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20年ぶりの全身筋肉痛にのたうち回る:怪我人初心者日記 その3

帰宅の道が遠く感じる

午後から出勤して、ぼちぼちと仕事して、同僚や通りかかる上司に驚かれたり労れたりしてるうちに、帰宅時間となった。

帰宅までの道がえらく遠い。

来るときは遠かったが、帰りは体がなれるかと思ったら全くそんなことなく、逆にすでに肩や胸の筋肉が悲鳴をあげ始めている。こんなの毎日続けられるのだろうか。

覚悟を決めてガツガツと松葉杖で進む。

運が悪く、今日に限って、妻が晩飯を用意できないので、駅までの途中にあるラーメン屋によって晩飯を食べる。店内ではできるだけ手前に座る。単に体力がない。食欲はちゃんとあるので、食べ終えて、体力の回復を見込んで再度出発。なんとか駅の段差もエスカレーターもクリア。

改札をもたつきながら通過して、エレベーターでホームに降りる。電車に乗り込むが、混んでいるのでドア横の手すりを握る。何かに捕まらないとかなりバランスが危うい。途中乗り換えたら朝ほどではないがラッシュ。普通の座席の方にもいけないし、運悪く最後方なので優先席もない。運転席の壁にもたれようにもすでにフィールディングしてるサラリーマンが数人。しかし、一人がどいてくれて場所は確保。とはいえ、松葉杖だとやはりちょっとのカーブやブレーキでバランスを崩す。1度、ひやっとするレベルでこけそうになった。普段は乗車直後は座れなくても、乗降の多い駅が3つほどあるので、そのタイミングで座れる可能性8割ほどなのだが、この姿では移動もできないので、仕方なしに立ったまま過ごす。いつもより疲れた。

帰りのバスは再最寄にはつかないので、バスを降りて数分歩く。これが遠い。もはや、体が限界突破なのだが、何とか自宅マンションまで。入り口から部屋までで最後の力を振り絞って帰宅。

自宅に帰ると、妻にまさか両松葉までなるなんてと呆れられる。

体力を使い果たしすぎて、その日はそのまま風呂にも入らずに倒れ込む用に就寝。

前身筋肉痛にのたうちまわる

翌日、布団から体を起こそうとしたが体が動かない。別に金縛りではない。全身がわけもわからないレベルに筋肉痛なのだ。

とりわけ肩から胸周りにかけて地獄のような痛みが襲いかかってきている。脇腹もまあまあやばい。そして、なぜか薬指を骨折をした左足の太ももまで筋肉痛に襲われている。つまり、体中が普段使ったことのない使い方に悲鳴を上げている。体を布団から起こすだけで覚悟がいる。立ち上がるのにもさらなる覚悟。そして、歩くのにも。脳内で僕の体は数千年の眠りから覚めるゴーレムのようだった。

起床してとりあえずシャワーを浴びることに。左足を濡れないように2重にビニール袋で覆って輪ゴムで留める。まあ過去の経験から言えば、たぶん、濡れるだろうけど。シャワーを浴びて念入りに体を洗う。シャワーが前身筋肉痛の体に突き刺さるが、期待したほどにはどっかに行ってくれはしなかった。風呂からあがって、足のビニールを取ると思ったよりは濡れていなかった。良かった。

今日の学び

1. 電車はできるだけ、優先席の位置に乗る。一度乗ったら車内移動はできないとおもえ。

2. 全身が筋肉痛になるのは覚悟する。ダイエットに期待しろ。


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