映画感想文『名探偵ピカチュウ』 〜コイキングの哀愁〜
すみません、前ブログからの転載なので公開日とズレがあります。http://38emon.blog.jp/archives/17345017.html
『名探偵ピカチュウ』を見ました。
いやぁ、やはりハリウッドとポケモンには夢があるなぁと(笑)。
小さい頃にポケモンを見ながらみんなが思ったであろう
「もしもこの世界にポケモンがいたら…」
の世界観を見事に実現させた、夢溢れる作品でした。
「ピカチュウの中身がおっさん」という前情報を得たとき、
「なんか最近流行りの ”可愛い見た目⇆中身はおっさん” テンプレに乗せられたな」
とか思ったりしたのですが(生意気)、実際見るとそこにもそれなりの理由というか、グッとくるポイントがあったりするわけでした。
そして何といっても、ポケモンという2Dの存在を現実世界にいるように描くその実現率が高くてすごいです。
「本当に存在したらこんな感じの質感だろうな」というのが見事に描かれています。
子供の頃に夢見た世界を見せてくれる映画ということでは、私の中ではトイ・ストーリーに並ぶと言っても過言ではないかもしれません。
どの世代のポケモンファンでも楽しめるような、素晴らしい作品だったと思います。
なお、ポケモンの実現率という意味で、注目すべきはコイキングです。
闘技場的なところに置かれた水槽の中で泳いでいたのですが、ドタバタ騒ぎに巻き込まれて水槽から出されてしまいます。
その時のピチピチ跳ねる “生魚感” が、少しゾワっとするくらいリアルなのです(汗)。
コイキングの「はねる」って、こんなに虚しかったんだなぁと(笑)。