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私は宇宙一 愛されるべき存在


人と自分を比較し
卑屈になったり見下したり 

他人にどう思われているのか
都合の良い思い込みに浸り


もう
どれだけ自分が可愛いのか 


自分が嫌になります




「我」と「慢」

というものがあります


これは本能で

人間の誰もが皆
持っているものです


「我」 とは

この宇宙の中で
この私が最も大切

何にもまして最重要

最も愛おしい

最愛の存在

愛されるべき存在

愛おしまれるべき存在


なかには

私はそんなことを思っていません

私なんて

私は愚かな
最低最悪の人間です


死んでしまいたいくらい
自分が大嫌いなんです


という人がいるのですが

これも

「我」

なのです


最高でなければ
最低になろうとする

最愛の存在でなければ
最憎の存在におとしめようとする


私が
私を
私に
私らしく


他の人間と切り離し
特別な存在として

「私」 という自覚
「我」 という感覚を

増強していくのです



そして「慢」は

周囲の人と自分を比べて
ランク付けをすること


自分より上
自分より下
自分と同等

即座に位置付けを行います



仏教ではこれら

「我」と「慢」を

薄めていこう

なくしていこうとしています

その方法は


「我」と「慢」を

なくそうとしない


ことです


自分の中に

「我」と「慢」がある


という事を認めることです


自分の中で
「我」と「慢」が
出てくる度に
それに気付くことです


お誕生日会のケーキを
みんなで食べようとなった時

配られたケーキを見て

私のは小さいな

あの人のは大きいな


そう思いながら食べるケーキ

美味しさが
どんどんと削られていくのです


自分はあの人を羨ましい
と思っている

そのことを認めるのです


これが「我」か

これが「慢」か


と気付き


そして
クスっと笑うのです


自分の中にある

「我」と「慢」

にいつまでも囚われず

目の前にあるケーキを
楽しみましょう






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