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三陽スピリッツ「そうじの力で運命を開く」

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小早祥一郎氏(そうじの力社長/組織変革プロデューサー)の言葉
教育者・森信三先生に、「再建の三大原理」という教えがあります。
  ・時を守り ・場を清め ・礼を正す
こうした基本を疎かにして、決して会社を伸ばすことはできないのです。
  (人間学を学ぶ月刊誌「致知」令和5年2月号より引用)
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 学校生活の中で生徒が「心を整える」のに重要なことが”清掃”(場を清める)と思っています。机の上に物が散乱したなかで学力が伸びるでしょうか?体育館のコートにボールや道具が置いたままで、スキルが向上し、チームとしての意思統一ができる練習ができるでしょうか?
 私は10年くらい前から毎朝学校内の朝清掃をしています。ゴミを集めたり、トイレを掃除したり、いろんなことを考えながら掃除をしていました。私は掃除を続けるうちに、生徒の日々の変化や成長を敏感に気づけるようになっている自分に気づきました。今では中学バスケットボール部全員で学校の廊下やトイレを掃除しています。そこで私は生徒にジュースのシミや汚れに気付けるようになってほしいと指導を続けています。自ら主体的に掃除をしてくれる生徒は、驚くほどプレー面で成長が見られます。バスケットボールは、コートの中で10人が入れ混ざるスポーツです。狭いスペースのなかで、空いているスペースや相手とのずれに気付けるようになり、周りへ気配りができるようになる。そうすれば自然とデイフエンスが非常に強化されます。いつしか三陽はデイフエンスが良いと評判になるようになりました。
 こうやって朝掃除をし、心が整いやすい環境つくりを徹底しています。思春期の多感な子ども達は多くの悩みや不安をかかえています。また今はウクライナの戦争や急激な気候変動・コロナ禍で、ただでさえ将来が見えづらい世の中に生きているのです。そのような時代の中で心を整えて生きることは、非常に大切なことだと思います。
 朝から掃除をして環境を整え、シュート練習では体の軸を整え、神経を研ぎ澄ますようにシュートを打ち込む。このような日々の積み重ねでたくましく成長してくれる生徒の姿を見るのが私はとても嬉しい。オーケストラの指揮者が楽器や演奏しているプレーヤーから素晴らしい音色を引き出すように、心を整えることによってバスケットボールだけでなく、教室やグランドで子どもたちの個性や魅力を引き出せる先生を目指します。

人間力向上しても委員会:KH先生(ペンネーム:結構Human)

福岡の中高一貫校で「令和の日本型教育実践校 No.1」を目指しています。サポートよろしくお願いいたします。