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IDGの投資先30社(2018/07-09)〜田舎×ミニプログラム×ECが注目される理由〜

中国インターネット研究所の紹介


Baidu、Alibaba、Tencent、Sequoia、ZhenFund、IDGから毎月2社の投資先をリスト化して公開すると共に、その中でも中国の経済情勢を反映する特徴的なスタートアップを数社ピックアップして紹介しています。

Baidu、Alibaba、TencentはBATと呼ばれ、中国インターネット業界を牛耳っています。BATがスタートアップに占める投資の割合は全投資の40%を超えています。
BATの投資先を継続的にウォッチすることは中国インターネットつまり、世界のインターネットの最先端を見ることと同義であると言えるでしょう。

また、Sequoia、ZhenFund、IDGの3社は中国のアーリーステージを牽引するTOPVC3社であり、年間投資件数は合計約300件を超えます。
この3社の投資動向を把握することは、「次」のインターネット世代のサービスもしくはインターネットの「次」に生まれるものを探すことと言えるでしょう。

メディアが報道する中国企業はPVが取れそう、話題になりそうといったものしかないのが現状です。
この「中国インターネット研究所」では、世界で最も進む中国でインターネット企業がどこに向かおうとしているかを、最新の投資情報リストから大まかな傾向をキャッチアップすると共に、投資先から見えてくる中国の旬な経済情勢を理解するのを目標にしています。


今月のTopic

IDGが2018年Q2に投資した30社のリストと「田舎×ミニプログラム×ECが注目される理由」をテーマにIDGの投資先の狙いを深掘りしたいと思います。

具体的には「Weixinのミニプログラム」でECを展開する「V小客」の狙う市場を深掘りしたいと思います。
インタビューで「四、五級都市のユーザー」をターゲットに展開すると述べていますが、なぜ「Weixinのミニプログラム」というチャネルなのか?なぜ「四、五級都市のユーザー」をターゲットにするのかを考えながら、中国で注目を集めるトピックへの理解を深めたいと思います。

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