⚠️この記事には一部ネタバレが含まれています。

よくきたな。おれは逆噴射kope一郎だ。
冒頭の注意を読んだ上でここに来たということは、おまえもきっとヒカセンなのだろう。なに、違う？
ならばお前の考えはおそらくこうだ。「興味はあるけどMMO怖いし……実際やるのはちょっと……でも……」そんな感じだろう。
そんなお前の魂胆はみえみえで、そのゆうじゅうふだんなアティチュードは悪いやつらを呼びよせ、危険ばかりを押し付けられ、名を利用され、賞賛はされども顧みられず……そしていずれ精魂枯れ果て力尽き、無人の雪原でチョコボにもなぐさみてももらえない氷の塊となりはて……死ぬ。
どうしてこんな事になってしまったのか？それはお前が真の男のなんたるかを今だ知らず、コンパスも持たぬmまにMexicoの荒野を渡ろうとする無謀な旅人であるからにほかならない。
だが指針は簡単に手に入る。それは……FF14蒼天のイシュガルド編をプレイすることによってだ。

蒼天のイシュガルド編とは

「蒼天のイシュガルド」はリニューアル後のFF14における初めてのストーリー追加大型パッチだ。
封建的な国家とドラゴンとの戦いをモチーフにしたストーリーは評価が高く、ファンからは「FFが真っ向からファンタジーやってる！？」と驚愕をもって迎えられた。
暗黒騎士、機工士、占星術士などおなじみのジョブが追加されたことも見逃せない要素。

あらすじ

とある事情によりエオルゼア南部ではお尋ね者となってしまったプレイヤー=光の戦士ら、秘密結社「暁の血盟」の面々。彼らはヒカセンの友人にして戦友である騎士、オルシュファン卿を頼って北方のイシュガルド国へ落ち延びる。
驚く事に彼は嫌な顔一つせず受け入れ、あまつさえ本家であるフォルタン伯爵家の客分として扱って貰えるよう手配までしてくれた。そして告げる。希望はまだ失われていないと。灯を消してはならぬと。
はぐれてしまった仲間を探すため、フォルタン家への恩義を返すため、そしてエオルゼアのためにヒカセンたちは再起を誓う……
というのがあらすじだ。蒼天編はイシュガルド国とドラゴンとの千年戦争を舞台に友情や親愛を描く、北方山岳地帯の凍てつく氷河を溶かすような、熱い真の男たちがおりなすドラマなのだ。

真の男たち

イシュガルド編の大きな魅力がPCをとりまく登場人物(しんのおとこ)たち。その一部を紹介しよう。

蒼天編の真の男たちの中でも特に人気が高い人物、オルシュファン。
新生編において友人を冤罪による処刑という窮地から救い、また反乱者による神降ろし事件を鮮やかに解決してみせたヒカセンに惚れ込み、その無二の友となった人物。
自らの下に転がり込んできた光の戦士たちを皆が呼ぶような「英雄」ではなく、ただ友として受け入れてくれた彼に、冷え切っていた心を救われたプレイヤーも多いことだろう。
蒼天のイシュガルドの大きなファクターである友情を象徴するキャラクターと言える。

蒼天編のキーマンであるアイメリク・ボーレル子爵。若くしてイシュガルドの実質的な国軍である神殿騎士団のトップに立った人物。
あまりにも長く続くドラゴンとの戦いのため、戦争をイサオシとそれに伴う権益確保の手段とする文化が醸成されているイシュガルドにおいて、それでも疲弊してゆく民を慮りいくさの終結を願う、こう潔を人の形にしたような男。また、千年の怨敵たるドラゴンとの和平の可能性を積極的に探る柔軟性も持っている。
大の甘党という意外ないちめんも。

イシュガルドせんしの最精鋭たる「蒼の竜騎士」エスティニアン。アイメリクの古くからの親友で戦友だ。
敵の首魁であるニーズヘッグに家族を殺され、竜騎士を志したという直接的な因縁を抱えるが、しかし、その姿は怒りと憎しみが原動力という点でまさに仇と鏡写しであり……という、エピソードの牽引役だ。
ぶっきらぼうで好戦的な性格だが、その誰であろうと常に本音で相対する姿勢により思いつめてしまうタイプのアイメリクやアルフィノにとってよき相談相手になっている。特にアルフィノは兄のように慕っているほど。
上のスクショでは何やら不吉な事を口走っているが、そこは自分の目でたしかみてみることだ。

真の男になろうとするものたち

蒼天編に登場するのは既に真の男である人物だけではない。彼らとの交流や、あるいは旅路の中で成長してゆく者もおり、お話の面白さを重層的にしている。

新生編終盤において自身の策を逆利用され、暁壊滅のきっかけを作ってしまったアルフィノは己の未熟さを痛感。意気消沈するが……折れてはいなかった。
暁の面々の捜索の傍ら、山積するイシュガルドの問題解決に力を貸す中での経験、そしてエスティニアンやイゼルとの冒険を通して、「天才少年」はいっぱしの男へと大きく成長を遂げる。
FF14全体での第二の主人公ともいえる彼の立ち位置が定まったのも蒼天編からであろう。

戦争本位、階級格差の現イシュガルド体制に反発し、ドラゴンに味方する「異端者」勢力の指導者である「氷の巫女」イゼル。
当初は敵対する立場であったが、ひょんなことからヒカセンたちと知己を得、戦争には中立の立場であるドラゴン族はフレースベルク一門との交渉の橋渡し役として旅の一行に加わる。
過去視の力を持ち、フレースベルクの記憶からあるドラゴンしんじつを読み取ったことが彼女が異端となるきっかけであったのだが……
その心までもがはたして氷なのかは、プレイして確かめるべし。

サブイベントもアツいぞ蒼天編

アツいのはメインストーリーだけではない。
真の男しかいない家ことアインハルト一門が活躍する機工士ジョブクエストや蒼天街クエスト、

アインハルトの長男ステファニヴィアン。
大貴族の後取り息子の筈がとんでもない機械バカに育ってしまった人物。
だがそれは確固たる信念に基づいた行動であり、民の事を心から思う真の男。

アインハルトの四男フランセル。
戦後復興計画の責任者に抜擢され、歳若いながらその善良な人柄、そして強い責任感をもって事業を取りまとめる真の男。

また傑作と名高い暗黒騎士ジョブクエストなど真の物語が楽しめる。
また、戦争終結後を描くパッチ3.1以降（つまり追加ストーリー分だな）においても息もつかせぬ展開や更なる真の男たちがおまえを待っているぞ。

未来へ…

FF14にはタダで遊べるフリートライアル版が存在し、一部機能制限（所持金制限、ギルド機能の制限など。プレイ自体に影響はあまりないぞ。）のみで蒼天までの全てのシナリオとコンテンツを遊べるので、是非にチャレンジしてみるといいだろう。言い忘れていたが章テーマソングも名曲だぞ。

それではまたな。

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