見出し画像

2022年WCS日本代表の後攻から捲れるルギアVSTARのデッキ構築

1.はじめに

このたびはこの記事を開いていただきありがとうございます。
YouTubeチャンネル「K Lab.」のケイ(Twitter:@kei_klab)です。
実績:2021愛知CL18位 2021PJCSベスト16 2022WCS日本代表
YouTubeチャンネルではmasato(Twitter:@masato_klab)とザキオ(Twitter:zakio_klab)に協力していただきながら主に対戦動画を投稿しています。

前回のゾロアークについて書いた記事が大変多くの方に読んでいただけて好評だったので、またCL前に自分が使う予定のデッキを紹介していければと思います。

今回は発売当初から使っていたルギアがだいぶ納得できる構築になったのでそれについて書いていきたいと思います。ちなみに今回の記事で言っているルギアデッキはかがやくリザードンやアメイジングイベルタル、ムーランドVなどのアタッカーを使うデッキタイプのことを言っています。2023年シティリーグS1で結果を残していたルギアとはだいぶ違う形になり(って言っても数枚違う程度ですが)、フリーやジムバトルでの勝率は8割以上勝てるぐらい完成度の高い構築になった自身があります。CL京都は落選してしまいましたが、当選していればこのデッキを自身を持って握っていたと思います。
ルギア使いの方から、ルギア対面が苦手な方もルギアがどんな動きをしてくるのかルギア使いの思考がわかり参考になるとは思うので、CLに出る方は特に最後まで読んでいただければと思います。
またデッキのレシピ、採用枚数、プレイングは有料とさせていただきます。
参考になったと思ったら拡散といいね、是非よろしくお願いします。

2.デッキの選択理由

ルギアの問題点としては、事故率の多さと後攻の捲る手段が少ないです。事故率は特にCLなどの大型大会では9回戦、2日目も入れるなら14戦、決勝も入れると最大18回試合をしなければなりません。(今のCLは1日目と2日目でデッキを変えられるので必ずしも同じデッキで18回戦わなければいけないというわけではありませんが。)優勝するためにこの中で負けていいのはたったの2回だけです。事故らず戦えた試合で全て勝つことが出来ても、ここまでの試合数をやれば必ず事故が起きてしまうのがポケモンカードです。構築の段階で出来るだけ安定度を上げて、タネ切れや何もできずに負けてしまう試合を減らすのは必須と言えます。その点でルギアは先行2ターン目にアーケオスを2体立てることが必須であり、その要求は決して簡単とは言えません。またデッキの特性上特殊エネルギーを14枚から16枚採用しなければなりません。エネルギーなので1ターンに一枚しか消費できず、再利用もできないためトラッシュすることも躊躇われます。デッキの四分の一が特殊エネルギーなのも相まって事故率は他のデッキに比べて高くなってしまいます。
もう一つの問題点の後攻をとった時の捲る手段も、ルギアが対面だった場合相手も同じことが出来るので、先行を取ったプレイヤーが圧倒的に有利とされています。今のルギア1強環境ではルギアに複数回マッチするのは絶対なので、そのためにはじゃんけんに勝って先行を取る必要があります。勝つために18回じゃんけんで勝ち続けるのは見聞色の覇気をルフィやカタクリレベルまで鍛える以外不可能です。(唐突なワンピースネタでわからない人いたらごめんなさい<m(__)m>)
こういった運要素が強いためルギアを敬遠してる人は多数いると思います。それでも運があれば勝ち続けることが出来るのがルギアデッキのパワーの高さのすごいところなんですけどね…

でも思ったんですよ…

安定度を上げて後攻でも捲れるルギアが出来たらそれが最強じゃね!!??って

もちろんそれが簡単にできたらみんなやってますよね。
自分もそれはわかっていたものの、人とは違うオリジナリティ溢れる強いデッキを自分で作りたいというカードゲーマーの性に逆らえず、ひたすらいろんなカードを入れて回してみました。
そんな中現実的にルギアと相性が良くて安定感を上げつつ、捲り札にもなってくれるカードを2枚見つけました。

3.キーとなる採用カード

そんなキーとなるカードがこの2枚です。

ネジキとふりそでです。
この2枚があることでルギアデッキの安定感と捲り力が段違いに跳ね上がりました。
この2枚を最大限生かせるように微調整を繰り返し現時点で完成形になったレシピがこちらです

4.デッキレシピ

ここから先は

4,136字 / 1画像

¥ 800

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?