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エッセイ 私の小説の書き方61 講評をいただいたあとの私の小説の書き方。どう変わったのか? 嘘を書かないこと。

☆写真は私のバルコニーから見えるカナディアンロッキー。やっと雪がなくなった。

長編を書き進めている。四百字詰原稿用紙100ページから150ページを目指している。プロットを先にきっちり作りたかったのだが、どうしてもそれができなくて、ごく簡単なストーリーだけノート1枚に作って、いきなり書き始めた。

50ページほど書いた。上手くストーリーはできていると思う。整合性はないけど、魅力はあると思う。
今まで書いた、短編や長編の断片を集めて、一つの作品にしたような感じ。

しかし、私の双極性障害から来る、ここ数カ月の不安感は酷かった。
遂に耐えられなくなってドクターに電話をしたら、たまたまキャンセルがあって、すぐ会ってくれた。
薬を目一杯増量してもらった。それでやっと書けるようになった。

抗不安剤の影響で、毎日よく寝ている。起きている時は書いていることが多くなった。それはとても嬉しい。
英文小説は夏休みにしようと思う。今は、この長編に集中する。

川光俊哉さんに講評をいただいてから、一番変わったことを書いてみようと思う。

それは嘘を書かないこと。

登場人物の気持ちになって、一度書いたことでも、これが本当に彼等が思ったこと、言いたいこと、したいことなのか、もう一度考えてみる。
そうすると、嘘が見えることが多い。

登場人物達の時間にそった、関わり合い、葛藤とか、成長とか、を今までより大胆に書いてみたい。
そして最後にはきっと、読者に、物語から引き出された、真実や希望を届けたいと思う。

適当に書き流すような、重要ではない部分も、ちゃんと考えて書く。
少しでも変だな、流れが悪いな、と思ったら、大抵、書かなくてもいいことを書いている。シンプルにするに限る。うだうだ説明しなくても読者は分かってくれる。

しかし、読者が知りたいことも分かってないといけない。そういうことを川光氏から学んだ。

書き始めた時は、まだ不安感がとても強い時期で、どうしてもきちんとしたプロットやキャラクターの役作りができなかった。だからいきなり書き始めるしかなかった。
100ページくらいなら、それでもいいかもしれない。200ページを超える作品を書こうと思ったら、きっちりした設計図が必要になると思う。

まだそれはできないような気がする。分からないけど。今のが終わったらまた挑戦してみる。

一句一句、嘘のないように書くというのは簡単じゃない。自分を正直にさらすことになるから。でも、それをこれからのテーマにしていきたい。

先日、作家の黒岩重吾のフィルムを見た。若い時、3年間重病に苦しんだ後、彼は小説を書き始めた。「苦しみこそが生き甲斐であること」。「全ての細胞で小説を書くこと」。それを目標に書いてきたそうである。


作家になるのは大変だけど、よく考えてみると、今の私ほど小説を書く環境の整った立場はないと思う。自然に恵まれ、面倒な家族はいない。それに、気温が25℃を超えることは滅多にない。あとは書くだけ。




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小説書き。生きづらかった日本を脱出して単身カナダへ。恵まれた自然の中でプロを目指して執筆中! 書いた作品は70作以上。短編はマガジンにまとめました。長編はこちらから⇒ https://ehappy888175296.wordpress.com/

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