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新しい組み合わせで走るひと

PLANETSCLUBのランニング部では、いろいろな企画があがり、みんなのここ走ったよ!が報告されています。私はツイッターにも走るのアレコレ、つぶやいたりしています。
そんな投稿のなかで、見っけ!という言葉を最近よく使っているのですが。
それはSpitzのアルバム 見っけ "MIKKE" の影響です(笑)
Spitzが好きです、とても。
雑誌のインタビュー。アルバムタイトルについて、マサムネさんがこんなこと言ってました。

見っけってエウレカ(eureka)じゃないですか。そういう哲学的な意味に無理やりもってったりもできるし。気づきとか悟りみたいな言葉でもあるし。醒めないんだけど、現状にずっとぼんやりと身を置いてるだけではなくって、新たな何かを見つけようとしてるところもある言葉でもあるかなと思いますけど。
ROCKIN`ON  JAPAN   2019VOL.513より
*「醒めない」は前回のアルバムタイトルになります。

見っけ、MIKKE、エウレカ!!前向き要素な発見だ。
私も走るなかで、いろんな見っけをしていきたいと思ってる。
まずは風景の中に。走るそのものの中で楽しいを。
そして走り続けていく中で。あらたに出会う世界観、あるのかな。

そんなSpitzとの出会いはラジオでした。
就職1年目...仕事もプライベートも泣きたいことばかりでスタートになった春。
そんな時にラジオから流れてきたチェリーが、私の心に潜り込んできた!
Spitzと人生の半分以上一緒。
「きっと、想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってる~」
そんな今を 私、生きているでしょうか?
予想外のことは起きている、ライブで遠征した先で走り出したよ(笑)

☆旅先...遠征先でラン!
旅先でラン、とかっこよく言いたいところだけど。
旅が目的の旅をすることも最近はしなくなって。
まだ走るために旅に出る感覚はなくて。
でも、知らないところを走ってみたくて。
そうだ、ライブ&ランなら、いろんなとこを走れるかも♪で始めることにしてみました。私の旅先でランは、遠征先でランだった。

あとは、宇野さんの観光しない京都の話も素敵だなって思っていて。
https://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar1496557
こんな風に自然に旅先での時間を過ごしてみたい。観光地巡りでない、その土地を走って感じられる風景を、その時間を楽しみたい。

2020年最初の遠征先は、1月18日  Spitz  MIKKEツアー大阪城ホール。
大阪でランニングしようと決めたのは大阪城公園。
観光地...(笑)でも、ライブが城ホールであるもんで。
今回のところは迷わずコース決定。
大阪ランナーにとっては、どんなコースになるんだろう?
でも、ご近所の人にとってはいつもの日常のコースかな?
ライブ翌日に走りやすいように、宿も公園近くで決めた。
宿選択基準もこれから変わってくるかもしれないな...。

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さて、ライブ自体はもちろん最高なんだけど、ここで語ることではないので、省略します。ライブ後は、いつもどおり友人と飲み食い&語りつくして夜を過ごす。友人にランニング始めたんだ~と話すも「走ってるの⁉何で⁉すごいねー!頑張って!」で、走るに関する話は終了!わーもっと聞いて!!

そして翌朝。6時起床。早い!すごい!そんなに走るの楽しくなってたの⁉
まぁ、新幹線の時間とか、チェックアウト前にシャワーとかもあるしね。
寒さやメンドクサイを超えて、走り出せばいいことしかないのをやっと知ったのだ。

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7時前にランニングスタート。
橋を渡って大阪城公園を目指す。朝日が昇りだしたところ。
まだ世界の動きが少なくてとても澄んでいる空間と時間を走ってる。
知らない景色と相まって、とても気持ち良い~
しかし、早起きの人って結構いますよね。ランニング、散歩、若者グループもいくつかすれ違ったな。映えな写真が目的か、若い女の子たち、三脚使って自撮りに熱心だった。知らない場所を、さもいつも走ってるかのように人間模様も楽しみつつ。
そして目指すは大阪城!(あれ、やっぱり観光してる?)
朝の景色にそびえたつ城が美しい...。大阪はライブでも結構行くけど、大阪城に行くのは初めて。特に行きたいって思ったこともなかったなあ。
人がまばらな観光地は、違う顔も見せてくれるのかな。

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お城の前で休憩した後、次に見えてくるのは...野球場。
Spitzメンバーは以前、スタッフのみなさんとここで野球をしたことがあったそう。スタッフは忙しいから外野を守りつつ、携帯電話でお仕事もしながら一緒にしたんだって。そんな話を聞いた後では、何でもない野球場もキラリと存在感増しちゃって。記念にパチリ☆聖地巡礼?

