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お酒とともに

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ゆっくりお酒とともに、読みたいnoteをまとめます
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2019年5月の記事一覧

愛される準備

Dr.ゆうすけ( @usksuzuki )こと、ゆうすけ先生のnote「愛されるとは、『欠損』を受け入れられること」を読んだとき、涙が出た。
今でも、わたしにとって大きな精神的支柱になっている。

愛されるとは
読んで初めて、自分の欠損を受け入れてもらうことで自己肯定感が高まると知った。けれど、欠損を受け入れてもらうためには、いくつもの準備が必要なのだということを、最近つくづく感じている。

その

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いつも揺れる

いつも揺れる

オススメされた消滅世界を読み終えて、さらにオススメされた同じ作家さんの小説を読んで、なるほどなあ、と思った。ペラペラな感想、笑。

当たり前のことだけど、人にはそれぞれ個性というか、個体差があって、それぞれ微妙に違うから、全く同じ価値観を持つことができない。それと同じくして毎秒、常識が変わっていくという真理を知ってしまい、過去の自分の馬鹿げた行動や最低なことも、その時は自分は正しいと思っていたみた

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【今日のひとこと】「仕事にはときとして妥協しなければならないこともありますが、理念については決して妥協してはなりません」

【今日のひとこと】「仕事にはときとして妥協しなければならないこともありますが、理念については決して妥協してはなりません」

「〇〇の言葉」「〇〇名言集」みたいな、ワンフレーズにスポットライトを当てた本は多くあるが、自分の心の中からいつも引き出せる「ひとこと」というのはそう多くはない。

「〇〇さんが、〇〇という本で、こう言ってましたよね。〜〜〜〜」とすらすらと言えたりかけたりしてしまう人をみては「すごいな」とおもう。

「僕も少しは見習おう」と、「すてきだな」「おもしろいな」とおもったフレーズをNotionにメモするよ

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日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう

日常のふとした瞬間に溢れ出る虚無感は どうしたら埋められるのだろう

小さな幸せに気づけない。

誰とも約束が出来ないというのは人生を放棄しているようだ。
わたしは刺し殺したいほど好きな相手もいないし、刺し殺されるほど人と関わりを持っていない。電話をするほどの相手もいないし、煙草を一緒に吸ってくれる相手もいない。ほとんどの時間わたしはひとりで過ごしている。仕事をしている時は引っ切り無しに人と会話をしているが、どこか壁に向かって話をしているみたいだ。別になんの感情の跳

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幸せで幸せを作れる人種になろう

幸せで幸せを作れる人種になろう

ラオス・ルアンパバーン4日目。今日は昼からカフェでゴロゴロしながら、たまった仕事を片付けてました。そこでカフェの店員のクンさんと話したことが、じわじわと自分の中で広がっていっているのが面白くて。ここに書き留めておきます。

2杯目のレモネードを注文するとき、クンさんとラオスと日本の違いについて話し始めました。人の考え方の違いや、文化の違いなど。ちなみにラオスでは女性が圧倒的に強い社会。男性を振り払

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同族嫌悪は自分への良いフィードバックだ

noteでもわたしはよく、似ている人のことは嫌いになりがちで、似ていない人に憧れてしまうという類のことを書いているのだけれど、これは「同族嫌悪」という名のものだと知った。

どういうところを嫌いになるかというと、"あまり人に指摘されたことはないけど自分では分かっている自分の嫌いなところ"である。自分で自分の好きなところと同じものをもっていると感じる人に対して、嫌悪を抱くことはないのだ。自分の嫌いな

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「大丈夫?」と聞かれたときに 大丈夫じゃない場合は何と答えるのが正解なのだろう

「大丈夫?」と聞かれたときに 大丈夫じゃない場合は何と答えるのが正解なのだろう

優しい人間でいたい、せめて。

強い言葉を使っている時、自分は弱っていると感じる。

「別に否定しているわけではないけど…」から始まる否定を何度自分の耳に流しただろう。

手の届かないところで相手の批判をして、それで勝った気になってわたしは勝手に負けにされて。それがここでの面白さでもあるし、批判している側は大してわたしのことなんて深く考えていないのだろう。ちょっと頑張ったら見えるところで人のことを

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「人の言葉に左右され過ぎだし、この言葉も無視したっていい」

「人の言葉に左右され過ぎだし、この言葉も無視したっていい」

大学生の頃に一度、そして社会人になりたての頃一度、そんなようなことを言われた。

大学時代の私は、学園祭に参加する学内全サークルの統括をしていた。学園祭の参加にあたっては責任者の方々には定期的な会議に参加してもらわなければならず、ただでさえ面倒なその会をできるだけリラックスして過ごしてもらいたい一心で、わざと砕けた態度を意識していた。

だが、それが裏目に出た。「態度が悪い」とクレームがついたのだ

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何をするかよりも、何をしないか

何をするかよりも、何をしないか

東京に住んでいると、なんだかいつも忙しい。常に何かをしなければいけない気がしていて、やっと休めたと思って何もしないでいれば、周りはこんなに頑張っているのに、自分は何もしていないという罪悪感で胃が痛くなる。
ほっとできる瞬間って、なぜだか少ない。時間に速いもゆっくりもないはずなのに、毎日はあっという間だ。

ちょっと外に出れば、早足で今日も誰かが歩いているもんだから、自分はこんなにゆっくり歩いていて

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「年齢不詳系雑誌」が増えている理由

「年齢不詳系雑誌」が増えている理由

先週書いた『紙とWebにおける決定的な違い』に続き、またもや雑誌の話。

最近雑誌を見ていると、対象年齢が広くなり、年齢という境界が曖昧になってきたように感じる。

この傾向は『"ワンテーマ"の時代』を書いた3年前から感じていたことではあるけれど、雑誌を読んだ感想を毎月言語化するようになってさらに確信を深めたことでもある。

中でも、変化をもっとも強く感じたのがminaだ。

minaはもともとカ

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忘れるためじゃなく、覚えておくために手放す

1年と少し前、気に入っていたtokyobikeの自転車を友人に譲った。

グレーがかったブルーのフレームに、細くて白いタイヤ。ペダルは軽くて、こぐとぐんぐんどこまでも進んでいける、かわいい相棒だった。

出産を機に自転車にあまり乗らなくなったこと、引っ越しが決まったこと、そしてちょうど友人が自転車を探していたタイミングが重なり、ぱぱっと話がまとまった。

私の家まではるばるやってきて、そのまま夜の

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恐れによって組織を動かさないということと、自由からくる恐れ

恐れによって組織を動かさないということと、自由からくる恐れ

「恐れ」がなくなったら、人はこれほどいきいきと働けるんだ。

先日、それを目の当たりにしたことがあった。ある友人ふたりからそれぞれに話を聞いて、彼らの笑顔を眼の前にして実感した。ふたりは前職でそれぞれ別の恐れを持っていた。

ひとりの友人の「恐れ」は、社内の特定の人からの評価だった。「あの人に嫌われたくなくて。あの人に嫌われたら、ここではヤバイってずっと思ってたなあ。査定する人でもあったし」と笑っ

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