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心と体を調整するボディバランスクリエイターの中野利香さん

度重なる交通事故により自分自身と向き合う経験を通して、怪我をしない心地よい身体バランスづくりを提案する中野利香さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:
佐賀県
活動地域:福岡県・佐賀県
経歴:幼少期よりバトントワリングやクラシックバレエを習う。短期大学にて幼児教育や乳児障害児福祉を専攻。卒業後は、福岡市のバレエ学校にて2才〜大人までの基礎クラスを担当し、14年間バレエミストレスを務める。
交通事故で頚椎を痛めてリハビリを経験。その後、復帰は難しい状態から、健康でバランスの良い身体づくりの重要性を痛感し、ピラティスを始める。
現在の職業及び活動:現在はピラティス、バレエ等のインストラクターとして活躍中。自分の経験を生かし、怪我をしない心地よい身体バランスづくりを提案するレッスンを心がけています。
座右の銘:明日は明日の風が吹く

笑顔と元気の伝道師になりたい!

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

中野利香さん(以下中野):ボディバランスクリエイターとして、笑顔と元気の伝道師になりたいと思っています。
ピラティスに手技や調整セッションを加えることで、クライアントさんが一番心地よいバランスを見つけ、ちょうど良い感覚を繋げていき、それを維持するために筋肉をつけ感覚を育てるお手伝いをしていきたいです。筋肉と感覚を育てれば、もう一度痛くなることはないですからね。
のびのびとその人がやりたいことが出来る人生を応援していきたいです。
80才でホノルルマラソンに出る人もいるし、寝たきりの人もいます。それは、どれだけ自分の体に手間や意識を向けたかどうかだと思うんです。
そのために、共依存ではなく共同作業を通して、自分で管理できる身体づくりをもっと広げていきたいです。

後は、心と体が潤い整う初心者のためのバレエ教室も少しずつやっていきたいと思っています。
70才・80才・90才になっても心が躍る、優雅なエレガンスを感じ音楽にのれるバレエ教室!
私にしか出来ない形を今模索しています。

今年はしっかりリセットしてフラットにしていきたい

Q:その夢やビジョンを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

中野:実は、昨年までとにかく忙しすぎて休めていないので、先ずは自分を整え癒し緩める安らぐ時間を持とうと思っています。
自分が楽しく整っていてイキイキしていないと、人に元気も与えられないですよね。
そもそも「休みます!」と言えないタイプなんです。
母が厳しくて「こーしない、あーしなさい、これはダメ!」と言われて育ったため、自己肯定感が低いんです。
まだまだ自分がふらついていて、自分を主に出来ていないので、今年はしっかりリセットしてフラットにしていきたいです。

増やした引出しの質を上げる

Q:それでは、現在はご自身のケアーをしつつどのような活動をしていますか?

中野:グループレッスンと個人セッション(トレーニング・調整・ヒーリング・アロマ・音叉)を行なっています。
目の前のクライアントさんの身体が今より元気になって笑顔をつくれるためには、私に何が必要なんだろうと考え、引出しを増やすために今まで一つ一ついろいろなものを身につけてきました。今その質を上げるために、私自身はルーシーダットンを始めました。これはタイの動く瞑想で、脳の奥が緩み体も緩むんです。

また、2年前にエンパス体質(共感能力が高すぎて、人の痛みや心を感じすぎる)であることが分かり、それを調整するためにも天女ヒーリングを伝授してもらい実践しています。

* 天女ヒーリング
天女のエネルギーを取り入れて行う手当療法。
笑顔、思いやり、陽に生きることを大事にし、思いやりの心を育て、前向きな気持ちになり、自分も周りの人達も元気にするヒーリング。

バレエ講師の復帰が難しくなった際にピラティスに出会う

Q:そもそも夢やビジョンを持ったきっかけはなんですか?どのような発見や出会いがありましたか?

中野:子供の頃は、背が高くて引っ込み思案、おとなしいのになぜか目立つ子でした。目立つのが嫌で丸く猫背だったのを母が気付き「バレエをしたら姿勢が良くなる!」というので、10才からクラシックバレエを始めました。
バレエのコツコツ積み上げて体をつくっていくレッスンプログラムなどが私の性質に合い、ずっとレッスンは続けていました。

その後、短大を卒業してからバレエ講師として10年バレエを教えていましたが、交通事故で後ろから追突され頚椎を痛めてしまいました。
バレエ講師としての復帰が難しい状態になり、たまたま普段は見ることのないフリーペーパーを開いた瞬間『ピラティス九州上陸 体験会』が目に飛び込んできました。
今これをやったら、途切れていた感覚がもう一度繋がって甦ると直感しました!
教えて下さる井先生もステキでしたし、ピラティスはもともとリハビリとして考案されたものと知り、即養成コースを受け自分のためにライセンスを取ろうと決めました。たぶん導かれていたんだと思います。
そこから少しずつ復帰する中で今の土台が築かれました。

自分が一番不自由だった時に、捉え方を変えたところから全てはスタート

Q:その発見や出会いの背景には、どんな気づきがありましたか?

中野:バレエ講師をする中で、綺麗なバレリーナしか見ていなく、もっと綺麗にもっと上手に踊らせることにしか目がいっていませんでした。
それが4度の交通事故をきっかけに、その度に痛くて苦しくて動けない、もの凄く不自由な思いをし、これだけ人の心や体を蝕むことを知りました。その後の予定が全部ダメになり、やりたいこともできない、食べ物も美味しくなくなり、ずっと寝ていなければいけない本当は動きたいのに〜と、考えがぐるぐるループのように回り続けました。
そして、こんなに苦しい思いをしている人が他にもいるんだとはじめて目がいきました。
自分は悪くないのにこんなに苦しい思いをして、穴を開けたことを謝らなくてはいけない、迷惑をかけなければいけない、その本当に辛い体験から、痛くない体をつくりたい、不自由でない体をつくりたい、先ずは自分からそして人にも!
この道でいくと決めました。

またその頃、薦められた夏樹静子著「椅子がこわい」を読み大きな気付きも得ました。
200人以上の生徒を受け持っていましたので、治らなければいけないという気持ちが、余計に緊張を呼んで、首を固めロックして痛みを強くしていました。この時、心が体の痛みをつくることも知りました。
そこから、昨日出来なかったことを数えるのではなく、昨日よりは今日のほうが少し楽だよね、体が動くようになったよねと、出来るようになったことを数えるようにシフトしていったんです。
それからは、薄紙を剥がすようにほんの少しずつ体の自由を取り戻せるようになりました。

自分が一番不自由だった時に、捉え方を変えたところから全てはスタートしたんだと思います。

Q:最後に、リライズ・ニュースを読んでいる方へのメッセージをお願いします。

中野:80才過ぎても手を繋いで笑顔でスキップできる心と体のバランスをつくりましょう!

記者:人生100年時代に突入した今、最後までやりたいことが出来る人生であれるよう、自分で管理できる身体づくりの重要性を感じました!
本日はありがとうございました。

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中野利香さんの情報はこちら↓↓↓
⚫︎FB
https://www.facebook.com/profile.phpid=100004076004149

【 編集後記 】
今回インタビューを担当した池末・岩見です。
最大のピンチをチャンスに変えるしなやかさと勇気に感動しました!
クライアントさんの笑顔のためにひとつひとつチャレンジする姿勢がとても美しく、多くの方の希望になると感じました。
ますますのご活躍を心から応援しております。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36






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