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憧れのスタジアムへ

失われた2020年を取り戻す旅 1日目:大阪

大学生の頃は、大学の定期戦で、試合観戦で。社会人になってからも、旅行で、母校の試合の応援で、遠征の帯同で、なんだかんだ毎年のように訪れている大阪。
だから大阪に来て、あれもしたい!これもしたい!というわけでもないので、朝はのんびりと出発。

お昼過ぎから活動できれば良いので、ちょっといい焼肉弁当を新横浜駅タカシマヤフードメゾンで買って10時台の新幹線へ。新横浜駅改札内の駅弁はそんなに種類が多くないので是非おすすめしたい…!

その日は10月31日、ハロウィンで、夜に友達とあつ森の通信をしながらパーティーをすることになっていたので、それまでに島の生活上の日課の化石掘り、たぬき商店でのお買い物などを終わらせる。前夜にあまり寝られなかったのでゲームをしながらうとうと。。気づけばあっという間に名古屋。大阪までの道のりは、長いこと静岡県を走っていて名古屋に来るともう少しという気がしてくる。

焼肉弁当を食べて、到着に備える。同じ12号車に座られた皆さん、焼肉の匂いでいっぱいにしてごめんなさい。あんまり反省していないけど。


新大阪駅に着いたら、まずは大阪駅まで移動して近くのホテルへ荷物を預けて周辺の散策。大阪駅は今までにおそらく来たことあるはずが、きれいな建物が建ち並んでいて見覚えがない。梅田のスカイビルは見覚えはあるけど…。調べてみたら大阪駅北口のグランフロントは2013年開業とのこと。変わりゆく街並み。東京駅もそう思われているのかな。

荷物を預けたもののチェックインはしていなかったので、Go to施策の「地域共通クーポン」は受け取れず…チェックインは22時過ぎになり、かつ翌日は大阪を朝早くに出るので無駄にしてしまうかも…と心配したのも束の間、すぐ近くのコンビニで使えることが判明。色々と日用品を持ってこなかったのでそこで使うことを決意。結局この後も各地で地域共通クーポンはその夜のうちにコンビニで使うことに。これでよかっただろうか…まぁいっか、大阪の地にお金は落としたのだから。

今日の目的地へ向かうために梅田駅へ。大阪⇔梅田はいつも迷子になるけど、地図が頭に入っていたので、ちょっと遠回りしたもののどうにかたどり着く。よくわからないけど選挙運動うるさいなあ…って、後になって気づいたが、その日は大阪都構想の住民投票の前日。お疲れ様でした。
電車を乗り継ぎ、万博記念公園駅へ。そう、そこに憧れのスタジアムはあるのです。

キックオフの4時間ほど前にもかかわらず、すでにちらほらと青と黒を身につけたサポーターの姿が。何せ横にはららぽーと。ここにいれば一日中楽しめるというのがうらやましいという理由の一つ。商業施設が近くにあるから、試合がない日であってもサッカーを身近に感じることができる、というのがヨーロッパで成功しているスタジアムのモデルだって、どこかの先生が言っていたような気がする。スタジアムの横どころか、併設されているのだったかな(ちゃんと聞いておけばよかった)。また自由に旅行できるようになったら絶対にヨーロッパのスタジアムへ行こう。

4時間前から来たのには理由がある。長時間の入場列待機、ではなく、EXPOCITYにあるNIFRELへ。海遊館がプロデュースしている動物をより近くで感じて楽しめる、新しい感覚の動物園だ。スポーツ観戦と並び、動物園・水族館に行くことが好きで、旅程には必ず入ってくる。その地域特性に焦点が当てられていたりして、これまた楽しい。(NIFRELはそうでもなかった)

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商業施設に併設されているだけあって規模はどうしても小さくなってしまうけれど、動物・水生生物の魅力を身近に、存分に楽しめました。ちょっとお洒落な感じで。
でも壁に向かって泳ぎ続けるミニカバ、水に浮遊するワニ、うたた寝するホワイトタイガーを観ると、、正直可哀想。。動物園・水族館は広々した場所に限る。うん。


ニフレルは2時間もしないで見終わったので、少しららぽーとを覗いてからスタジアムへ移動開始。

そう、ずっと行きたかったのはパナソニックスタジアム吹田。駐車場をぐるっとまわること10分ほど。


ついにきたーーー!

