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240410_知るというのは良くも悪くも

何かを知りたいと思うことで自分の何かが広がっていくものですが、人間だとどうしても【良きものだけを知りたい】という願望があるものです。しかし、何事も表と裏があるのなら良きものだけを知るというのは不可能で悪い方向性を知ることも必ず含まれてきます。
ポジティブなものは進んで受け取れるけどネガティブなものは躊躇しますよね。しかし、ネガティブなものを拒んでいては物事の立体性を知ることができないので両の側面を受け止めるということは進化していく上で重要です。

この話は物事だけでなく人も同じで。あの人をことを知りたいと思ったら、いいことだけでなく悪く受け止めてしまうようなことも必ず出てきます。特に人の場合は生まれ育った年代とか環境とか家族構成とか絶対に異なるものでその人が持つ風習やしきたりも異なるものですから、その異なるものを否応なく見るときがあります。まあそのときに相手を理解するということが訪れると思うのですが。

となると実は仲がいいときほど相手が見えにくい知りにくいって状態になっているのかなーと思わないでもないです。よく相手の顔に近付き過ぎていると相手の顔の毛穴をドアップで見ている状態になると思いますが、この状態だと相手をわかってるツモリになっている状態でもはや顔の全容が解らない状態です。なので一歩引いて適切な距離感を持つ必要が出てきますが。互いに楽しみを持って接しているときはその人のごく一部を見ている状態で、全体のほんの些細な一部で。言ってみるなら日ごとの月の様相、満ち欠けのように様々な見え姿が人にあるものです。その様々ある姿の中には自分にとってネガティブなもの当然あるかと思います。

その時にそれを拒絶するのか受け入れるかでまた人間関係と言いますか、自分と自分との関係も変化していくのだろうと思います。

ヒビキアマカム


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