今を味わう

実際に何かを行うことが出来るのは常に今です。

過去は過ぎ去ってしまったものなのでどうにもなりません。

未来は(現在から見ると)永遠におとずれないため何も行うことが出来ません。

過去はあったと思えるもの、未来はあるかもと思えるもので両方とも実在しないものです。

ですが過去からは学ぶことができ、未来を考えることで今何をすべきかの目標を明確にすることが出来ます。

これが出来るためには現在という立場にいることが前提です。

過去に思い浸ったり、未来に思い煩たりしている人は現在という立場を失っています。

これは現在を放棄していることであり、あまりにも勿体ない行為です。

現在の立場にいる人が重要視にしているのは今です。

過去や未来のことを考えることはあっても興味があるのは今、何をすべきかです。

良い未来をつくるためには今、何かをしなくてはいけません。

『過去も未来も今中』と言われるように過去も未来も今に生かすことで今と一体となります。

だから大事なのは常時、今に意識を向けることです。

エックハルトが言っている『今にありなさい』も同じ意味です。

私の師匠は『今しかないのだから、今を楽しみなさい』と言います。

今を楽しめる人はいつ、いかなる時でも楽しめます。

逆に言うと今を楽しめない人はいつまでたっても楽しめません。

皆さんは今を楽しみたいはずです。

いつも楽しみたいはずです。

ならば今という瞬間を真剣に、一生懸命生きてみませんか?

今を大事に出来る者がいつも、何でも大事に出来るんです。

それが自分を大事にし、また他の一切を大事に出来るのだと私は感じている次第です。

以下は日月神示の一文です。

あとペンキ画家のショーゲンさんの動画で今を味わうことについて話していた
ので紹介したいと思います。


日月神示
【黄金の巻 7帖】
一切の未来も一切の過去も、すべてが現在ぞ。中今ぞ。
このことわかるが善ぢゃ。
神はすべてを知っているのぞ。
現在は永遠ぞ。


【黄金の巻 95帖】
四季はめぐる。
めぐる姿は(ウズ)であるぞ。
(ウズ)は働き、上れば下り、下れば上る。この神示読んだ今が出船の港、神の恵みの時与えられているのぢゃ。
明日と申さず実行せよ。
明日は永遠に来ないぞ。
無いものぞ。
今のみあるのぢゃ。


【夏の巻 24帖】
すべての世の中の出来事はそれ相当に意義あるのであるぞ。
意義ないものは存在ゆるされん。
それを人間心で、邪と見、悪と感ずるから、狭い低い立場でいるから、いつまでたってもドウドウめぐり。
それを毒とするか薬とするかは各々の立場により、考え方や、処理方法や、いろいろの運び方によって知るのであるから、心せねばならんぞ。
「今」に一生懸命になりて下されよ。