったのでやることにした。やりはじめた。からです。

 もともと、起業願望がありオラクル自体も将来の起業に役立つスキルとか得られたらなーと考えて入った節があったのですが、まとまった貯金もできて、アイデアも固まり、一緒にやる仲間も揃ったので小さいながらも起業に向けて動き出そうと舵を切ることにしました。私がフロント系を全てやって、開発をエンジニアの友人に任せると言った分業制です。

 大きな投資を受けて(受けられるかは全く読めませんが)やるというよりは、現状の足りないスキルを勉強しつつ副業感覚で始め、軌道に乗ったら外部から資本を募り専業化したいな~とか漠然と考えています。

 それまでは、内定を頂いた企業様で最長5年、将来起業した際に絶対になぞるであろう成長過程を学ばせて頂きつつ、私のリソースを最大限提供し会社の成長に寄与出来ればな~と。

~~~~~~~~~~ここから自分語り~~~~~~~~~~

 私、音ゲーが好きでしてかれこれ10年くらいbeatmaniaIIDXにお熱だったりします。

 大学生の頃にゲームセンターで4年間アルバイトをしておりました。埼玉県の田舎にあるゲーセンでして、最寄り駅から徒歩40分と僻地の店舗だったのですがIIDXのメンテに日々明け暮れ、当時はそこそこ良メンテのお店として有名だったのではないでしょうか。

 また、昔から何か企画したりするのが好きだったので、友人や常連さん、アルバイト先のゲームセンターの皆さんに協力して頂きフルコンボ大会を2回、スコア大会を1回開催させて頂きました。

 どれもルールやレギュレーションを練り、お世辞にも良い立地の店舗とは言えない環境でしたが大盛り上がりの大会になったのではと今でも誇りに思っております。

スコア大会をやった時の動画がYoutubeにあったので拝借(TA93Nさん都合悪かったら教えてください)

 当時はリアル大会で穴冥AAAが中々出るものではなく、この時はギャラリー含め大盛り上がりをしました。筐体をよく見て貰うと分かるのですが、EFFECTランプが点いていません。筐体音量を爆音にしすぎてエフェクターを付けると煩すぎたんですね。

  現場で店長が音量つまみをクイッとやってくれたおかげで最高にアガる大会になりました。本当にありがとうございました。

 何もない田舎のゲームセンターに片道100kmを超える遠方から来てくれた方もいらっしゃったりして、体感ゲーム1つで大勢がアツく盛り上がる場を提供できるゲームセンターという場が今でも好きなのはこの体験があったからだなぁと書いていてしみじみしています。

 今でもIIDXをやっていて、今年で30歳になったのですが穴冥やMare Nectarisをハードし嬉々としながらおっさんアーケードゲーマーとして、客としてゲーセンに足を運んでいます。

~~~~~~~~~~ここまで自分語り~~~~~~~~~~

閑話休題

ゲームセンターを取り巻く環境について

 私がbeatmaniaIIDX率いてはゲームセンターが好きかは置いておいて、ゲームセンターは昨今非常に厳しい状況下にあります。



 ここ10年くらいの間に市場規模が1000億円以上縮小し、ゲームセンターの数も減少していくのは非常に心苦しい次第です。

 周りでも御茶ノ水のスマイル館や立川のオスロー5など閉店してしまった際に悲しまれる声をよく目にしました。私もアルバイトしていたゲームセンターが閉店しますなんてのをみたら悲しみます。

 もともとはアーケードゲームと家庭用ゲームのスペック差が小さくなったなどの理由が大きかったと思いますが、今ではゲームの主流がスマートフォンに移ってしまっており、一言ゲームで遊ぶと言う中でも費やす時間の奪い合いをしている状態になってしまっている要素も大きいのではと思っています。あとは、○○税と呼ばれるような通信費用と値上げしにくい料金体系など色々ありますね。

 あとは、個人店を筆頭に小規模法人などが多く大規模なシステム投資もなかなか出来ない業界でもあるので必然的に他業種と比べると効率や生産性が低く比べられるからとか。

 業界としてネックであろうシステム投資の部分にフォーカスをあてて私たちは動くことにしました。

課題提起

 ゲームセンターに遊びに行った時にこういった思いをしてそのまま帰ってしまったことはありませんか?

