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ユベントスVSミラン【コッパ・イタリア準決勝2Leg】マッチレビュー

こんにちは。メランコです!コッパ・イタリア準決勝ユーベVSミランのマッチレビューを書きました!

結果は0-0でユベントスが決勝進出となりました。

ハイライトを見てから読むと分かりやすくなると思います!

【事前情報】

・1stLegは、ミランのホームで1-1のドローだった。

・イブラヒモビッチ、テオエルナンデス、カスティジェホの主力3人が出場停止

⇒ユベントス優勢

【両チームのプラン】

ユベントス

⇒ボール保持。リスク管理を徹底し、SBはあまり上がらせない。

ミラン

⇒守備からのカウンター狙い。

スタメン

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<ユベントスの攻撃パターン>

・サイドからボールを前へ進める。2CB+1SB+ピャニッチ+1IHでのビルドアップ。

・裏抜けは見られない。普段ならロナウドは狙うところだが、コンディションが万全でないのか、スプリントすらあまり見られなかった。

・フロントスペースに集まり、細かいパスでブロックを崩す。3トップ+2IHの5人でパスをつなぎまくっていた。

例)

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<レビッチの退場>

15分、ハンドによってユベントスがPKを獲得したが、ロナウドがこれを外してしまった。しかし、その直後のプレーでレビッチが一発レッド。情報量が多すぎる。

得点を取らなければならないミランにとって相当な痛手だった。

<ミランの超圧縮守備>

上でも説明した通り、この試合のユベントスの攻撃パターンは、フロントスペースでの細かいパス回しだった。これに対してミランのピオリ監督はある対策を打つ。

それが超圧縮守備だ。

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上のように、4-4の2ラインを中央に圧縮し、ライン間も狭めて、徹底的にフロントスペースを潰した。

これによりユベントスはゴール前でのプレーが減り、チャンスも作れなくなっていた。

しかし、ユベントスは0-0でも問題ないので、落ち着いたボール保持を続け、ミランに攻撃の時間を与えなかった。

1人少ない状況で点を取ることは非常に難しく、かつ点を取られたら絶望的になることを考慮すると、前半を無失点に抑えることを目的にしたこの対策最善だったと思う。

<ミランの攻撃>

51分、攻撃優先にシフトした。

MFのボナベントゥーラに代えて、FWのレオンを投入した。そしてボールを保持する攻撃を試みた。

・両SBが幅を取る

・2CB+3MFでのビルドアップ。両CBが大きく開き、べナセルがアンカーのような役割、ケシエ+チャルハノールが中央でパスを散らす。

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ビルドアップはうまくいったが、あまりチャンスに繋がらなかった。一人少ないこと・FW陣のプレースタイルによって、中央に受け手が居なかったのが原因だと考えられる。

・レオンとパケタを2トップのように並べ、その二人がフロントスペースでDFを引き付け、その裏をMFのケシエが狙うというパターンがよく見られた。

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だがこれも、守備陣の枚数に対して数的不利すぎたこと、ケシエの体力が切れたことにより、決定機には繋がらなかった。

<総括>

・運

ユベントスが運でも勝っていたと言える。1stLegでは、試合終了直後にハンドによって得たPKで同点に。2Legでは、得点にはつながらなかったものの、またハンドからのPK。さらに相手選手の退場。

強運だ。サッリ監督のゲン担ぎのおかげかもしれない。

・ユベントスについて

流石の試合運びだった。また、改めて選手のクオリティと層の厚さに驚かされた。

普段から見ているわけではないので何とも言えないのだが、普段からこの試合のような攻撃パターンなのだろうか?もしそうだとすると問題だ。今回のミランのような守備をされたら点を取るのはかなり厳しい。CLを勝ち抜くのも難しいだろう。セットプレーでの得点が取れれば問題ないが、セットプレーは、個人の能力に頼らざるを得ない。

監督はもっと攻撃の完成度を高める必要がある。

でも、選手のコンディション面とサッリ監督であることを考慮すると、個人的には問題無いと考えている。

・ミランについて

選手、監督はやれるだけのことをやっていたと思う。労うべきだ。

しかし、フロント(ガジディスCEO)は批判されるべきだ。

選手層が薄すぎる。これは、フロントが長期的なチーム方針を立てないことが引き起こしている問題だ。ピオリ監督も解任されるらしい。

ガジディスCEOの振る舞いに問題があり、イブラが失望していたというニュースというニュースまで報じられた。↓

https://news.livedoor.com/article/detail/18405413/

まずフロントを改善すべきだ。それが一番難しいのだろうが……






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