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アクリル絵具でミニチュアペインティング①アクリル絵具の種類 #Warhammer


導入(省略可)

「シタデルカラー高い…」
「ベヘモスとテレイン塗ってたら今月だけでn本使った…」
「多量消費怖…」

そういった話をよく耳にするのですが、諸姉諸兄に於かれましてはいかがでしょうか。もしかして私だけ? あれらは幻…?

タミヤ、ファレホ、アーミーペインター…etsetora…シタデルとの競合として挙げられる水性塗料もたくさんありますが、広い意味で気兼ねなく使える塗料・補助剤の候補として、私がお勧めするのはアクリル絵具&メディウム類です。専用の水性塗料に比べると、もちろん弱点も多い画材ですが、成分的にはほぼ互換と言えます。上手に組み合わせることで制作費用を抑えることができますよ。

この記事は、ミニチュアモデルの筆塗りを目的としたアクリル絵具の特性と扱い方について、「シタデル以外の水性塗料を検討中」の諸姉諸兄に向けて簡便にまとめ、ご紹介するものです。

通りすがりの方々にも、何らかの助けとなりますように。

作例説明(省略可)

40k/アデプタ・ソロリタス/聖セレスティン&ジェミナエ・スペリア

画像は、ほぼすべてターナー色彩のアクリル・ガッシュで仕上げた作例です。(ただし、ゴールド、偏光色、巻物の文字は除きます)。

下地はブラックのスプレー、第1層目は白ドライブラシでモールドを立ち上げ、2層目で塗り分けし、3~4層までに狙いの色味を出しました。色ムラが出ても気にしないこと、塗膜をなるべく薄く広げていくことがポイントです。難しくなさそうでしょう! あなたにも! できる!!

アクリル絵具の種類

アクリル絵具は大別して2種類、ガッシュとカラーとで区分されます。求める質感に合わせて探してみましょう。

アクリル・カラー(Acrylic Color)

透明色~半透明色がメイン。乾燥後は控えめなツヤを帯びた塗膜になりやすいです。白~明色以外では隠蔽力はほぼありません。色を重ねつつ下地を活かす技法向き。シタデル・コントラスト派のユーザーと相性が良さそうな気がします。全工程アクリル・カラーでの完結を目指す場合、下地のスプレーには明るい色(白~ベージュ、グレー系)を選択しましょう。

アクリル・ガッシュ(Acrylic Gouache)

半透明~不透明色がメイン。乾燥後はマットでサラサラした塗膜になりやすいです。明色系はハイライトカラーとして有用です。隠蔽力は専用の水性塗料には及ばないものの、明るい色ほどしっかり発色します。原色、特にブルー、グリーン、レッド系には透けやすい色もちらほら。全工程アクリル・ガッシュでの完結を目指す場合、下地の色は選びませんが、題材のカラースキームの「全体的な明度」に対し、大きく離しすぎないよう注意しましょう(重ね塗りの範囲・頻度が増えると地味に大変です)。

〆(省略可)

次回の記事では、メディウム(補助剤)をご紹介します。水だけで溶いたアクリル絵具の塗膜はヨワヨワです。アクリル絵具・塗料・メディウムを上手に組み合わせて、安定した塗膜と表現力を手に入れましょう。

自由な発想で楽しんでみてください!

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