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『弾みをつけたい』アーセナルvsエヴァートン[プレビュー]【20-21プレミアリーグ第33節】

見事な快勝を挙げ、無事にベスト4進出を果たしたELから一転して、降格圏に沈む相手にリードを奪われ、"何とかセットプレーから同点に追いつく"という満足できない内容/結果に終わってしまった前節のフラム戦。

せめてポジティブな内容の試合にして、来週のミッドウィークに控えるELに向けて弾みをつけるたいところだ。

ただ相手は難敵エヴァートン。今シーズンは1度負けている。

難しい試合になることは避けられないだろう。


【エヴァートンの戦術紹介】

アンチェロッティの手数はメチャクチャ多く、全部紹介すると長くなりすぎるので、"格上であるアーセナルとの対戦"というのを考慮して、2パターンに絞った。

「格上に対しては"きっちり守備をしてカウンター"というスタンス」のチームだと思うので、守備システムに焦点を当てて紹介していく。


◯5-3-2

このシステムでの戦略は、「5-3-2で中央を閉じ、同サイド圧縮でボール奪取」というもの。

超強力なWGとSBを見事に完封していたリバプール戦が特に印象に残っている。

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この時と同じ守備タスクかどうかは分からないが、「5-3-2で中央を閉じ、同サイド圧縮でボール奪取」という戦略で来る可能性は極めて高いと思う。


◯4-4-2

(守備免除気味のハメスが起用された場合の4-1-2-3や、4-2-3-1も含めています。)

かなり守備的な4-4-2。今季第13節のマンチェスターシティ戦、失点こそ3だが、"ポケット"を封じられたシティがかなり苦しんでいて印象的だった。

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(自分も解説しますが、inamoさん、せこさんの解説がメチャクチャ分かりやすいので、そっち見た方が良いと思います。)

・inamoさん

・せこさん

●解説

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スパーズ戦プレビュー内で使った画像の使い回し。

"ポケットを突くために有効なニアゾーンラン"をさせないために、ボランチにそのランニングのコースを埋めさせるという守備だ。

………………

上で解説したように、ポケットを封じることは対アーセナルにおいてとても有効で、その上4-4-2ならば「カウンター→奪取される→もう一度奪い返す」という展開を多く作りに来ることも考えられる。

そう考えると5-3-2だけでなく、4-4-2の可能性もあるなぁと感じている。

アーセナルにとっては、前線からアグレッシブに来られた方が嫌な気もする。


【各システムの打開策】

◯対5-3-2

●ビルドアップ

ビルドアップで上手く押し込みためには、同サイド圧縮にはまらないことがやはり必須になる。

そのためには"CBの持ち運び"が重要になってくる。

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この形を作るには、まず3バック化が必須だということも忘れてはいけない。


●ゾーン3

相手が5バックの場合、ライン間(ハーフスペース)が事前に塞がれてしまうので、中央で起点が作りにくかったり、ニアゾーンランが通じなかったりと厄介。

そこで重要になるのが、"守備のバランスも取りつつ、5トップに+1できるかどうか"になってくる。

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左サイドは、ジャカがオーバーラップするのが自然だろう。

◯対4-4-2

●ビルドアップ

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●ゾーン3

上で紹介したようにこのシステムは、マンマーク気味の守備になるので"アスリート力"や"個人打開力"で勝てれば話は早い。

今のアーセナル攻撃陣なら出来てしまいそうな気もするが、戦術的なサポートも必要。

そのサポートとはコレ⤵

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inamoさんのレビュー内でも紹介されている、実際にシティがエヴァートンを攻略した際のものだ。

下のハイライト内のシティの2得点目は、この崩しの理想形になっているので、参考までにどうぞ。


●カウンター

前線からアグレッシブに来た場合には、やはりカウンターで刺したい。

カウンターで狙うべき場所は"オーバーラップしたSBの裏のスペース"。

サカをトップ下に置くと、「"中央→サイド"の対応が難しいダイアゴナルラン"からのドリブル突破」というものが作れて有効そうだと思った。


【予想スタメンとシステム】

エヴァートン

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4-4-2を予想。

アーセナルに対しては、5バックで受け身になるよりも、強気に"前線からアグレッシブにプレスをかけて、ショートカウンターで刺す"方がより良いと考えた。

また、ルーウィンも戻ってくるらしい。流石に即スタメンは無いと思うが、ベンチに居るだけでも十分怖い。

アーセナル

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ラカゼットが居ないとなると、ポストプレーに長けた選手がいなくなるので、ここ最近の3-1-6で両サイドで三角形を作るカタチは機能しなくなると考えた。

なので、ジャカ左SB起用ではなく代替案で臨むべきだと思う。

自分は、3-2-5に戻し、"左SBはソアレスで幅取りのタスクを与え、右SBはチェンバースで偽SBのタスクを与える"のがベターなのではないかと思っている。

(二次配置)

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ラカゼットの居なくなったCFだが、自分はマルティネッリを推したい。抜群のラインブレイクをこの試合でも見たい。

また、右SHにはウィリアンを推したい。

サカとのポジションチェンジで、逆足WGを置けると考えると、右SHは"右利き"の方が都合が良いと思った。


(対5バック)

このシステム/メンバーの最大の利点は、エヴァートンが442で来た場合には3-2-5でそのまま打開可能だし、メンバーはそのまま、対5バック仕様にも変更できること。

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………………

ここまで読んでいただき本当にあるがとうございました。

次回は、リーグ戦(vsニューカッスル)は休んで、代わりにEL2Legの記事を作ろうと考えています。

whoscored.com

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