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#エモいってなんですか?〜心揺さぶられるnoteマガジン〜

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理屈ではなく何か感情がゆさぶられるそんなnoteたちを集めています。なんとなく涙を流したい夜、甘い時間を過ごしたい時そんなときに読んでいただきたいマガジンです。
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2019年6月の記事一覧

曇天

地元では大雨らしい。こちらは曇り空。敷き詰められた今日の雲は、週末までまだ1日残している人々の深いため息で作られている気がする。雨はまだ降らない。ため息のカタマリはただただ厚みを増していく。そこには、ため息に混じって吐き出したみんなの心の涙が溜まっている。そんなもの浴びたくないから、みんな色とりどりの傘を持つ。人がひしめくあの街は、何色の涙を流すのだろう。雨は神さまの涙なんかじゃない。れっきとした、僕らの涙だ。 曇り空の時ほど空を見上げたくなる。鉛色の切れ間から、白く淀んだ

泣くならちゃんと泣きたくて(週報_2019_06_28)

毎週土曜日と決めていた週報、5日遅れで投稿した6月20日を最後に遂に追いつかなくなってしまった。 書くことがないわけではない。 けれど自分の名前を書いて貼り出すには納得がいかない内容で、気ばかり急いて成果を出せずにいた。 こんな終わり方はかっこわるくて嫌だなあと仕事中にnoteを開いた。 (※ オフィスにツバメ のヒナが飛んでいるような大らかな社風です) 気付くとツイッターに1通のDMが届いていた。 ライターでエッセイストの吉玉サキさんからだった。 『今日って××来る