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お酒とともに

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ゆっくりお酒とともに、読みたいnoteをまとめます
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売れる言葉と、ひびく言葉

売れる言葉と、ひびく言葉

日課としてそれなりの数のnoteを読んでいると、かなりの確率でライターさんや編集者さんなどの文章を売って暮らしてる人がいる。

でもなぜか、プロの物書きであるはずのそういう人のnoteにもあまり心に響かないものが結構ある。

むしろ素人たる主婦の人のnoteの方がグッと来たりする。この違いは何なんだろうか?

先日、Youtubeでお菓子の動画を見て、買うお菓子を選んでいる少年が「TVCMの芸能人

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社会人になった頃の自分に贈りたいことば

社会人になった頃の自分に贈りたいことば

春。新入社員がやってくる。

年次がまたひとつ繰り上がる。

2008年、広告会社で働きはじめて、コピーライターになり、10年以上の月日を過ごしている。

「仕事の話をしてくれませんか?」

新入社員研修は、全体での座学の他に、8名ほどの班にわかれて行われます。それぞれの班に先輩社員がつき、誰に会わせるか、何をするかを決めていく。

そこで「仕事の話を紹介するひとり」として呼ばれたのです。

「も

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読みやすい文章は「デザイン」が優れている

読みやすい文章は「デザイン」が優れている

 村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。

 その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。

 読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。

 漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)

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おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

「おもしろい文章は、内容がおもしろい」という残酷な事実がある。

 もちろん、表現や言い回し、空気感などでおもしろさを伝えられる人もいる。しかしそれができるのは、作家など一部のプロフェッショナルだけ。下手にマネすると「さむいエッセイスト」みたいになる。

 プロの書き手ではないぼくたちが「おもしろい」と思われる文章を書くためには「内容で勝負する」必要がありそうだ。

 ただ、おもしろいと思われるよ

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その文章に「サビ」はあるか

その文章に「サビ」はあるか

 おもしろい文章には「サビ」がある、と思った。

 曲で印象的な部分を「サビ」という。おなじように、文章にもちゃんと印象的な「サビ」があるか? 「これが言いたいんだ!」というメッセージがあるか? そこを意識するといいのではないか。

 そして、その「サビ」に向かって「イントロ」や「Aメロ」「Bメロ」を配置していくのである。

 こんな文章があったとする。

 今日は台風が近づいているからか、低気圧

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