見出し画像

エッセイ 私の小説の書き方㊿ BL小説を書いて、おたくファンを掴むには?

☆写真は埃っぽい春先のカルガリー

実は私は「おたく」だったことがない。しかし昔、友達がアーティストの、あがた森魚さんのファンをやっていて、周りに群がる彼等の生態を間近で観察することができた。彼のファンは、稲垣足穂、宮沢賢治、手塚治虫等のファンと重なるところがあり、私はその誰にも興味がない。

そうしたら、たまたま、ある漫画家のファンをやってらっしゃる、ふゆさんのnoteを見付けた。私が感じた、あがた森魚ファンおたく心理そのままだと思う。よく掘り下げられている。対象人物を神とまで崇める。私には理解できないんだけど。すいません。

腐女子おたく、ふゆさんのnote。凄く面白い。大傑作!

だけどさ、腐女子ファンを獲得するのってどうやんの? まず、ペンネームを考えてみた。今、本名使ってるんだけど、よく分かんないんだよね、自分だと。もっとデコレーションケーキみたいな名前の方がいいのかな? 馬鹿馬鹿しいか? 苗字は親のせいじゃないけど、名前の方はあんまり好きじゃない。なんか真面目っぽい。私の父は『文藝春秋』を購読し、石川達三ファン。下手に変えない方がいいか? あんまりBL作家っぽくないよね?

あとね、難しいのが、私のBLって、胸キュンシーンが少ない、というかほとんどない。どうでもいいし。それに、どっちが受け役とか年上がどっちとか、セックスの決まり事もどうでもいいし。プロット重視だから。あとね、まずいことに、好きな人が実はゲイだった、とかそういう、よくあるシチュエーションが嫌いなんだよね。そんなことが書きたいんじゃない。

じゃ、なんでBL書いてんの?

もう、面倒くさいから止めようか? 書いてて、たまたまBLになっちゃうだけなんだよね。私の小説の書き方は、まず一行のアイディアからスタートして、そっからプロットができて、ほとんど同時進行でキャラクターができていく。

主人公の性が決まった時に、相手役の性も決まる。その時までBLになるか男女の恋愛小説になるか分からない。

英語で書くと、もっとややっこしい、と言われる。日本語だと、「僕」「俺」が出て来た時点でジェンダーが分かる。「he」「 she」がなかなか出て来ない状況だと、最後まで主人公が男か女か分からないこともある。私の英文小説を添削してくれる人達は、それも面白いから、直さなくていいと言ってくれる。

それ考えると面白いよね。男女どっちか分からないのに、小説が成り立つ可能性がある。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

16

千本松由季 Official Blog

小説書き。生きづらかった日本を脱出して単身カナダへ。恵まれた自然の中でプロを目指して執筆中! 書いた作品は70作以上。短編はマガジンにまとめました。長編はこちらから⇒ https://ehappy888175296.wordpress.com/

エッセイ 私の小説の書き方 2019年

こんな日常からヒントを得る。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。