【支障ををきたす】ユビキタス指標【親不知】
鐘の音が聞こえる・・・
午前9時、出発のとき。
エンジンのかかるハイエースは
25分間の滑らかな直線を伝う四輪車。
さあラジオをかけて!
空港まであと8km。
レゴブロックみたいな老人ホームは
カラフル地帯。
右にも左にも赤青まみれ
ただ多くを決めているのは太陽の黄色であった。
道中、森羅万象。
ハイエースはしっかり、角を曲がる。
助手席から感じる、はじめてのまがり。
え、助手席。なんで助手?
何も助けてないのに。
なにも、してあげられてないのに。
はてさて、続いてコンクリートを感じる道。
さっそく二手に分かれていく。
私たちだけは、まっすぐ進むけど。
おや、私たちだけではなかったようだ。
1車身先
かんぱんに、いにしえの鳥をのせた南西タクシー。
暑い夏にアノラックジャケットのドライバーがのぞく。
なるほど
彼にはナビがなくても、甲板鳥がいるから。
どこにだって連れて行ってくれるのね。
メーターが彼のご気分次第というところだけ難点。
たまにかかしのようにたっている
鳥の警察 まもりどり。
私たちの行く末を見守る。
行く末・・・?
ようやくスーツケースの民がふえてきた。
もう間も無く”行く末”。目的地。
椰子の木おでむかえ。
赤い花、ビール、ハイビスカス。
ああもっとたくさん思い出作ったのに。
にんじんしりしり美味しすぎたことしか
もう思い出せないのだけど。
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