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そして、昨日ライブがあった大阪城ホール到着。ライブ前のわんさかした人の集まりが嘘のよう。静かにたたずむ城ホール。高揚感はどこ行った?
ライブに行くことは非日常×自分の物語、とか冷静に語ってみたいけど。
いつも、夢だったのかな?って放心状態ですよ、特にSpitzはね(笑)

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        *自撮りがうまくできない世代です...。

ぐるりと1周して、ランニング終了。自由に走れるようになってきたけど、このぐるっと回った時に感じる達成感みたいなものは何だろうな。
早起き&初めての場所&ライブの余韻に浸りながらなど、なんだかんだ特別感満載で終了。遠征先で走るコト 非日常の別枠ちゃん☆
距離や時間、街中を自由に走れるようになった感覚と。
寒いとかメンドクサイとか思いながらも、何も考えず出勤前と同じ感覚で身支度と準備運動ができるようになって。
ランニングが自分の日常事として捉えられるようになったのは、つい最近。
旅先で走るコト 非日常のお楽しみ。
今回は場所も場所だけに...ランニングしながら観光もしちゃってる大阪。

☆私のラジオデイズ
Spitzとの出会いはラジオでしたが。
PLANETSCLUBを主宰している宇野さんとの出会いもラジオでした。
J-WAVE【THE HANGOUT】という番組です。
https://www.youtube.com/watch?v=QVAshpGg8W0
*タイトルで選んでみたけど、アーカイブは他にも残っているので、たくさんの人に視聴してみてほしい!
https://www.youtube.com/watch?v=3BEc0OZ4reM
↑ PLANETSCLUBの構想が語られている!

テレビがないので、なんとなくラジオを流している時間が今も多いです。
ある日、いつも通りなんとなく聴いてたら...
番組が変わって突然早口の人がしゃべりだした。
早口過ぎて何言ってるかわからん...思わず手をとめてラジオに耳を傾けた。この人誰?何だか偉そうな物言い...?いや、爽快!おもしろいかも。
この日がきっかけで番組のアーカイブもさかのぼって聴きだした。
延長戦(番組が終わった後に1時間くらい喋っていたかな?)も視聴したくてPLANETSチャンネルにも入会。そして今、PLANETSCLUBに。
HANGOUTがなかったら...宇野さんと出会ってなかったと思う。
自分の趣味嗜好、探索能力ではたどり着くことができなかったな...と。
最初のきっかけは、本当にちいさな「ふと」や「偶然」。
でも、そこから拡がって予想もしないコトにつながっていく。
走るもまさにそうだし。私、noteとか書くタイプの人間ではなかったはず。


選ばれたのは 僕じゃなくどこかの貴族
嫌いになるために 汚した大切な記憶
足が重くて 心も縮むような
そんな日々を拓く術を 授けてくれたのはラジオ
したたかに胸熱く 空気揺らしてくれるラジオ

遠い国の音楽 多分空も飛べる
ノイズをかき分けて 鼓膜に届かせて
同じこと思ってる 仲間を見つけたよ
何も知らないのに 全てがわかるんだ
決まりで与えられた マニュアルなら捨てて
また電源を入れるんだ
君がいたから僕は続いてるんだ
新しくなっても 痛みを超えても
大人になっても 君を求めている

こんな雑草も花を咲かす 教えてくれたんだラジオ

*スピッツの最新アルバム「見っけ」”ラジオデイズ” という曲から引用。

宇野さんが早口でよかった(笑)
ん?ってひっかかった感じ。ふと顔を上げてラジオを見ちゃった感じ。
走っていて目にする楽しいアレコレ、小さな見っけに似ていたかも?
Spitzと宇野さんから拡がった私の世界、違うようで重なる。
変わらずに変わり続けていく、その存在から受ける影響は大きい。
宇野さんはリトピーの味方だし、Spitzはブチの味方だ。
だから大丈夫。

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さてさて、そんな楽しいライブ&ランですが。
現在2020年4月、次の楽しみはもう少し先になりそうです。
今は目の前の大切なことに向かって、走り続けてみますよ。