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どおおん。

今日の試合はガンバ大阪vs北海道コンサドーレ札幌。ユニフォームサプライヤーであるUMBROの日で、ガンバのTシャツがもらえるということもあり、嬉しい。本当は他サポだけど今日は何せハロウィンだし。真のサポーター()だったら、他クラブのシャツも着るのも許されないのかな。こういう所にこだわりがないのは自分の良いところ、だと思ってる。


予定時刻より早く入場が開始されて入場、配られたTシャツに袖を通す。

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リュックから覗く顔にお気づきだろうか・・・(トイレより失礼します)


指定席なので早く行って席を取る必要もないのだけれど、身軽になるために自席へ。(NIFRELでお土産買いすぎた)
上層席だったので、わかっちゃいるけど階段が長いこと。にも関わらず、

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ピッチ近っ!!!

いつもここから試合が観られるなんて最高だなぁ、ガンバサポ。

ここからスタジアム内をただ観たいが為にぐるぐる。どこにグッズがあるのか、どんな座席があるのか、どんな装飾がされているのか、サポが交わらないようにどのような区分けがされているか…(運営目線)などなど、新しいスタジアムに来るとどうしてもこうなってしまうので、友達と一緒に来ると申し訳なくなってしまう。

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ツネ様…!!!

食べ物の売店あたりからピッチもギリギリ見えて、東京ドームを思い出す。種類は豊富で、この日は選手コラボメニューもあったので、ずっと前に応援しているチームにいたキムヨングォン選手の唐揚げ丼を買って席に戻る。

まだガラガラの座席、隣には地元の高校生とおぼしき青年2人組が。「女一人でサッカーかよ…?」って思われただろうな。良いだろ、楽しいんだぜ。

唐揚げ丼を食べながらピッチ内でのアップを眺める。申し訳ないけど、ヤットさんが見られない以上、そこまで観たい選手はいなかった。選手紹介のリアクションを見る限り、唐山 翔自選手が注目を浴びているようだった。調べてみたら高校三年生!期待の若手ということか。

アップ頃からキックオフの時間までの演出、ビジョンの放映なども気になってしまう(運営目線)。ロッカー周辺を選手達が歩いていたり、円陣を組んでいる映像が放映される。ただでさえピッチが近いというのに、ここまで見せてくれるとは…なんと贅沢なスタジアム!

両クラブの応援も気になる。声は出せないものの、鳴り物が解禁されたので、リズムのあった手拍子が気持ちいい。札幌側のゴール裏だったけど、どちら音もよく聞こえる。太鼓の音が心臓に響く。元のスタジアムが少しずつ戻ってきたと感じる。

気分が上がってきたところで、キックオフ。

それまで気がつかなかったのだが、少し前にいかにもゴール裏通っています感のある小学校低学年くらいの少年達がいた。声は出さないけど服装、身振り、表情、リアクションが完全に大人のコアサポのそれらと同じ。
ちょっとプレーが荒れると「なんでだよ!!」の手振り。敵意むき出しの表情。その小ささでそこまでコピーできるか!?と思うと同時に、子供は大人をそれほど観察しているんだなぁと身の引き締まる思い。本当に気をつけよう。でも小さいから何でも許しちゃうけど。


<<試合のレポートは・・・ありません。すぐに忘れてしまうので。>>


試合後になると、あの駅は相当混み合いそうなので終了間際に退散。
夜の太陽の塔は怖かった。一人で暗い道を歩いててアイツがにょきっと生えていたらぞっとする。

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目、光ってるし。


22時頃無事にホテルにたどり着き、チェックイン。
そこから友達とハロウィンパーティー@あつ森と電話。1時過ぎまで…翌朝早いんだけどなぁ。
こういうのをバシッといつまでも切れないから、人といるのは疲れるんだよなぁと、一人の幸せを噛みしめながら眠りについた。


-1日目終了-

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