見出し画像

世界を変えられるのは、自分を変えられる者だけ

これはふと見上げた空に雪が散らつくような、11月のとある少し寒い1日の記録。
夢であってほしいような、夢じゃなくて現実であって欲しかったような、わずか10分にも満たない時間の想い出のおはなし。

ーー

以下は別の記事『バイヤー高橋氏の「坊主慣れしていただくライブ」に行ってきました、の話。』にて一番はじめに書き残していた記事の一部です。
ふと読み返して、あまりにも一方的な想いが綴られ過ぎていることに『行き過ぎてるな』と気づき、ざっくりと削除してきました。向こうの記事はXにてタグ付けしてしまったがゆえ、ご本人にも届いてしまう可能性がありましたので。流石にね。
それでもやっぱり、その時感じたことは書き残しておきたいしこんな気持ちにも共感してくれる人、自分に照らし合わせて好意的に見てくださる方もいればと思い、こうして別記事として残しておくことにしました。

ーさてあの日、イベントが始まる前。物販列に並んでいた私の目の前で、それは突然起こりました。聞き慣れた声と見慣れた総柄のシャツ。白い仮面とサラサラの黒髪。「今列どんな感じですか~?」カウンターの向こう、目と鼻の先。スタッフに確認をしているその姿は紛れもなく、私の推しであるその人でした。突然過ぎて一瞬何が起こったのか分からなかった。思わず目を反らしたけど、目の前から聞こえてくるその声はいつもスマホから聞こえてくる大好きな声そのもので、頭の中が真っ白に・・・。
ぎくしゃくしながらカウンターにいるスタッフに名前を告げて、物販を受け取ります。正直気が気じゃなかった。背中に届く、彼に気づいたファンの黄色い声。わたしも口から叫び声が溢れ出しそうだったけどなんとか堪えて、列の最後尾に並び直しました。
へ?え?なんでなんで?!!主催者ってこんなイベント前に外に出てくるもん??いや嘘でしょ、心の準備が!!混乱する中、柱の向こう側からよく通る声がさらに届いてきます。どうやら列整理までしてるっぽい??いやいやいや!!もう心臓が持たないから!!そう思ってたらなんと、ぐるっと回って列の最後尾までやってきました。ああああ目の前に推しが歩いてくる!!!!せっかく一旦落ち着いた心臓がまたバクバクし始める中、「この中で~、もう受け取ったけど追加で物販買いたいってひといますか~?」確かそんなことを言ってたはず・・・思わず手を上げそうになったけど、ここで目の前で立ち止まられたら死んでしまう。そもそも上手く喋れる気がしないし失態を犯して恥ずかしい姿を晒したくない。そんな気持ちが僅かに勝ち、手は上げられないまま去っていく背中をただ見送りました。後々思い返せば、これがたくさん話せるラストチャンスだったのだから、手を上げてればよかったってこれを書きながら今頃になって思ってます・・・切ない・・・!

ー以上が元々書いていた全文です。結果としてちゃんと写真も撮ってもらえましたし、一言でも言葉を交わせたのでそれについては満足しています。
でも本音を言うならもっと自分磨きに力を入れるべきだった。そこが何よりの反省点です。大好きな人と一緒に写った、宝物にしたかったはずの写真に写った自分はマスクをしていてさえも直視出来ないくらい、醜く見えました。情けなくて悔しくて、他の皆がSNSに上げている写真と比べてしまって、涙が止まらなかった。でもこれも自分の努力が足りなかったゆえのこと。自業自得です。
なので、実は自分であることを特定されなかったことに寧ろ安堵しました。だってブスな自分で記憶に残りたくないもんね。次こそは晴れやかな顔で名乗りを上げたい。
次の機会が来たときそれが叶うように、今からできる事、やっていこうと思います。
一番かわいい自分を見せようと努力できなかった。それは私の怠慢でしかなかった。
はじめは『今の自分のままを見てほしい』なんてカッコつけたことを言っていた自分を殴りたいです。もはや、そんなことはとても言えない状態なのに、気づかない振りをしてた。そんな現実に気づかせてくれた、そういう点で今回得るものはとても大きかったと思います。

感情のままに書きなぐる文章も、それはそれで思いの丈を吐き出すための訓練。申し訳ありませんが、これはこれで供養させてください。

もしこれを読んでくれた方にも素敵な推しさんがいるのなら、その推し活が、あなたにとって少しでも素敵な思い出をたくさん残せるものになることを陰ながら祈っております。
わたしのようにはなっちゃだめだよ。ね。

わたしも今度はもっとちゃんと努力して、
次こそはその時できる限りの『かわいい私』で
また、あの人に逢いに行きたい。

そのために、これから少しづつでも頑張りますね。
次はまたもう少し明るい話題をお届けできたらと思います。

それでは、最後に大好きな人の歌から一文を引用して。

『昨日のおれよりも今日のおれ
そして明日のおれのほうがすげえ』
ーbonkotsu/蓄積


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?