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双子妊娠中の話|切迫早産とTTTS



2023年に双子(一絨毛膜二羊膜双胎=MDツイン)を妊娠しました。
その後切迫早産になり、双胎間輸血症候群疑いと診断され管理入院をしていました。

当時はSNSで同じような境遇の人はいないか検索して、とにかく体験談や情報が欲しかったです。
少しでも誰かの役に立てたらいいなと思うので、自身の体験も記録として残しておきます。



【妊娠発覚】
妊娠9wの健診で双子妊娠が発覚する。
この時点で一絨毛膜二羊膜双胎と言われ
NICUがある市立病院を紹介される。

【15w頃】
羊水差を指摘されTTTS疑いと診断される。
1回/週で診察に通っていた。


【19w〜20w頃】
血流と羊水差をこまめにチェックするために
1週間市立病院で入院する。

【退院後】
2回/週で妊婦健

【22w1d】
体重/羊水深度
①(右:長女)530g/8cm
②(左:次女)400g/3cm

【23w6d】
妊婦健診にて切迫早産のため入院が必要と言われる。

A病院主治医👨‍⚕️「子宮頸管が1cmないくらい短くなってる。うちで入院中にもしTTTSが進行してもオペが出来ないから、都内にあるB病院を受診する?」と主治医から聞かれ受診を即決。

妊婦健診前日のお腹

23w5d

【この頃の症状】
・お腹はパンパンで胸の下まで圧迫されて苦しい(身長175cm)
・横になると肋骨が圧迫されて眠れない
・立っているだけでお腹が張る
・急激な体重増加(2〜3週間で2キロくらい)


「思ってたより早く管理入院になったなぁ」
「入院セット用意しておいてよかった」
「限度額認定証も早めに申請してた自分ナイス」
くらいにしか思っていなかった。

一旦帰宅して入院セットを持ち、夫の運転で都内のB病院へ向かう。

病院に着いたら産婦人科に案内されすぐに診察。

B病院主治医🧑‍⚕️「もう赤ちゃんの袋が見えてる。このままだとすぐに生まれてしまうから、今すぐに羊水除去をして、その直後に子宮頸管を縛る手術をします。1日でも長く赤ちゃんをお腹で育てるためにはそれしかありません。いいですね?」

この時の羊水差
①(右:長女)12cm
②(左:次女)妹3cm

こんな危機的状況とは知らず驚く自分と夫

その場ですぐ手術に同意した。
瞬く間に処置が始まり、2ℓ羊水が抜けた。
同時にマグセントの持続投与が開始。
マグセントは体の火照りや倦怠感、頻脈が辛かった。

そしてオペ室に直行し子宮頸管縫縮術を受けた。



術後はMFICUに入院して慎重に経過を診てもらい、幸いにも急を要するレーザー治療の適応にはならず。

しかしお腹の張りが強く妊娠期間中で計3回の羊水除去(1回で2〜2.5ℓ)をしてもらった。
羊水除去後はお腹が一回り小さくなって楽になった。
(圧迫がなくなってご飯を食べられる)

ただ羊水除去当日〜翌日は張り返しが強くなる。
張りを抑えるためにマグセントの投与量を増やしたり
リトドリンも合わせて点滴して張りを抑えた。

【23w6d〜26w0d】
B病院のMFICUで入院

【26w0d〜】
26wを迎えたら、いつ出産になってもいいように
県内のNICUがあるC病院に転院した。

受血児側は羊水を抜き、供血児側は羊水過少になっていないか毎日チェック。
血流や心エコーなどを頻繁に診てもらい、なんとか29wに突入。
二人とも体重1000gを超えた👶🏻👶🏻

29w2dの夕方に破水し陣痛がくる。
これ以上お腹で赤ちゃんを育てるのは難しいという判断で、29w3dを迎えた18日の深夜に緊急帝王切開になる。

①受血児(姉)1388g
②供血児(妹)1073g



ここまでが妊娠〜出産の記録でした。
そしてその後の出来事を以下の記事にまとめています。

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