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230606_マニュアル人間は想定外のことにすぐ狼狽える

昔の伝統に守破離というものがありますが。

自分が解釈しているところでは守の段階では教えられたとおりのことを忠実に守り再現することがメインとなり、破の段階ではまた教えられたことを破っていき・・・みたいなステップになると思っているのですが。

最近の社会の仕事の傾向を見てますと、どうも守ばっかりのような氣がしてならない感じはあります。組織内で仕事に従事している人はひたすら誰かにマニュアルに教えられることばかりをやっていて。ちっともそこから進んでいかない感じ。

なので守で教えられていない想定外の現象が起きるとめちゃくちゃビビる反応を見せます。まるで機械が同じ動作を見せるような感じで決まりきった反応を見せます。兎に角、狼狽えビビる感じで。そして御決まりの【これ・・・どうすればいいんですか?】と誰かに聞きます。

まるでそれは【どうか私に新たなプログラムをインプットしてくださいまし】と言っているように見えてしまうところがあって。インプットしてくれたら、私その通りに動きますから・・・と言っているような感じ。

こうなってしまうのもしょーがないと思うのは、義務教育で暗記重視、正解は大概1つしかない、という限定された条件の中で頭を働かせることに慣れ過ぎてしまったことが大きいのではないかと。

不明なことが出てきたけど正解は常に1つしかありませんとか無意識に思い込んで行動している状態は甚だ不健全な状態だと思います。自然を観察していると、正解は常に1つしかありませんなどという思想が極めて歪んだ思想だということがわかってきますが、自然と乖離した都会の人間だとなかなかこれがわからないかもしれません。

答えを他人に出してもらうのも不自然ですし、思うに脳は【わからない】と思うことで次のステップに踏み出すような感じもあるので、この【わからない】と思う状態を経由するのも重要で、この経由を避けている人はいつでも機械のような反応を終生を見せるような氣がしています。

クリスタル・フラーレン


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