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五月は憂鬱で余裕が足りない

亀みたいに動きの遅い月だった。幸せな時もあったけどやっぱりあんまり覚えていないのは日々が同じことの繰り返しだからだろうか。星が綺麗に見えなくなった。景色は浮かんでいた。いつ死んでもいいと思うようになった。でも自分から死ぬことはないと思った。やりたいことがなくなった。どうしてそんなにやりたかったのかわからなくなった。ただ夢が欲しかっただけなのかもしれないと気がついたら夢なんていらないと思って何にもしたくなくなった。この平凡で幸せでクソみたいな人生がダラダラと続けばいいのになと思った。


毎日日記を書く!って決めて、2週間以上は続いたんじゃないかな?スケジュール帳が苦手な私にとってそれは凄いことだった。凄いことだったんだ。だから書くのが辛くなってめんどくさくなった時にはもう書くのを辞めていた。映画を借りては観て借りては観ての繰り返しだった。アルバイトももう楽しくないし飽きたから毎日、私は働く機械!と言い聞かせている。

五月と梅雨の時期は季節のせいにしてみんな気が狂ったことにできるからいいよね。全人類私だったら人類は滅亡して違う動物が蔓延る時代がくるよ。タピオカが飲みたくなって仕方がなかった1週間ももう終わり。頑張っている人はどうして頑張るのだろう。やっぱりどうせ死ぬ人生何かをしたいのかなあ。それともただ好きなだけなのかなあ。また難しいことを考えているよ。毎日毎日同じ感情を持つことはできないと思っているから何かが少しずつ違うのだろうけど1ヶ月前と何が変わっているのかさっぱりわからない。あの頃のAKB48は可愛かったなあ。当たり前だけど今は変わってしまった。初めてじゃないグループには初めての雰囲気は出せない。

五月だから憂鬱なんだ。梅雨だから雨だから憂鬱なんだ。そりゃそうだよ。だって芽生えだし、花粉だし、なんか変な気温だし、低気圧だし、雨だし。人間の狂っちゃう季節なんだよ。仕方ないんだ。でもこのままだと一生このままだよ。じゃあどうしたいの。言ってみなよ。やりたいことなんてないよ。やりたいことはないと生きていけないの?あった方が生きやすいでしょう。目的に向かって進めばいいんだから。ゴールのない人生はただの生き地獄と同じだよ。夢を持っている人が肯定される世の中だからね。でも夢なんて持っている人の方が少ないよ。そんな言葉は聞き飽きたんだ、もう私は21になる。まだまだこれからじゃない。長生きしたってろくなことない。

もう何もかも面倒。就職したいよ。私なんてまだまだだって謙遜して生きている人間よりも私が正しい!って強情でもなんでもいいから信念を一つ持って生きている人間の方がまだ好きだ。(自分が正しいと思っている頑固者ではなく)。そういう人の方が実際は素直だったりする。可愛いねって言ってありがとうって言う人が好きだ。SexyZoneもパンクもロックも本も映画も音楽もテレビも服もコスメも好きだ。メロンソーダもチョコレートもタピオカも唐辛子も大好きだ。好きなものだけを愛でて生きている。だがしかしたまにそれさえも面倒だ。もう何もしたくない。このまま梅雨に突入するのが辛い。今年の夏は雨が多いと聞いて辛い。とにかく今の私に必要なのは可愛いワンピースと靴と鞄とメイク と髪型を身に纏うことである。


2019/5/31/眠る前

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