見出し画像

230718_宇宙卵の中の人間

人間は宇宙の卵の中で生きている。

実際のところ、その卵はどうやって作られているのか?

卵というからには外殻というものがある。

その外殻の創るためには
まず【果てがあるのか?】と思わず思ってしまうような無限に広がると錯覚してしまう広大な空間が必要となる。
そのような空間を作ることで【広大な空間にポツンと存在する自分】というものが出来上がって。

そして、もう1つは物質という謎めいたもの。
宇宙卵の中にいる人間はこの物質を幼児が遊んだりする行為、おままごとと類似するように物質とともに日常を過ごしている。
これが空間と結びついて物質空間と呼ぶ仮想上の空間を作っている。

んでその物質空間に自分以外の存在と思い込んでしまう他者という存在を出現させる。
他者も自分の肉体があるほうのエリアに対して視線を投げかけてくるので自分の背中側にも一種の物質空間があると思えるように自我に思い込ませることが可能となる。

こうやって自分と物質、他人、空間という要素を組み合わせることで何かしらの無限と思えるような広さのある広大な世界というイリュージョン空間を作ることが可能となる。
そのイリュージョン空間が宇宙卵と言って良いだろう。

人間がこの宇宙の卵の中ですくすく育っていくまでは、自分とは全く関係なく存在していると思い込んでいる世界、物質、他人、会社、社会がいるところで日々の生活を営む。
そしてなんといってもこの世界の特徴は無限の多様性である。

様々な物質、様々な人、様々な景色と兎に角、無限にバリエーションを持つものが肉体の視界に映るように出現するのである。
この無限のバリエーションを作りだす世界そのものが幻想というもので。

人類はやがてこの幻想イリュージョンである宇宙の卵の殻を破って出ていく必要がある。
その時期も刻一刻迫っている。

クリスタル・フラーレン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?