「キャッチャーやってて景品変な位置に行っちゃったけど店員呼ぶの面倒だし帰ろ。」
「IIDXやりに来たけどスクラッチガタガタで萎えた。呼ぶの面倒だし帰ろ。」
「メンテお願いしたけど、ここのスタッフまともにメンテ出来ないんだよな・・・。やっぱダメだ、帰ろ。」
「なんかやべーやついる。怖いから帰ろ。」

 私はしょっちゅうあります。

 わざわざゲームセンターに立ち寄りゲームをしているのに何らかのマイナス要素がきっかけで帰ってしまう根本の理由は、

『コミュニケーションコストが他業種と比べると高く、結果的に低い顧客満足度を提供せざるを得ない環境にある』

からと考えます。

 スタッフを呼び出さないのも、「呼び出しボタンまで行くのが面倒(どこにあるのかわからない)」であったり、「(煩い店内で)声を張って要望を伝えるのがダルい」といった要素が大きく、顧客の声が適切に届いていないなぁと強く感じたり。

何をするのか

 上記から、顧客の声を適切に吸い上げる満足度の高いゲーセンをやるってのも1案としてはあったのですが、今までの経歴とスキルや個人的な野望で全てのゲームセンターに活かせられるクラウドサービスでも立ち上げた方がいいんじゃない?と思い、顧客の声を適切に吸い上げるサービスを軸に三方よしなものを作って運営していこうと考え友人とサービス開発を始めました。

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↑こんなサービスを今作ってます。(画像小さいですねすみません)

端的にいうと、

『今流行りのQRコードを使い』
『呼び出しのコストを下げ情報量を厚くし』
『対応のレベル向上や売り上げへの貢献をする』

これを1パッケージで提供します。

 この記事を読んでいる方は、音ゲーマーかつお客さん側が大半だろうなとは思うのでお客さん側からみてこういう将来を目標にしているよというビジョンをば、

『サービスを利用している全てのゲームセンターで、新人からベテランのスタッフまでもが安定して高品質なサービスやメンテナンスを提供・維持できるようなプラットフォームをつくる』です。

 音ゲー出身なので、話の主軸がそっちに寄っていますがこのサービス一番活きるのはUFOキャッチャーかなと思ってます。筐体に一時的なロックシステムが実装されてたり、運営の工夫でコイン投入口の蓋を作るとかやってるお店が多いですがもっと便利にしてあげられたらなと。
 あとは、新規にゲームセンターを立ち上げる方がいたら即座にオペレーションしやすい環境を提供したり、ノウハウを閲覧できるようにしてあげたりと思ってもいます。

 詳しくは、CAMPFIREでクラウドファンディングを募ってるので読んで頂けると嬉しいですし、支援頂けると更に嬉しいです。友人や知人に共有して頂けると泣いて喜んじゃいます。

https://camp-fire.jp/projects/view/176180
-宜しくお願いします!

 投資や支援がなければやらないのかというと、なくてもやりますが応援・支援を頂けると物理的に開発のスピードは上がりますし何よりモチベーションも上がります。

 将来的な展望としてもっと広いところ(別業種)にも拡張していきますが、まずは思い入れの強いゲームセンター業界に貢献できればなと思っています。

最後に

 CAMPFIREの方にも書いてあるんですけど、僕らの中にweb系のエンジニアがいないので1から勉強してその部分作らないといけないんですよね。

 音ゲーマーの中でビジョンに共感した!格安で手伝ってやるぜ!っていう奇特な方がいらしたらお声がけ頂けると嬉しいです。

 あと、もしこの記事をゲームセンターのオーナーさんや店長さんが見ていて、実地テストに協力してあげるよ〜なんてありましたら連絡頂けると飛び跳ねて喜びます。運営側へのメリットやロードマップ、展望など営業用資料もしっかりこさえますので、伺わせて下さい。

読み返してみると、退職エントリー詐欺過ぎるなぁ。
皆さん、よしなに宜しくお願いします。

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