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PTJ『プレミアムテキスタイルジャパン』

有楽町にある国際フォーラムにて11月19、20日と『プレミアムテキスタイルジャパン』の展示会が行われました。弊社は取引のある会社が数件出店しているので会場に伺いました。

年々、アパレル・繊維は品物が売れない状態が続いているため、出展を取りやめる会社さんも見受けられますが、国内の生地問屋、メーカー、服飾付属関係など本当繊細なモノ作りを行っております。

3〜4年前は中国や韓国、インドなどの国の繊維会社も出展していた薄利多売な時期がありましたが、ここ最近はクオリティーが高い海外の繊維会社さんだけ出展しているように感じます。

しかしながら、消費が低迷している為、良い素材を作って拘りの品物を作っても売れないとなるとやはり前述の通り出店者数減となり盛り上がりに欠けてしまう部分があります。

いいものを作っても市場は売れない時代・・・
そこには、経済的な部分もあるかもしれませんが、自らの価値を落とすアパレル側の目先の利益の販売方法もあるように思います。

過剰なセール価格やセール時期の前倒し、高級品も普通の品も『中国製』これでは付加価値すらありません。

なので、良い商品を作っても消費者側が賢くなり、様々な販売チャネルで購入したりインターネット情報などを参考にいかにプロパーより安く賢く買うか、得するかに流れているのだと感じます。

結局のところそれだけ現在の商品は特色はあるけれども価値を失ってしまっているのだと思うのです。

繊維の一定年齢の方々が『昔は良かった、昔は何千メートル発注が来た、何千枚売れた』など言いますが、
昔話し話しからは何も生まれずなので、

これからどうするか、どの様に価値を知ってもらうか、お客様に商品の魅力を感じてもらえるかなど沢山の課題が残るアパレル繊維業界になって来ています。






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